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どん底

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ゴーリキイの同名戯曲を江戸の長屋の話に置き換えた骨太の人間ドラマ。

江戸の場末の棟割り長屋には、自堕落だがバイタリティー溢れる人々が住んでいた。その中の一人、泥棒の捨吉は大家の女房と密通を重ねていたが、本当は妹のかよに惚れていた。ある日、長屋に巡礼の老人が現れ、人々に悟りきった事を説いてまわる。賛同する者も出て、長屋の雰囲気は変わり始めるが……。ゴーリキイの同名戯曲を江戸の長屋の話に置き換えた骨太の人間ドラマ。入念なリハーサルを行い、複数のカメラで一気に撮りあげるマルチ・カメラ方式による演出が頂点を極めた作品として絶賛された。それを可能にしたのは、芸達者な俳優をズラリと揃えたキャスティング。特に山田五十鈴の入魂の演技は最大の見所。

この予告編は本編の冒頭映像となっております。

詳細情報

音声言語
日本語
制作年
1957
制作国
日本
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公開開始日
2015-04-22 15:00:00
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時代劇・歴史劇邦画ランキング

どん底の評価・レビュー

3.7
観た人
1072
観たい人
706
  • 4.2

    kossさん2021/06/15 18:32

    谷底の長屋を示す高い崖、「どうせ吹き溜まり」とゴミを捨てる二人の坊主のオープニングから、作品世界に没入させる。これが黒澤。谷底の長屋に住むのは働いても報われないない者、働くことに嫌気がさした者、酒と賭事だけに生きる者、病気の女房の死を待つだけの者。貧乏人から搾取する者。かつては何者だったと言ってみても虚勢の強がり。谷底を抜け出る上の世界は登場せず、愚痴の応酬、罵声と喧嘩が繰り返される。救われない底辺の人々。底辺から娘を救おうとする男(三船)も父親と姉の嫉妬から父親を殺してしまい島流しに。ラストはテンツク囃子の大合唱。セットだけの密閉空間、多様される固定カメラと長回し、堕落した人間悲劇をパワフルに描く黒澤の非人生讃歌。どっこい生きてる!!

  • 3.5

    ピロシキさん2021/05/29 21:02

    ほぼ室内劇。室といっても穴だらけのあばら屋。物語の鍵を握る左ボクゼンが「助けてパパーヤー」といつ言い出してもおかしくないレベルで劣悪な生活環境。どん底からのどんな飛躍があるのかと思いきや最後の最後までマジでどん底で2時間わりと苦行だったけどラストカットのインパクトは、たしかに、すごい。踊るしかねえぐらい、笑うしかねえぐらい、現実が悲惨なのであれば、たんなる昔の映画と片付けることはできまい。

  • 4.0

    ハンダゴテゴテさん2021/04/26 10:33

    黒澤明監督『どん底』は崖の下にある荒れ果てた長屋に住まう「どん底」の人々を描いた群像劇である。

    この作品には明確な主人公や、大筋のストーリーは無く、住人たちの会話によって物語が進行する。それぞれの住人は理由は違えど人生、もしくは社会の「どん底」にいて、そこから抜け出そうとしたり,自分の現状を悔んだり、かと思えば開き直ってその暮らしを酒と博打でごまかしながら謳歌していたりする。さらに、中盤までは長屋の外にカメラが出ることはなく「どん底」外の世界や、そこから出て行った人間の様子は一切描写されない。あくまで「どん底」という場所を描いているのだ。

    この主役のいない物語の中で、作劇上のキーパーソンになってくるのが、新しく長屋にやってきた謎の老人嘉平である。彼に住人たちが各々の身の上を話し、抱えている悩みを打ち明けることで,観客は彼を通して、それぞれのキャラクターの理解をより深めることができる。そしてこの嘉平はテーマ上でも重要な役割を担っている。他の住人達はある程度なぜ人生の「どん底」にいるのか理由が語られるのに対し,彼だけは、はっきりとした背景が語られない。さらには一人だけ他人に対する思いやりを持ち合わせており、病床で苦しんでいた鋳掛屋の妻に「あの世は良いところだ」と優しく慰めたり、酒毒で舌が回らなくなった役者にそれを治療する寺があると助言したりする。その言葉はどれも根拠のないものだが、住人達はその言葉によって救われたり、考えを変えたりする。だが彼は終盤の混乱の中で、姿を消してしまう。仏のような人格者に見えた嘉平も後ろめたい物を抱えた人間であり、いうなれば彼は、社会における宗教のメタファーだったのだ。

