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残菊物語

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芸に精進する役者と、彼を支え続ける女。巨匠・溝口健二監督による、映画史上に残る愛の名作!

明治時代初期の東京。人気が出て天狗になっていた二代目・尾上菊之助は、義弟の若い乳母お徳に自分の芸を批判され、そこで自身の名声が義父である五代目・尾上菊五郎の威光によるだけのものと気づかされる。やがて菊之助とお徳は心通わせるようになっていくが、周囲は身分違いの恋を危惧してお徳を追い出してしまう。絶望した菊之助は家を出て、大阪に出て芸を磨こうとするが……。

詳細情報

音声言語
日本語
制作年
1939
制作国
日本
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公開開始日
2016-01-15 15:00:00
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残菊物語の評価・レビュー

4.3
観た人
770
観たい人
1039
  • 3.5

    櫻イミトナさん2021/04/19 23:56

    蓮實重彦と木下千花が非英語圏史上ベスト1に,淀川長治が邦画史上ベスト3の1本に挙げている。ストーリーは蓮實重彦と木下千花が非英語圏史上ベスト1に,淀川長治が邦画史上ベスト3の1本に挙げている。ストーリーは「役者の男に尽くす女性」という語り古された定番悲劇。映像の殆どは、舞台芝居を豪華なセットと沢山のエキストラの下で撮る溝口監督いつもの手法(必然的に長回しになる)。戦前作品のため荒れたフィルムと雑然とした街頭の雰囲気が日本の都会の原風景を思わせる。

  • 3.9

    rpmu90377さん2021/04/11 14:54

    尾上菊之助(二代目)は、尾上菊五郎(五代目)の息子として生まれ、将来、歌舞伎界の大名跡を引き継ぐことが約束されていたが、実力が伴わず、役者としての評価は芳しくない。周囲の人々は彼を御曹司としてちやほやもてはやしてはいるが陰では「大根役者」と嘲笑している。そんな中、尾上家の若い女中・お徳から努力不足を指摘された菊之助は、彼女の誠実な言動に心を動かされ、二人でなら役者として精進していけると、両親に結婚したいと申し出るが、身分の違いを理由に大反対されてしまう。菊之助は名門の看板を捨ててお徳とともに家を出てしまう。

    「残菊」とは晩秋・初冬まで咲き残っている菊の花のことで、タイトルは美しさの中にも力強さを秘めた女性をイメージしてつけられたものだろう。この作品の中のお徳は、常にか細い声で語りかけるか弱い女性の雰囲気を漂わせているが、その実、菊之助をなんとか一人前の役者にさせてやりたいという一心で、彼に苦言を呈したり、自分たちを別れさせようとする菊之助の母に対して自分の考えをはっきり伝えたりする力強さを持った女性として描かれている。世間知らずの若い役者が、裏方に徹した薄幸の女性に支えられて、歌舞伎界の一大名優になって行く過程が興味深い。

    芝居小屋、料亭、道頓堀、駅のホームなど、人でにぎわうシーンが随所に出てくるが、主演俳優が熱演しているうしろで、かなりの数のエキストラが当時の人々の生活の様子を生き生きと再現している。溝口健二監督のこだわりが細部まで行き届いていることが手に取るようにわかって面白い。

  • 3.9

    ぼけっと映画さん2021/04/05 23:17

    純粋に封建的なストーリーには残念ながらあまり没入できなかった。大根役者がこんなドサ回りして芸達者になるなんてあるのかな…などと思ってしまったし。

    それでも2日がかりで観たのは、やっぱり画面がドラマチックだったり物語に反して前衛的だったからだと思う。
    3人で喋ってるのかと思ったら急にもうひとりいることがわかったりする。画面が全然客観的じゃなくて、見せたい景色を強い意志で示してるような感じ。

    で、人物が遠くて全体的に顔がわかりにくいのもあとで思えば物語であることを強調する意図だったのかな、舞台を観るときの距離感みたいな…って考えたところで、制作者はこのストーリー自体とも語り手として冷静に距離はとっているという腹づもりを感得した。なので最初に帰ってそこは腑に落ちました。

  • 4.5

    グッチーさん2021/04/04 22:41

    公開が1939年と知り、かなり衝撃を受けました。
    最近のリマスターの技術が素晴らしいのか、専門的なことは分かりませんが、こういう作品が現代でも見れることに感謝です。

