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芸術か、ワイセツか? 日本中に賛否の嵐を呼んだ谷崎潤一郎の最高の問題作を、市川崑が完全映画化!

古美術鑑定家の剣持は、老化と精力の減退に悩んでいた。 ある夜ブランデーに酔って風呂場で倒れた妻・郁子を、娘・敏子の恋人・木村に介抱させ寝室まで運ばせた。 また、郁子の寝ている間にあられもない姿を撮影したフィルムの現像を託す等、木村を介しての刺激を求めるのだった。 この奇妙な4人の倒錯した愛欲の世界の果て、とは。

詳細情報

関連情報
原作:谷崎潤一郎
音声言語
日本語
制作年
1959
制作国
日本
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公開開始日
2015-11-20 15:00:00
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鍵の評価・レビュー

3.7
観た人
912
観たい人
633
  • 3.8

    めしいらずさん2021/09/13 17:38

    其処此処が暗い日本家屋の中で繰り広げられる心理サスペンス劇であり、シニカルなコメディである。妻も娘も若き掛かり付け医にぞっこん。性と嫉妬の妄執で生に縋りつき老いを遠避けんと目論んだ老人だったが、結局はそれが祟って孤独の中で死にゆく哀れ。通い女中の不穏な暗躍。彼の死を気にも留めない三人は相応の仕打ちを受けることになる。己の欲望にのみ忠実な者たちは如何にも人間的。強い女たちに手玉に取られる老人の無様さと、彼女らをカメレオンのような変わり身の早さで手玉に取る若者の卑劣さ、美醜の妄執から逃れられない女たちの鮮烈な対比。心の内が読めない女中の不気味さが最後に効いてくる。黒白のコントラストが美しい画。谷崎文学のニュアンスとは違いドライでシニカルな味わい。実に市川崑らしい傑作。
    再鑑賞。

  • 2.9

    masatさん2021/09/09 14:15

    谷崎映画の最高傑作としては、この『鍵』となるのだろう。
    原作に負けない市川=和田夏十のアダプテーションは見事。映画なりな展開とエンディングが待ち受けていて、面白い。また市川特有の編集のカット捌きは、目を見張るものがある。

    以上を認めつつ、増村=谷崎作品に無性に惹かれるのは何故なのか?
    Filmarksの私のスコアは
    『刺青』(66)3.5
    『卍』(64)3
    『鍵』(59)2.9
    とした。
    当然、映画史的には増村より市川の方が上である。増村は、異端と位置されている。
    しかし、だからこそ、此らが創られた50年代後半から60年代を経て、様々な人間の素顔、即ち裏の顔が描写された約70年を経て(それらのシャワーを浴びた我々が)いま此らの作品を見つめると、異端は時代をより超えて、輝きを増し、その妖しさに魅了されてならない。
    映画は、結局、その“いかがわしさ”が勝ち、時代を超えて、その性質(性癖)が剥き出されていればいるほど、フィルムに焼き付いていればいるほど、観る者を沸き勃たせ、より胸を打ち、後戻り出来なくさせるのだ。
    それを観てしまったら最後・・・と言う瞬間を持つ恐ろしいメディアなんですね、映画は。

    そして、日本最高峰の撮影監督・宮川一夫が、本作、市川・鍵と増村・刺青、両方に股をかけているのが面白い。どちらも圧倒的な光と影のコントラスト、完璧な動きとフレームだ。さらに言うと、本作は静謐な品の良さが美しく、『刺青』の方は、より残虐で荒々しい。両監督の性質によって、その性癖に合わせたかの様な、まるで違う美意識を、その画に激らせ、発揮している。

  • 1.5

    Rさん2021/08/26 11:22

    1982年4月9日、東京駅近くの八重洲スター座の「市川崑特集」で鑑賞。(2本立て)

