お知らせ

閉じる

非対応デバイスのため、動画を再生できません。

対応端末
  • 再生する

残菊物語

G

芸に精進する役者と、彼を支え続ける女。巨匠・溝口健二監督による、映画史上に残る愛の名作!

明治時代初期の東京。人気が出て天狗になっていた二代目・尾上菊之助は、義弟の若い乳母お徳に自分の芸を批判され、そこで自身の名声が義父である五代目・尾上菊五郎の威光によるだけのものと気づかされる。やがて菊之助とお徳は心通わせるようになっていくが、周囲は身分違いの恋を危惧してお徳を追い出してしまう。絶望した菊之助は家を出て、大阪に出て芸を磨こうとするが……。

詳細情報

音声言語
日本語
制作年
1939
制作国
日本
対応端末
公開開始日
2016-01-15 15:00:00
シェア
お気に入り
レンタル・購入440円~

レンタル(2日間)

アプリでDL可
標準画質(SD)
440
ご注文手続きへ
アプリでDL可
高画質(HD)
550
ご注文手続きへ

キャンセル

ドラマ邦画ランキング

残菊物語の評価・レビュー

4.2
観た人
939
観たい人
1265
  • −−

    Tちさん2021/11/27 15:03

    撮影技法が噂通りすごかった。家屋の奥行きを目一杯使って、人物を配置することで、当時の地位の差異が嫌でも伝わってきた。女性と男性の占める空間、貧富差の空間等。時系列ごとに長回しされてることで栄華と凋落のコントラストがより強調されていたり。美術と衣装の差異強調の凝りようもすごく、すげ〜〜〜という目でみてしまいプロットをあまりみてなかったわね...

  • 3.5

    ハルさん2021/11/13 19:05

    儚げなのに芯のあるお徳が美しい。
    戦前の日本でこんな映画が撮られていたんだなぁ。観ることができて良かった。

  • 5.0

    スローモーション男さん2021/11/03 16:56

     素晴らしい👏
    ほとんど非の打ち所がない完璧な映画だと思います。

    戦前に制作された溝口健二の「残菊物語」
    歌舞伎役者、二代目尾上菊之助と女中、お徳の悲しき愛の物語。

    仕来たりや家柄が嫌いな菊之助は親と別れ、自分で有名になることを選ぶが旅芸人一座へと転落していく。それでも彼に尽くすお徳。別れてもいいから菊之助が有名になることを最優先で行動する。
    ひとりになり、ひっそりと泣く姿😢

    とにかく現在ではこのような男性に尽くす女性はステレオタイプの女性像だと批判されそうですが、それでもまっすぐなお徳のひたむきさに感動します。しかも、自然な流れでこの女性を描く溝口健二が凄い…。

    この映画は基本的にロングショットの引きの画を多用し、3.4分の長回しを巧みに使う。これが素晴らしいです。カメラの動きと固定ローアングルで撮る、歌舞伎のシーンはじっくりと見せ、移動ショットは短い時間で分かりやすく。

    さらにこの映画は一瞬で1年後や4年後に時間が進むため、テンポが早いのです。だからこそ長回しをしてもダレることがないと感じました。

    ラストシーンでは悲劇的に終わりますが、それでも彼らの心はいつも愛で燃えています。舞台の上に乗り、襲名を歓迎されている菊之助。そして遠くの家からそれを聞くお徳。
    美しい…。

    誰かを信じて愛し続ける素晴らしさを教えてくれた映画でした!

  • 3.8

    Kさん2021/10/25 13:04

    巻物を手動で流すようなオープニングクレジット。長回しの1シーン1カット。台詞はところどころ聞き取りづらい。正直な感想を述べるお徳とそれを聞く菊之助が二人でゆっくりと歩く道がものすごく自然。角度が見やすい。横の広がり。スイカの種をかんざしで取る描写を初めて見た。場面が変わっても音楽は繋がっていて空間の連続性を感じさせられる。菊之助がフレームアウトしてもカメラは動かず、そのまま奥の二人を映し続けるシーンが印象的。フクロウの鳴き声。劇中劇の歌舞伎シーンは長め。船乗り込み。古い作品ながらカメラワークを含め今に通じる表現が多くあって驚いた。ストーリー的には日本らしさが詰まっていたように思う。見られて良かった。

  • 3.5

    おーちゃんさん2021/10/23 23:31

    死ぬまでに観たい映画1001本より545本目

    日本の古き良きロミジュリですね。
    これはあらすじ読んでおいて字幕ありで観たかったです。
    何て言ってるか分からなかったので雰囲気で察する見方( ̄▽ ̄;)

    でも、雰囲気味わうだけでも心地よい。
    タイトルかっこいいし、俳優さんたちの名前もかっこいい。
    ちなみに花柳章太郎さんは人間国宝です。

  • 3.9

    アノさん2021/10/18 22:34

    再見。ショットもセットもかなり決まりまくっているが溝口ベストというほどではない気も…。婦系図とほとんど同じようなシナリオで辛気臭いし、芸道モノなら成瀬に軍配を挙げたい。
    名古屋公演後に独り帰宅した森赫子の影画が怖い。

  • 4.3

    okawaraさん2021/10/13 01:25

    「許されざる恋」を捉える画面は障子の端や調度品に縁取られ、観者に背徳的な窃視感覚を迫る。その縁取りは徐々に画面を侵食し、終いには簾越しの覗き見へと転化するが、それはもはや悪徳ではなく、見守るという美しい行為として劇的な昇華を見せる。えも言われぬ映画的快楽…!