    演出面では全体的にコミカルな雰囲気で,題材に対し重苦しくなり過ぎないように工夫がなされているが、要所要所では「どん底」の悲哀を生々しく表現している。冒頭では、崖上から子供たちにゴミを投げ入れさせ、観客に一発でこの長屋がどのような意味を持つか説明し、鋳掛屋の妻が亡くなった場面では、死体を直接画面には映さずに、長屋の一角を暗くする事で「死」を演出している。
    また、前述のように殆ど長屋の外にカメラが出ないので、全体的にどこか閉塞感が漂っており、さらには住人が外に出て行った後に直ぐに場面転換せず、誰もいない部屋に風の音を重ね、シーンのメリハリをつけつつ、不意に重苦しい空気感を演出している。
    終盤の大家の家に住民たちが集結してくる場面では、長回しのカットの中で、カメラを移動させそれぞれの住人がとる行動を連続で見せ、1つのシーンの中で様々な人間模様を演出している。

  • 3.0

    eba0123さん2021/04/17 14:53

    黒澤明監督作品17作目

    荒れ果てた長屋に暮らす社会の底辺に生きる人たちの人生模様を描いた群像劇。

    俳優陣の演技はとても迫力があって圧倒される。癖のある喋り方をする人が多くて黒澤映画の中でもかなり何言ってるのか分からなかった。

  • 4.2

    としさん2021/04/13 17:22

    貧乏長屋に住むどん底の人間たちが織りなす落語の演目のような話だが、食うに食えないにも関わらずどこか気楽に生きてるので悲壮感はなく楽しそう。 特に「コンチクショーのコンコンキチ」から始まる祭囃子が実に楽しそうで心地良い。 嘉平のとぼけっぷりも良く捨吉も存在感たっぷり。 黒澤明っぽい移動の多いカメラワークがない代わりにカメラの多く使って同じ場所で舞台演劇のように演出してある。

  • 4.0

    Rさん2021/04/10 22:17

    学生時代に1回だけ観た黒澤明監督『どん底』を久しぶりに鑑賞。学生時代にはつまらなく感じた映画だったが、改めて観ると、なかなか演劇的な作品に見えた。
    この映画、「二度目を観ることはない」と思っていたが、先日(11月3日)の香川京子さんのトークショーで「黒澤明先生とは『どん底』から何本かご一緒させていただいて…」と香川さんがおっしゃっていて「あの映画で香川京子さん、どこに出ていたっけ?」と気になっていたところに、先日ジャン・ルノアール版『どん底』を観たので、「黒澤明版と見比べるのも一興か…」と思って観た。

    さて、この黒澤明版は「どん底感が凄く」表現されており、一般人が暮らしている場所よりも更に低い場所で傾いている長屋に住んでいる人々たちを描いているが、人々の着ている服がこれまた物凄く汚い。時代はチョンマゲ時代(江戸時代)。

    長屋の大家(中村鴈治郎)とその妻(山田五十鈴)は、コソ泥(三船敏郎)をそそのかして盗みをさせては懐を肥やしている。
    長屋に住んでいるのは、元役者というヨイヨイの男(藤原釜足)、元岡っ引き(上田吉二郎)、鋳掛屋の男(東野英治郎)、夜鷹だった女(根岸明美)、飴売りの女(清川虹子)、遊び人(三井弘次)など個性あふれる人々だが、そこにフラリとやって来たお遍路(左卜全)が素晴らしい魅力を見せる。この左卜全は、本当に素晴らしかった!
    そんな中で、「はきだめに鶴」というような存在で出演していたのが香川京子だが、役柄は大家の女将(山田五十鈴)の妹役。しかし、三船敏郎が最初は山田五十鈴とイイ仲だったのに、三船が香川京子に好意を持ち始めたことで、この姉妹は仲が悪く、山田五十鈴は香川京子の髪の毛を掴んで振り回すほどの喧嘩をする。この時に山田五十鈴は香川京子に向かって(一瞬だが)つばを吐きかける場面が見られるが、香川京子の自伝によれば「夢中だったので憶えていない」そうである。