    京マチ子がエロかった場面が印象的だった映画。

    谷崎文学が理解できない小生には、「よく分からん世界もあるもんだな」と思った次第。

  • −−

    けんたろうさん2021/06/11 20:37

    結局貞操の鍵はかけてゐたのか、気になるおはなし。


    覗き合ひと探り合ひ、憶測と妄想。想像力は嫉妬を、嫉妬は性慾を掻き立てる。
    下品と上品との垣根を越えた、陰翳の妙、漂ふ妖美。市川崑、矢張り美しい。

    さうして、裡の裡で繰り広げられた目には決して見えぬ戦ひは、まさかの展開で幕を下ろした。
    きつと男がどれだけ思索を巡らしても、女のそれには終ぞ及ばないのだらう。さう悟つた束の間の衝撃。だが、これ以上の終り方はあるまい。
    まあ然し、仮初乍らに保たれた体裁は、ひどく悍ましかつた。果して、幸せとは一体。

  • 2.5

    lingmudayanさん2021/06/09 19:36

    中村鴈治郎が家に入ろうとするところで唐突に画面を止めたり、仲代達矢に気味の悪い動きをさせたりする演出が奇を衒っているような感じがしてどうも気に入らなかった。

  • −−

    富井さん2021/06/04 22:19

    こういう暗いけど軽い、絶妙な雰囲気すごいな、めっちゃ良い

    鑑賞後「陰翳礼讃」を読み、今作に出てくる部屋の暗さ、人物の翳りを思い出した

  • −−

    若大将オーウェンさん2021/06/04 11:06

    NTRで興奮して若さを保とうとする変態のおっさんと、それを分かりつつも瞳の奥はひたすら虚無の仲代達矢の変態っぷりを楽しむ作品。

    京マチ子が茹で上がった状態で見せる白い肌とか見えそうで見えないところがすごかった

    霊柩車が3台連なるところは笑った

  • 4.1

    ナカザワさん2021/06/03 21:02

    全員なに考えてるのかわからなくて(わかるけど)、マジで怖い。みんなそれぞれ隠し事してま〜す、なあるある設定かと思いきや、それぞれの思惑が全部バレてることを全員が知ってて尚且つ隠せているテイでいきましょう、という謎の連帯感。大人の高等技術すぎてお子ちゃまには理解できん。なんなの。原作読も。
    唯一犯罪を犯した北林谷栄が一番の善意の人という皮肉も込みでシュールすぎ。

  • 4.4

    砂場さん2021/06/03 20:43

    俳優ってすごいな、、、尊敬します
    まずはあらすじから

    ーーーあらすじーーー
    ■インターンの木村(仲代達矢)医学的な老衰の説明
    木村は剣持(中村鴈治郎)を診察する、かなり血圧が高い。ここに来ていることは妻には内緒、パンツを下ろし注射をする
    今晩お宅にカラスミを持っていきますよ
    ■数時間後妻、郁子(京マチ子)は病院を訪問、主の剣持がここに来ていることを知る。
    ■外で敏子(叶順子)は木村に昨日コンサートに来なかった件を詰る、木村は仕事があってと謝る
    ■剣持は古美術鑑定の大家であった。その夜剣持の家に訪問した木村、郁子も交えてカラスミを肴に夕食を取る。
    仕事で剣持が少し中座した時に、郁子と木村は楽しげに大爆笑、
    それを廊下から覗く剣持、さらにそれを部屋から覗く敏子
    飲みすぎた郁子が席を外し随分経つ、心配した剣持が家中を探すと風呂で寝てしまっていた、裸で気を失っている郁子をタオルで拭く、君も早く拭いてくれと木村に指示する
    ■剣持は妻の裸を撮ったフィルムを木村に渡し、これを現像して欲しいと頼む
    ■敏子は母である郁子の写真の件を木村から聞かされる
    ■剣持はめまいでふらつく、医者からは高血圧で絶対安静ですよ
    ■剣持と娘の敏子の夕食、郁子の木村に対するいやらしい態度を敏子は好きではなく剣持と口論になりカッとなった剣持は箸を娘に投げる、敏子は出て行く
    ■子美術の鑑定仲間を大勢家に呼んで食事中、剣持はよく知る仲間の名前を忘れ記憶が飛ぶ、、10分待ってくれ、と焦る。
    ■女中のはなが按摩をよび、剣持の全身をマッサージ、剣持はもう自分も先は短い、そろそろ二人の結婚の日取りを決めて、早く孫の顔でも見たいという
    ■郁子は剣持に木村のことを感謝する、、本当の女になったような、あなたが導いてくださったおかげです、、
    ■この家はなんか変、剣持を世話する小池看護婦はこぼすと女中のはなもほんまにそうどす
    ■剣持はもう身体の自由が効かない、しかし郁子に裸になれと命じると郁子は裸で剣持の傍に立つ、今そんなこと思ったらいけません、、郁子は剣持の病状を案じる
    ■あくる日郁子が見ると剣持は死んでいた、死んだ、ニヤリと微笑む郁子
    剣持の死後、家が抵当に入っていたことを知る。また家中の古美術は全部預かり物だった、敏子は郁子とはなの会話から、はなが農薬を棚に置いたこと知る。その農薬で郁子を殺すつもりだった。
    紅茶に農薬を入れて母に出すが、飲んでもなんともない。色盲もはなは農薬を間違えないように別の缶に
    移しておいたのだった。