    話の筋的には、オペラ「椿姫」の影響がかなり強いと思いますが、歌舞伎の世界を中心とすることにより、日本風となっており、日本人に馴染みやすいと思います。

    映画を見ていると、何故だか昔読んだ山本周五郎の「虚空遍歴」を思い出しました。
    時代も設定も何もかも違いますが、多分この映画が好きな人は楽しめると思いますので、参考にしていただければと思います。

  • 3.9

    めまいさん2021/04/04 22:36

    溝口健二の最高傑作とも言われる作品。
    デジタルリマスター版なのだけれど、マジで何を言っているか分からない。昔の映画って何でこんなに言ってること聞き取りづらいんだろうな。

    ストーリーは結構テンプレ。80年経った今でも通じるほどの普遍性のあるストーリーだと思う。かつて日本にあった身分の差や健気な程に夫を支えるお時、映画では肯定的に描きづらい部分を美しいものとして描いている。この辺は、少し「風立ちぬ」に通ずるものがあるかも。

    ある程度映画の知識がないと十分な凄さは伝わりにくいかと思う。

  • 4.2

    noroyuさん2021/04/02 15:52

    これは泣いてしまう。

    何かを得るには何かを失う。
    人間、幸せがあれば一方で大きな不幸も待っている。と言うふうにバランスが上手く取られているのかもしれない。結局、生きるのってツラいよネ。

  • 4.1

    GONさん2021/03/31 22:14

    キレッキレのロングショットが冴えまくる。
    ストーリーは前半はめちゃ面白くて中盤のネガティブ展開で失速して、終盤の展開で持ち直したってところかな。ショットが素晴らしい分画質がすげー悪いし声も聞き取りづらい。これでリマスター版なんだから、リマスターじゃないバージョンはどんだけ観づらいんだ

  • 4.5

    めざましさん2021/03/22 23:21

    巨匠溝口健二の映し出す、悲劇とも言える恋愛映画。
    身分の違う恋と一筋縄ではいかない厳しい役者の道を芸術的にスクリーンに映し出している。菊之助の性格は、人間的弱さを含め非常に人間らしく思え、それがより一層の、お徳という人物の存在を際立たせている。
    カメラワークが非常に美しく、ワンシーンをワンカットで撮っているため、画面外の演技や小物に一切の抜かりがない。

  • 4.4

    ぱねさん2021/03/12 19:50

    歌舞伎役者・尾上菊之助は、五代目菊五郎の養子で、彼には菊五郎の跡目としての将来が期待されていた。菊之助の芸における実力はヒドイもので、父・菊五郎の息子「菊之助」という名がなければ、彼の芸を讃える者はいない。家名だけで彼は芸を披露し、周りの人間は上辺だけの称賛を送るのだった。しかし、菊之助の弟・雪三の乳母であるお徳だけは、包み隠さず彼の不出来な芸を指摘し、その上で心から彼の芸が磨かれることを願うのであった。そんな純真無垢で真っ直ぐなお徳に、菊之助は惹かれていき....

    溝口作品は『山椒大夫』『雨月物語』に続き3作品目の鑑賞。1939年の映画とは思えないほどのクオリティで、この頃から溝口健二は完成されていたのだ、と思い知らされた。
    まだ溝口作品は3本しか見ていないが、これら全てに共通していることがある。それは映画の中で「犠牲」が描かれる、という点(しかも3本とも犠牲となるのは女性)だ。また、主人公(3作品とも男)の精神的支柱となる強い女が存在することも共通点のひとつだろう(個人的には『山椒大夫』の安寿が大切なキャラクターだ)。
    淀川さんも日本映画で最も好きな作品に本作をあげており、時代を超えて我々の心に響くものがある、そんな映画だと感じた。

  • 3.6

    ピンフまんがんさん2021/03/09 18:16

    「ざんぎくものがたり」最初140分長そうだななんて思っていたけどなんのなんの、強烈なお話。ホントに、ロミオとジュリエットの感覚です。昭和初期の歌舞伎座でのお話で、日本映画が初めて世界に銘打ったといってもいい、今でも強烈な印象を与えてくれます。長廻しカメラワークも活かされております。海外では、女性に対して自己犠牲を払わせる社会に対しての批判という解釈が主なのだそうです。基本この監督さんはそういうのが主軸なのですね。そしてこの監督さんはいつもラストシーンが強烈なのですが今回も見事にやってくれましたね。観終わってからも暫く動けませんでした。そして演技もみんな素晴らしくて強烈。実は演技に関してもメッチャ厳しいお方だったそうで。
    途中、パソコンがある!?みたいなシーンがあって驚きましたが、あれは単なる鏡だったようですε-(´∀`*)。

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    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

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