    しかし自己犠牲でドラマを成立させる作劇態度は、時代という言い訳を立てるとしても、批判的に受け止めるべきだろう。

  • 4.4

    津軽系こけしさん2021/10/03 18:43

    この愛が叶うならば


    【失われた作品たち】

    戦前の日本映画というと、失われたフィルムは数知れず、今なお研究者たちはそれを見つけ出すため奮闘の真っ只中である。その中でこの残菊物語が現存していること、またそれを我々が簡易に視聴できることは、先人の冥利に尽きる。

    【長撮りはお家芸】

    そんな恩恵に甘んじまくって溝口健二版「残菊物語」の視聴に至った。やはり、ここにも封建社会へのアンチテーゼ的な語りがあり、男女の関係も「山椒大夫」の厨子王と安寿の関係に似ている。
    しかしなんといっても長撮り主体の撮影技術が驚異的であり、被写体と日本家屋との奥行き関係が妙。室内そのものではなく、その構造に沿ってゆくような描写が続き、心理状態を「距離」と「影」と「縁」の妙で明かしている。

    【まとめ】

    少々台詞が聞き取りずらいところもあったが、39年の作品の中でもすごく出来上がった印象である。そして歌舞伎に関する見地も養ってみたいと思った。

  • 3.9

    Ricolaさん2021/09/26 01:32

    身分違いの恋の苦しさや葛藤がテーマであるが、それらを構図や人物の動線など、キャラクターの演技以外の演出の観点からも表現されている。
    それはさすが溝口健二らしい手法と言えるだろう。

    作品の主題である恋とそれを描く演出の流麗さに魅せられ、さらに花柳界の華やかさをも十分に堪能できる作品である。


    演出においてまず一つ言及したいことは、覗き見るような構図が多いということである。
    例えば前半のあるシーンでは、料亭での様子を屋外から映している。
    菊之助の悪口を話す人々の前には、格子戸のようなものが前にあって、様子がはっきりとは見えない状態である。
    そこから右へとカメラは動き、人物が部屋に入ってきたことを確認する。
    そこからカメラは左へとぐんぐん進み、部屋の外にいる菊之助をカメラはとらえるのだ。
    また、菊之助とお徳でスイカを切るシーン。菊之助が包丁でスイカを切り、それをお徳がおさえている。
    食べるときにも一緒に同じ空間で行うことを菊之助はお徳に促すのだ。
    その様子も、台所の戸棚やまな板が彼らの手前にある中で、カメラはやはり少し離れた位置にある。

    次に、覗き見るというよりは、一定の距離を置いたカメラによる演出についてである。
    例えば前半のシーンで、劇場の上下の階を、ショットで分けずにカメラを動かして映すのも、遠くから観察するような視点が強調されているからだろう。
    また斜め上から下を見下ろす構図も見られた。
    劇場の天井から床に座る人々をとらえ、そこから主役の二人のいる方へカメラを向ける。その彼らに第三者が話しかけると、彼らの反応とそこからの展開を見せるために、ショットが切り替わり、カメラの位置も下へと移るのだ。
    このようにカメラが徐々に近づくことは、捉える状況が全体から細部へ移っていくことと完全にリンクした、お手本のような演出と言えよう。

    そして最後に、追いかける菊之助についてである。
    菊之助の親がお徳を彼から遠ざけても、彼はお徳の元へたどり着き、自分の気持ちを告白して彼女の手を握る。しかし彼女はそれをそっと振りほどき、立ち上がって顔を背けたまま彼のもとから少し離れたところで座り込んでしまう。
    このシーンにおいては、菊之助は追いかけることはしなかった。
    しかし、ここでお徳が彼から「逃げよう」という意思を見せたにも関わらず、菊之助は実際に追いかけるのである。
    それほどまでの覚悟と愛情を菊之助は持っていたということだろう。

    許されない恋を、ドラマティック過ぎずに登場人物の感情を丁寧に描き出した作品であり、そのおかげでより胸にくるものがあった。
    特にあまりに美しくも切ないラストシーンがずっと目に焼き付いたままである。

  • 5.0

    taさん2021/09/23 00:34

    信じ難いまでに研ぎ澄まされたこの作品を過不足なく形容しうる言葉が存在しないという事実を前に、言語の不完全さを呪いつつ愕然としてしまう。
    あらゆる構図が、カメラの移動が、微かな所作が、声や物音が、映像においてしかあり得ない世界をつくりだすそのとき、その虚構性によって私たちが安住する現実世界は崩壊し、虚構が現実を超えた現実になる。俺は多分、映像世界に入り込むことさえ許されないまま、この世とあの世の狭間で宙吊りにされるという狂気的な経験をしたんだと思う。圧倒されすぎて観終わったあと体調を崩した。

レビューをもっと見る
(Filmarksへ)

評価・レビュー

レビューを投稿してください。

    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

    サブジャンルで探す

    カテゴリで探す

    俳優・女優で探す

    キーワードで探す

    ランキングで探す

    リンクがクリップボードにコピーされました