    この映画の難点は、他の黒澤映画と同様、怒鳴り声が一部聴き取りづらいことであろうか…。

    それにしても、こんなに面白い人間ドラマが描かれていたとは驚きだった。
    学生時代には判らなかった魅力が伝わって来た黒澤明監督作品である。

  • 2.5

    ぱなさん2021/03/15 23:03

    まさにどん底の世界
    余りにもピュアすぎる


    この世の中で嘘が悪いとばかりは限らねえよ
    また真がいいとばかりも限らねえ

    どんな悪党も誰かにゃ好かれてるものさ
    だがその誰かもいなくなったらもうおしまいだと言うのさ

    薬のつけようもねえ奴を不憫に思ってのことだよ
    この世の中にゃ嘘でつっかい棒しなきゃ生きていけねえ奴もあらあ

  • 3.8

    BOBさん2021/03/11 08:16

    江戸の町外れにある"どん底"のような貧乏長屋を舞台に繰り広げられる群像劇。

    「この世の中、嘘がわりぃとは限らねえし、真がええとも限らねえ」

    とりとめのない会話の中に、数え切れないほどのドラマが詰まっていた。確固たるメッセージがあるのではなく、観客それぞれが自由に感じ取る作品だと思う。

    舞台劇のように個性的な登場人物たちが長屋を出入りする。特に主役は存在しない。三船敏郎の登場シーンも少なめ。

    リズミカルな掛け合いが面白かった。漫談を聴いているような感じ。聴き取れない会話もあったが、1つ1つの言葉に力があった。

    "地獄の沙汰も金次第♪仏の沙汰も金次第♪トントンチキチキトンチキチキ!トントンチキチキトンチキチキ!"
    ラストの踊りが傑作。

    「ごろーろっぷ」「そうは問屋が卸さねえ」「おっと合点承知之助」「3遍回ってわん」「亀の甲より年の功」

    176

  • −−

    BONさん2021/03/02 23:16

    第31回キネマ旬報ベスト・テン 第10位、女優賞(山田五十鈴)、第12回毎日映画コンクール美術賞、男優主演賞(三船敏郎)、男優助演賞(三井弘次)、第8回ブルーリボン賞 技術賞(村木与四郎)、助演男優賞(三井弘次)受賞作品…という表彰通り、黒澤作品のオールスターの俳優陣によって固められた豪華なキャストに、本作はマクシム・ゴーリキーの同名戯曲を翻案、舞台を日本の江戸時代に変更して文字通りどん底で生きる人間たちの人生模様を描いた群像劇。

    少し前にジャン・ルノワールの『どん底』(1936)も鑑賞したが、ジャン・ギャバンとルイ・ジューヴェの二大スター共演で、2人に強くスポットライトが当たっていたように感じたので、本作は割と原作に忠実なのではないかと感じた。ただ、ルノワールは一筋の希望や優しく愛に満ちたものと対照的に陰惨なのかと思っていたが、こちらも思ったより明るくてエンタテイメント性を感じた。

    ボロの長屋を経営する貪欲で残忍な大家、泥棒、大家の妻、奴隷のような扱いを受ける妻の妹、老人など、社会の最下層の人々が住む渓谷の長屋とその敷地という閉鎖した空間で繰り広げられる人間劇。大家の妻も妹も三船敏郎演じる泥棒のことを愛しており、泥棒は妹を愛している。貧困に直面した人間たちのモラルの退廃に、ゴーリキーの原作でいう「ルカ」役の老人が現れ、ひと時の安寧を感じていく登場人物たち。

    厳しい事実を淡々と描きながらも、滑稽なコメディが混在し、社会の最底辺にいる者たちがどうにかして厳しさと向き合って生き続けていく様子を見せつけられた。

  • 3.6

    坂田安吾さん2021/03/02 23:04

    開始5分で言葉が聞き取れずギブ。字幕で鑑賞。

    どん底なのにみんなよく酒を飲む金あるなあと思ったり。

    絶対具合悪くなる色の酒でした。 

    どん底、それ以外言葉にできないくらいどん底でした。

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評価・レビュー

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    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

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