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リフ・ラフ

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最下層の男と歌手を目指す女性との物語を描いたドラマ。

68年の「夜空に星のあるように」以来、なんと25年ぶりの日本公開となったK・ローチ作品。政治的には左派であり、映画にもその芯ははっきり感じられるが、教条臭い所は皆無。透明な眼差しと深いユーモアで市井の人々の日常を描くのが彼の作風であり、下層民を軽蔑して言う題名からもまさに、そのアイロニーは伝わる。グラスゴー出身のスティーブは刑務所を出て、ロンドンの建設現場に職を見つけるが、そこは全くの掃きだめ。賃金は安く、労働条件は最低だった。ある日、拾ったバッグを届けたことから知り合った歌手志望のスーザンと一緒に暮らし始めた彼。ケンカばかりの不器用な愛し方しかできない二人だったが、いつしか堅い絆を育んでいた。そんな時、スティーブに捜索願いが出ていることが分かった。彼の母親が亡くなったのだ…。働く者同士の暖かい連帯がそこはかとなく、若くふらつきがちの二人の愛を支えるさまが微笑ましく語られる。ローチ流リアリズムがそこにあるのだ。’91年カンヌ国際批評家賞他受賞。

詳細情報

音声言語
英語
字幕言語
日本語
制作年
1991
制作国
イギリス
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公開開始日
2014-12-02 15:00:00
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リフ・ラフの評価・レビュー

3.6
観た人
202
観たい人
477
  • 5.0

    ルネさん2020/12/21 15:08

    1991年。ケン・ローチ監督作品。 

    劣悪な環境で働く工事現場作業員の男が、拾ったバッグから歌手を目指す女性と知り合い恋をする物語。

    当時のサッチャー政権を痛烈に批判する、政治色の強い作品。シリアスな題材ながら、ダメな労働者たちの言動が面白くて、笑える部分も多い。

    救いのない日々の痛々しさが、観ていて苦しい。

    国の政策にも問題があるとは思うが、労働者たちももう少しちゃんと働いてほしい気もする。仲間の仇を討つべく行動する、ラストは圧巻。

  • 3.8

    カタパルさん2020/10/11 23:06

    イギリスの労働階級の悲哀を一貫して描き続けるケン・ローチ監督。90年代から多作になっていくのですが、その代表作の一つです。一言で言えば、相変わらず「すべて貧乏が悪い」なのですが、弱い立場のまま抜け出せない人たちは常にいる。

    刑務所を出てリノベーションの現場で働くスティーヴィー(ロバート・カーライル)。偶然に歌手志望のスーザンと出会います。スティーヴィーとスーザンは二人で幸せを見つけることができるのか?という話です。

    淡々とドキュメンタリータッチで労働階級を時にはユーモラスに描きます。しかし、ケン・ローチ監督なので基本的に救いはないです。現場は労働者に厳しい。文句を言えばクビ。事故で死ぬこともある。はっきり言って、割りに合わない仕事。でも、それしかないんです。歌手志望のスーザンだって、はっきり言って歌は下手くそ。売れる見込みは全くなし。まったく、どこにも、救いがない。

    ケン・ローチ監督作品って「自己責任」が叫ばれた1990年代にはあまりピンとこなかったと思うんですよ。労働者階級の悲哀はキャッチーなテーマですし、そこに同情する人たちも多くいたと思います。でも、多くの人は思ってた、「努力しないのが悪い」って。スティーヴィーだってスーザンだってもっと努力すればいいのに。そんな雰囲気が強かったのが1990年代だと思います。

    累進課税が弱まって富の格差が1980年代から広がりました。その富の格差が問題視されたのは2011年の「ウォール街を占拠せよ」くらいじゃないですかね。その後に出版され映画化もされたトマ・ピケティの『21世紀の資本』でようやく多くの人が気がついた。これは個人の問題ではなく、制度的な問題なんだって。これって、本当に最近のことなんですよ。

    貧困にハマったらなかなか抜け出せない。個人の力ではどうしようもない。スティーヴィーにもスーザンにも救いの光が見えない。救いようがないなら、最後はああするしかないですよね。

  • 4.2

    深緑さん2020/09/25 08:18

    土埃・砂埃の中のピュアネス。

    粗暴でいて優しい。

    搾取される側だけど、彼等には胸を熱くする連帯とバイタリティと生きていく技術がある。

    彼女のオーディションに単身乗り込んで、審査員に悪態つくシーン。
    カッコ悪いのに泣けてきた。

  • 4.5

    白さん2020/03/20 18:27

    ソ連をして「鉄の女」と言わしめたM.サッチャー首相が、1980年代に労働組合や産業カルテルなどの利益団体と闘争を繰り広げた(そして打ち負かした)時代背景がこの映画にはある。
    サッチャーの厳しい金融引き締め、利上げ、予算削減は当時のイギリスのインフレ問題を攻撃し、北海油田の生産ピーク時の原油価格高騰によるポンド高と相まって、イギリスの失業率は30年代以来の高さになった。不景気のドン底にあったイギリス労働者層の意識を描いている。
    そしてこの映画は開かれた国としてのイギリスも描いている。だからスコットランド人の政治的・経済的不満による越境だけでなく、移民(外国人労働者)も映してる。

