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生きものの記録

G

水爆の恐怖を凝視する男……果たして彼は真実の狂人なのか!? 反核のメッセージを色濃く出した野心作。

鋳物工場の経営者・中島喜一は、家族全員でブラジルに移住しようと、突然言い出す。原水爆と放射能に対して被害妄想に陥った喜一は、地球上で安全なのは南米しかないと主張。財産を処分してまで実行しようとする喜一に家族は猛反対、法律に訴えてまで阻止するが、追い詰められた喜一は驚くべき行動に出る……。製作当時、米ソの原水爆実験が激化。“核”に対する恐怖を軸に、反核のメッセージを色濃く出した野心作。三台のカメラで別々の角度から同時に撮影するマルチ・カメラ方式を採用。俳優たちにカメラを意識させることなく自然な演技を引き出し、深刻なテーマにより現実味を持たせ、現代の恐怖を突きつけた。

この予告編は本編の冒頭映像となっております。

詳細情報

音声言語
日本語
制作年
1955
制作国
日本
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公開開始日
2015-04-22 15:00:00
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生きものの記録の評価・レビュー

3.9
観た人
1223
観たい人
1066
  • 4.2

    ほそじまさん2021/04/15 21:32

    「水爆がやべぇ!日本はダメだ」と一家総出のブラジル移住を独断するジジィ。何トチ狂ったこと言ってんだジジィと当然一家は猛反発するが、当時は前年公開の『ゴジラ(1954年)』でも示唆されているように、各国で併発する水爆実験の影響が現実的な恐怖として特に身近にあった時代。つまりジジィの突飛な決断も一概に狂信的と跳ね除けられない情勢だったわけだが、そんな中で遠い死の恐怖よりも身近な居心地を選ぶ一家と、発狂して本当に狂っていくジジィの対比が皮肉的に描かれている。

    こういった類の人間が否応なしに陰謀論者(或いはよく分かんないけどなんか面倒くせぇやつ)なんて冷たく蔑まれるのは現代でも同じだが、一方で声の大きい者が世論を不必要に掻き乱しやすい時代にも混乱と犠牲が生まれるわけで。
    結局全てを正しい方に導ける人間なんている訳もなくなんらかの形でどこかに過ちは起きるのだから、遠い不幸やある程度の不穏さに目を逸らしつつ今目の前にある身近な幸せをしみじみと感じながら盲目的に過ごす、これぐらいの冷たさが人間には丁度良いんだ…なんて諦念染みた心境を持ったりもした。


    60歳のジジィを演じた三船敏郎は当時35歳、『七人の侍(1954年)』の公開翌年でバリバリの現役ハードボイルド漢な筈だが、どう見てもジジィにしか見えないのでやっぱり三船敏郎は凄いなと思いました。

    ラスト無言すれ違いの対比ショット凄過ぎる。

  • 3.5

    sugioseptemberさん2021/04/14 10:51

    いわゆる超大作ではないだろうし、黒澤映画の中では時間が短い方だから、と気楽な気持ちで観始めた。だが、内容やテーマが想像以上に多重的で重く、観終えたあとの気持ちはとても重苦しい。この作品にある、原水爆への恐怖心から家族総出でブラジルへの移住を進めようとする主人公の立ち振る舞いのようなことは、たとえここまで大きな問題でなくとも、我々の生活のどこかにあるのではないか、と思う。
    これは反原発映画というより、1人の気の狂った憐れな老人の奇行の顛末と、それに巻き込まれる常識人たちの言動を冷静に描いた映画だ。
    記録と題されたタイトルの通り、あまり感情移入をさせない客観的な視点なので、どちらの側に立つべきか、観る方によって変化するのではないだろうか。

  • 4.3

    としさん2021/04/08 14:36

    彼の気が狂っているのか、それとも恐ろしい原水爆の製造に狂奔する現代の世界が狂っているのか。 一代で財を築いた親父を財産目当ての子供たちとの争いが生々しく、核兵器を必要以上に恐れる親父もまた生々しい。 かなり重たいテーマに唸った。ラスト付近に精神病院の医者が言うセリフが印象深い。狂っているのはこのご時世に正気でいられる我々なのかもしれないと。 三船敏郎がしっかりと老人役を演じていてその役者力が一番の驚きだけど。

