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風花

G

文部省のエリート官僚。女は30過ぎの風俗嬢。帰る場所のない女と男と…浅野忠信、小泉今日子共演のロード・ムービー。

満開の桜の樹の下で目覚めた男と女。男は文部省のエリート官僚・澤城廉司。女は30過ぎの風俗嬢・富田ゆり子。澤城はエリートながら酒を飲みだすと止まらず、必ず記憶をなくす。いまは酒で失敗し謹慎中。この日も、ここがどこなのか、隣の女が誰なのかさっぱり分からない。しかし、ゆり子の話では、彼女の故郷北海道への5年ぶりの帰郷に付き合うと約束したらしい。状況を把握できないまま澤城はゆり子とともに北海道まで旅をすることに……。

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風花の評価・レビュー

3.8
観た人
70
観たい人
135
  • 4.0

    継さん2021/03/28 16:47

    地主と小作人の差別的な主従関係の中, 二代にわたって報われぬ恋に翻弄される親と子を描いた物語。

    和紙に毛筆で書いたスタッフロールが流麗で,
    ソフトのパッケージ↑はモノクロですが, 信濃路の田園風景や雪を頂く北アルプス(?)が美しい, 1959年製作の「カラー作品」です。


    戦中〜戦後の, 恐らく日本中にあったであろう小さな農村が舞台。
    『陸軍』を観て, この人が撮った映画は全部観ようと心に決めた木下恵介監督作品。

    大地主(祖父母)と, それに逆らえない無力な長男夫婦&小作人達と, それに抵抗する若い世代を,
    ・没落しようがあくまで家(体面)に執着して他者に高圧的に振舞う者
    ・それに逆らえず不本意ながらも従って住まう者
    ・それに抗って結果的に出て行く者
    ーという風に、本作は表層で身分違いの恋を描きながらその裏では,
    「家」への思いを各3世代で描き分ける事によって, 戦中〜戦後当時の(軍国主義的な)風潮とその未来へ向けて何事かを言わんとするかのようにも見受けられました。


    🔁
    序盤に「十九年前」と一度だけテロップが出るのを最後に, 以降ストーリーは不案内なまま過去⇔現在を自在に行き来するプロットで展開。
    捨雄(すてお↓※注)の赤ん坊時代から学生時代, 更に18歳となった姿をシームレスに観せる手さばきに驚いていると, 話は一度二度と過去へ立ち返り, 同じ場面を異なる角度から改めて映して,
    複雑な人物相関や背景をこちらへ知らしめ, 後出しで肉付けするー。
    物語の構造/そのテクニックが単なるひけらかしではなくて, 登場人物が抱える事情や心理にしっかりと寄り添うものになっているのが素晴らしい。

    目論んだ養子縁組が叶わなかったさくらの結婚に, さぞ落胆してるのかと思いきや “私は世間を見返してやった!”と掌を返すように自己を肯定して醜悪な本心を晒す姑が強烈。
    合わせて,
    (↑注※)出征前夜に心中を図って亡くなった息子(因みに英雄という。)の血を継ぐ赤子👶に「家に泥を塗った恥晒しの代わりにお国の為に捨てる命だから」と勝手に「捨雄」と命名する祖父(地主)の描き方に, 作り手の意図と思いが透けて見えるようでもありました。


    祖父が怒りに任せて英雄の骨壷を橋の上から信濃川へぶん投げるモノ凄いシーン(^_^;)で, 止めようとして家から橋までずぅーっと引きづられてく不憫な笠智衆や,
    金を借りに来た癖に億面もなくさくらの急所をグサグサと突き刺す言い草(^_^;)で言いたい放題な女友達とか, 多分狙いじゃないんだろうけど笑ってしまったシーンも。

    もっと観られて然るべき。この監督の撮る映画は面白いです(^^)。

  • 3.5

    zoso30さん2021/03/07 08:41

    新文芸坐で鑑賞。(木下恵介監督作品の2本立て)

    松竹ワイドスコープで描かれる信州の山々のカラー映像。

    続いて、結婚式の場面、捨雄(川津祐介)が母親(岸恵子)に追われる場面。

    このあたりでは、ロングショットが続くが、一転して捨雄の近影からカメラが引いていくショットとなる。

    しかし、この映画、やたらとロングショットが多い!

    そのため、会話が無ければ、誰と誰が遠くで映っているのか判別しづらい。

    こうした「ロングショットの多用」だけでなく、「時間も一瞬で跳躍する場面」もあり、実験的要素が強い感あり。

    例えば『野菊の如き君なりき』の楕円シーンなどのように、木下恵介監督の実験精神がこの映画でも表れている気がする。

    戦後作られた作品であるが、戦時中の風景描写(出征場面など)が散見されるあたりは、木下恵介監督らしい感じ。

    この映画は岸恵子主演であるが、久我美子の友人役で出演している有馬稲子がとても綺麗。

    ロングショット多用の理由を考えてみたのだが、木下恵介監督は、名倉家という旧名家という「家」を描きたかったのではなかろうか。

    捨雄と久我美子は兄妹のように育ってきたが、久我美子が捨雄の想いに気付くあたりは感動し、月夜の抱擁シーンも良かった。

    嫁に行く久我美子を見届けて、捨雄は考えて走り出し、それを母親が追うという冒頭シーンとなるリピート。

    この映画、リピート場面が多いのも特徴といえよう。

    岸恵子が「風花ってどこからか降ってくる雪のことよ。
    (風花が降っているから)幸先いいじゃないか」というセリフは印象的。
    この映画、上手く締めている。