  • 4.0

    hanadekaさん2020/01/04 16:26

    人生なんてそんな簡単に変わらない

    だからこそとても強く生きなきゃいけない

    それがとっても難しい、だからラストの火事が泣ける

    覚醒剤の打ちすぎで足の裏に刺すってのが、ファーナスと一緒

  • 3.6

    菩薩さん2019/12/17 02:12

    社会のど底辺でリフ・ラフに生きるネズミ男達の生き様。何故そうまで底抜けに明るいのかと言えば、底が抜けたところで既にそこは底なのよ〜んと言う開き直りの悲哀、もう笑うしかないってもんで。彼等は食堂に巣食うネズミを踏みつけにするが、彼等だって社会から踏みつけにされている。ネズミは金が無くたってどんどん子供をこさえて増殖していくが、人間は金がなきゃプロポーズにも首を縦に振れないし、当然子供なんて作れない。関係ないけど少子化対策と雇用の安定はセットで考えないとね、頼みますよ大臣そこんところ。民営化されて放置されたポロアパートの不法占拠、お金が無いから誕生ケーキは生クリーム無しのスポンジケーキ、待遇改善要求は即解雇、死んだって骨壺にも墓にも金はかかるしで結局散骨、これぞ労働者階級のリアリズムってとこか。マーガレットちゃんのボロクソ悪口から入る辺りがめちゃくちゃケン・ローチ(笑)だし、ラストの「怒り」への振り方がド派手で良いのだが、結局それはそれで自分達の首を更に締める事になるのだろうと考えるとやるせなさが募る。誰一人として夢は叶わず、リフ・ラフはリフ・ラフらしく散り散りになっていく。にしたって彼女が本当に歌下手過ぎて…そりゃダメだろよ…。メンタル的には優しめのケン・ローチ作品、けど本当にネズミ踏んでるっぽいからちょっとアレかな…。

  • 3.0

    lingmudayanさん2019/12/10 23:22

    グラスゴーに留学していたのでスティーヴの英語はスコットランド訛りが強くて懐かしく感じた。日雇い労働者なのに(と言っては失礼だけど)左派思想をしっかり語れて、パブでスーザンを助ける正義感も持っているラリーが一番印象に残った。あまりベタベタしないけど助け合いの心はしっかりある英国人たちの感じがよく描かれていたと思う。母親の灰を飛ばすシーンは不謹慎ながら笑ってしまった。

  • 5.0

    DONさん2019/11/20 01:48

    90年代の新生ケン・ローチの幕開けを飾る作品。猥雑でエネルギッシュ、そして烈火の如き社会批判の憤怒。
    ロバート・カーライルの若いカップルは互いに同じ台詞を言う。「もう少し私のことを信頼してほしい」。歌手を夢見る音痴な彼女が歌う「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・ウィズ・マイ・フレンズ」。「友達からのほんの少しの手助けがあれば、私は歌える」。信頼と助け合い。

  • 3.5

    Yさん2019/11/10 21:28

    Ken Loach監督作品でまだ若いRobert Carlyleが主演という大好物な組み合わせ。『リフラフ』というタイトルを初めて見た時に思い浮かんだのは“The Rocky Horror Picture Show”のあの登場人物。でも実際は英国の最下層階級の人々を意味する言葉だった。

    この物語は、客観的に見ると絶望的な状況にある登場人物たちがみな妙に明るく前向きで、それが逆にリアリティがあり、人々のための映画なのだと感じた。スーザンの個性的なファッションは好きだけれど、自分の身の回りに彼女がいたら正直なところ嫌いだと思う。90年代の空気感が良い。

  • 4.2

    魚醤さん2019/10/29 09:06

    ロバートカーライルが訛りの強い英語でクダをまくいてケンカするってその後のトレスポのベグビーさんではないですか!
    ヤク中はゴメンだ!ってその後の役を思えば笑ってしまった。

    人情コメディ演出とヒリヒリしたドキュメンタリータッチがケンローチだと思うけど恋愛シーンの瑞々しい90年代の雰囲気がとても素晴らしかった。
    恋愛シーン以外の建築現場ではほぼストーリーがなく、雇用主に冷たくされながらもシニカルな冗談をいいながら同じような毎日が続く。だからこそ恋愛シークエンスがオアシスのように映える。

    しかし、そんな毎日もケンローチの映画では保障されない。

    女優さんが歌が下手でリアルだった笑

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評価・レビュー

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    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

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