  • 3.5

    ご自由さんさん2021/03/26 18:25

    2015.06/26 鑑賞。
    題名からの印象と違うストーリー。志村の役が中途半端、題材が当時の時代背景(原爆投下10年、原爆·水爆実験、ブラジル移民)の中での切迫·強迫感のもとに作成されているが、現在ではより理解不可と思う 。結構黒澤作品には医者·医学に関する作品が多い。2年前には女を囲うてお盛んな男が何故、急に··? 有名な早坂文雄の遺稿音楽らしい。またエンドタイトル「終」後、2分間の真っ黒な画面に音楽(良い曲だった、タイトル有るのかなあ?)が流れる。こんな斬新で粋なラストがこの時代にあったのか!!
    2021.03/26 2回目鑑賞。
    かって観た記憶あり。
    黒澤監督作品にしては余り好みでない。三船の老人はやはり無理かある。子供4人、二号さん2人と子供2人なんと精力的! 
    設定は“13人の怒れる男”の3人版とも見える。ラストシーンの精神病棟階段は人間の優しさを感じる。

  • 4.0

    eba0123さん2021/03/24 16:03

    黒澤明監督作品15作目

    原水爆の恐怖に囚われてしまった父親とその家族を描いた社会派ドラマ。

    常に危機感を持っているのが異常なのか、目の前の恐怖に見て見ぬふりをして日常を生活しているのが異常なのかとかいろいろ考えさせられる。

    自分勝手で突発的だけど家族のことを誰よりも愛し守りたいという喜一の想いがとても伝わってきたから切なかった。

    先日観た「Fukushima 50」で在日米軍の人が唯一の被爆国だから危機感はないのか的な発言が思い起こされた。

  • 3.7

    うっちーさん2021/03/23 23:13

    この題材。この展開。
    原水爆を危ぶむ作中の父と、コロナの情報に敏感な我が家の父。
    考えさせられる。ちょい長いかな

  • 4.2

    しんめんさん2021/03/20 23:14

    何と皮肉的なラストなのでしょうか!
    そのラストシーンはまさに映画的で
    秀逸さを感じずにはいられません。
    何もしない、目を逸らしている我々の
    方が狂っているのではないか?
    非常に複雑な気持ちにさせる反戦映画。
    と言えるでしょう。
    と同時にエンタメ性を忘れていない
    黒澤明監督様はやはり凄いお方ですね。
    二郎演じる千秋実様に
    私は何だかイライラしてムカつきました。
    三船敏郎様が若かりし頃
    老人役を演じている凄みを
    是非とも見て頂きたいところです。
    遺産の話はやはり人間の嫌な部分を
    曝け出してしまいます。。。

  • 3.3

    ウニボンzさん2021/03/18 06:03

    見えぬ恐怖 3,11にも

    (恐怖→あの頃差別は実際にあったことで→原爆の時はもっと酷かったんだろな→見えぬ恐怖は人の心を荒ませる→それでも原発を再稼働させたいってなんなんだろ→技術を誇ってきた日本でcovid19ワクチンが自国生産できないってなんなんだろ→日本の闇)

  • 3.9

    noroyuさん2021/03/13 17:05

    水爆への恐怖から一家をブラジルに移住させようとする父親のキャラクターを媒介に、家父長制度の崩壊を描く。

    父親側か、家族側か、どちらに立っていいか、どちらが"正解"なのか、迷う存在としての志村喬を出すことによって、父親を"完全に狂ってる人"とは見せない、脚本上の仕組み。

    そして、ラストにああいうエグみを持ってこれるかどうかだ。

  • −−

    abeさん2021/03/12 21:49

    「8月の狂詩曲」もそうだったけど黒澤明の原発とそれを忘れてのうのうと生きる事に悲しみや,怒りみたいなものを感じる。

    戦後、原発に怯えて異常なまでの行動をとる老人と、それを煙たがる家族、どっちが狂ってるのかを描く。もし,今自分のおじいちゃんが原発があるから海外に逃げろと言われたらそれを受け止められるのだろうかと考えるとなんとも言えない。

    最後のほんとに狂ってしまった老人を見た時に胸が苦しくなった。

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    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

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