  • −−

    akubiさん2021/01/26 02:03

    この呪いのような運命。こんな牢獄のような場所で愛を育んだ翼の折れた鳥。
    残酷な事実を残酷な言葉で叩きつけられ、君を見つめているときだけ僕は、生きていた。

    一度死んだものとして、感情を殺し幽霊のように生きていた彼女をおもうと苦しくてたまらない。"すてお" と我が子を勝手に名付けられたときからきっともう完璧に自分を棄てた母。
    ふたりで生まれ変わろうと決めたとき希望が風花となって、雲間から差し込む陽光で煌めいた。それはとても美しかったんだ。

  • −−

    peroperochangの父さん2020/09/20 20:48

    新宿三丁目の有名な文壇バーと同じ名前の映画。風花という言葉の意味をこの映画のラストまで知らなかったけどこの映画で知る事が出来て良かった。

  • −−

    ダメハムさん2020/06/30 11:19

    1959年の木下恵介監督作品。話は普通のメロドラマだけど、時間軸を交錯させた演出が効果的でとても見応えある作り。流麗な横移動の撮影も見逃せない。ラストの風花は2人の旅立ちを祝福しているようで美しいね。

    親子を演じた岸惠子と川津祐介の歳が、実は三つしか違いがないのが一番興味深い・・・。

  • 3.9

    あかぽこさん2020/06/28 18:34

    『こうなりゃ、レンタルや配信で出来る限り観尽くしてたらぁ』シリーズの木下恵介監督作品。

    最近、白人警官の暴行等の黒人差別問題で関心が再び高まってイイ事だが、過去の日本人ほど差別意識の強い民族はいないと言われてたが、その格差差別がまだ色濃く残る昭和初期の悲恋の物語。

    昔の映画にしては珍しい、ストーリー進行の時系列を変えた構成や、その為の意図的演出なのか、ロングショットで俳優の顔が誰だか確認しずらい映像など、初見ではちょっと解りにくい内容だったが、観直して理解しだすと一気に作品に吸いこまれた。

    音質レベルかなり悪し。
    字幕も無いので台詞も解りにくく若干のストレスを感じる事あり。

    スネ夫って名前だとおもってたらステオだった…。


    あの現象『風花』って言うのね…。
    泣かすわ……😭

    こういう恋愛ものなら大歓迎。



  • 3.0

    三四郎さん2020/04/30 03:32

    有馬稲子目当てで見たら、そんなに登場しなかった笑
    女学生時分の有馬稲子は素敵だが、東京に出た後の開けっぴろげでズバズバ言いたいことをストレートに言う有馬稲子は、演技の上ではいいのだが…、なんだかなぁ。東京に出て新しい時代の空気を吸い、自分の好きなように、思うがままに生きようという、1959年当時の自由を謳歌する「現代女性」を表現しているのだろうが、「自信」がありすぎて、自らの価値観でしか人を見ることができない表面だけ都会的または現代的になってしまった女性のように見えてしまった。
    どうも有馬稲子の一人芝居で、画面の中の久我美子の存在が消えて見えた。演出としてこれでよかったのか悪かったのか。
    有馬稲子が上手すぎたんだろうなぁ。
    岸恵子はいつどんな映画に出ても変わらない。安定、安全。

    木下惠介監督と言えば、天才であり巨匠という印象が先行し、つい期待して彼の作品を見てしまう。しかし、今まで見た木下作品で心が揺さぶられたのは『女の園』だけだった…。いつも期待外れ。『女の園』は本当に映画らしい映画で感銘を受けたが、その他の作品は、「長い」という印象しか受けなかった。
    木下監督の代表作を全て見なければ感想は言えないが、この先、木下作品の印象は変わるだろうか…。

  • 3.8

    えりかさん2020/04/19 00:46

    冒頭からすごいシーンで始まる。
    ラストの風花の意味を話すシーンが素敵で、その台詞が主人公の哀しみなど色々あった全ての事を包んでくれるようで印象的でした。

  • 3.9

    古池さん2019/11/10 18:29

    祖父母が強烈ですな。あらすじだけ聞いたら然程おもしろくもなさそうだし、特に感情を揺さぶられたりもしなかったけれど、なんとはなしに良い。何故だ?

  • −−

    CineMarukoさん2019/08/04 17:34

    ようやく木下ハマってきた!面白かった。興味深い構造。20代後半くらいから、岸恵子は扱いづらいスターだったのかなという感があったけど、この作品の母役はすごく良いと思う。実年齢が役に対して少し若すぎるけど。

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    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

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