    <💢以下ネタバレあり💢>
    ■はなは農薬を取り出すと、サラダのドレッシングに混ぜ郁子、木村、敏子に出す。変な味がするといい木村はテーブルに突っ伏して倒れる、、薄れゆく意識、なぜ自分なこんなことに、、敏子も倒れ、郁子ははなさんまた間違えたのねと言いながら倒れる
    ■葬儀社が車で三人の遺体を運ぶ
    警察は郁子の日記を確認している、警察では自宅も抵当に入り骨董品もほとんど借り物であったことから
    生活苦による心中事件として捜査を終えようとしていた
    はなに動機はありませんし、、、はなは何遍も申し上げたように、私が殺しましたんですが、、というが警察はボケ老人だと思い取り合ってくれない、
    新聞には、郁子、敏子、木村の死は原因は経済破綻か、と書き立てる
    ーーーあらすじ終わりーーー



    🎥🎥🎥
    市川崑は谷崎潤一郎から原作の権利を買い取って映画化したらしい、それだけ本作に入れ込んでいるのだ。
    名コンビ脚本の和田夏十の筆が冴えてあのラストになった。
    原作の権利を改変することも織り込み済みで買い取ったのだろうし、市川崑&和田夏十の作品になっている。原作ファンは違和感を感じるかもしれないが映画としては興味深いブラックコメディとなっている
    第13回カンヌ国際映画祭で審査員賞をミケランジェロ・アントニオーニ監督の『情事』と同時受賞というのが面白い。二作とも近い雰囲気もある。

    中村鴈治郎の存在感は素晴らしい、太い黒縁メガネのフレームの影が顔に深い陰影を落とすのであるが、そのメガネの奥で謎のぎらついた眼光、ひょこひょこと歩く後ろ姿。
    京マチ子とは、小津安二郎『浮草』での共演が同じ年の1959年。こんだけ濃い二作で同じタイミングで共演ってすごいな、、、普通の人間なら精神が崩壊しそうな、、、、

    仲代達也と叶順子はヴィスコンティの『山猫』のアラン・ドロンとクラウディア・カルディナーレのような歪んだ関係性で叶順子の相手を睨みつける表情はすごい。

    北林谷栄は名脇役であるが本作ではとんでもないシフトチェンジに加担している。

    監督と脚本はもちろんであるが、俳優のパワーを強く感じる一作である

  • −−

    KMNさん2021/06/03 16:32

    とにかく気持ち悪い。
    原作とはやり口が違うけど、あの時代にすでにNTRの手法が確立していました。
    お手伝いのはなの出しゃばらないながら芯を曲げない意地悪なキャラクターがスカッとする。

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    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

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