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彷徨える河

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闇の奥、遡上の果てに―

20 世紀初頭と中盤にアマゾンに足を踏み入れた実在する二人の白人探検家(ドイツ人民族学者テオドール・コッホ=グリュンベルクと、アメリカ人植物学者リチャード・エヴァンズ・シュルテス)の手記に触発されて作られた物語。アマゾン先住民の生き残りで呪術をあやつる男カラマカテの元を、二人の探検家が異なる時代に訪れることで、カラマカテを船頭にした、二つの時を往来する旅がはじまる。アマゾンを舞台にしたこの物語は、神秘的な幻覚や呪術といったマジックリアリズムに彩られた世界観を持つ。その世界観は、美しいモノクロームの映像と情感あふれる多層に重ねられた音によって描かれ、失われた先住民の“記憶”をスクリーンに強烈に焼き付ける。

詳細情報

原題
El abrazo de la serpiente
作品公開日
2016-10-29
音声言語
スペイン語/ポルトガル語
字幕言語
日本語
作品公開日
2016-10-29
制作年
2015
制作国
コロンビア/ベネズエラ/アルゼンチン
対応端末
公開開始日
2017-08-02 00:00:00
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彷徨える河の評価・レビュー

3.8
観た人
739
観たい人
1602
  • 3.0

    ediさん2021/02/16 20:49

    欧米の人たちからすれば未開の地で暮らす原住民などは、裸で野蛮な獣同然の暮らしをしていて、とても気の毒で何とかしてあげたいと思うのだろうが、そこに自分たちの文化や宗教を持ち込むのはお節介でしかないだろう。
    彼らはそこで生きる術を知っていて、何百年もそうやって生活しているのだから。

    漫画家の水木しげるさんが、戦時中に南の島で現地の人と生活を共にしたことがあるそうだ。
    そこの人たちは自給自足でのんびりと暮らしていて、とても居心地がよく、終戦になってもそのまま残ろうかと思ったくらいだったという。
    日本に帰ってからも、お世話になったお礼を言いたいと思いながら、なかなか行くことができず、何十年か後に再びその島を訪れてみると、みんなちゃんとした服を着て土産物作りとお金の計算で忙しそうにしていて、とてもさみしい気がしたのだそうだ。

    一度壊れた伝統や文化は元に戻ることはない。そっとしておいてあげるべきではないかと思う。

  • 4.2

    桃のネクターさん2021/02/03 15:11

    強く印象に残る映画だった。そしてものすごく精神的なことを描いている映画でもある。時間の経過、人間の一生、先住民族の世界、文化、人間と自然との共存、宗教、人種…そういう色々なものをドキュメンタリーのように淡々と美しいモノクロームの映像で描いていく。もっと色々な知識があればさまざまなことを呑み込めたかもしれない難解な映画。時間をかけてゆっくり消化していきたい。

    カルト教団の歪曲した宗教観にはゾッとした。あまりにもおぞましい。

    白人によって滅ぼされた先住民族の生き残りである青年はすべてを見守り記憶し永遠に生きているみたいで人間離れしているというか 森の一部みたいというか まるで一本の大木みたいだと思った。

  • 3.6

    ぶんさん2021/01/11 08:40

    何度か寝落ちしながら観終わるのに3日かかった(^^;

    アマゾンには今も未知の先住民がいるそうな。

    アマゾンに住むカラマカテが言う、世界は更に広くて巨大、耳でなく心で聴く。アマゾンの奥深さを知る。
    とにかく楽しむと言うより真実を感じるドキュメント的な作品でした。
    内容は簡単なのに哲学的でちょっと難しい.。oஇ

    面白いのは数十年後との行き来。
    カラマカテの肉体の変化。記憶の衰え。
    それでも思いは変わらず、時の残酷さを感じた。

  • 2.0

    合資会社亀田薬局さん2020/12/08 10:47

    人類学的なアプローチの雰囲気を漂わせてはいるが、それはあくまでも雰囲気だけ。

    学問としての人類学においても、生活のすべてを記録出来ない以上、そこには観察者のバイアスが排除出来ない。しかし逆に言えば、であるからこそ、観察者の視点の優劣が問われる。単に観察レポートさえ提出すれば、自動的に優れたレポートだと見なされるわけではない。
    ましてや、本作は映画である。映画的なおもしろさ(おもしろさの種類は問わない)が表現されていなければならない。
    全然おもしろくないけど。

    ぼくのかんがえたさいきょう人類学。
    本作を観るなら、BBCやNHKの優れたドキュメンタリーを探した方が良い。
    退屈だった。

  • 4.0

    メタ壱さん2020/12/02 23:15

    実在の探検家の手記を基に製作されたアマゾン河流域に生きる部族とドイツ人学者の旅を描いた全編モノクロの映画。

    宗教や格差、価値観の違いなど世界には様々な社会問題があるけれど、それは所詮同じ“文明社会”を共有しているこちら側の世界の話。
    この作品は、その外側、少なくとも日本においては社会問題としてすら認識されていない、自然に根ざした生活と価値観を基に生きる部族の人々を描いています。

    そして、全編モノクロで描かれる事で鑑賞者の意識はより作品の内側へと導かれ、“社会問題”という枠を超えたさらに奥にある“生きる”という事についての琴線を刺激されます。

    白人の文明の氾濫がもたらした堕落と暴力により存続の危機に瀕している部族の人々の持つ、我々が忘れてしまった“何か”は、言葉にするのは難しいけれど人間の生にとってとても大切なもののような気がします。

  • 3.9

    シズヲさん2020/11/26 21:50

    聖なる植物を求めて白人と共に河を渡る先住民、過去と現在という円環のような構図の中で繰り広げられる“混沌の旅路”。信仰、言語、資本主義……白人文化の流入によって変容していくアマゾンが淡々と静謐に映し出される。ゴム農園事業による侵略の顛末、宣教師による宗教的侵食が象徴的。“東方の三博士”などを取り込んだキリスト教的世界観とカニバリズムを含む土着文化が融合した異形宗教のグロテスクぶりは凄まじい。密林を往く旅路の中で文明の爪痕を見つめていく内容は『地獄の黙示録』を思い出す。

    ただ、往年の作品のような文明批判へと傾倒している訳でもない。一人の先住民の視点に徹した内容に加えて、前述した“過去と現在”という二つの対比的な旅路の描写が本作に一種の神秘性を与えている。変容と崩壊の過程を目の当たりにしていく“過去”、信仰の欠落を越えて内なる観念を取り戻していく“現在”が絡み合いながら物語は進んでいく。自らの信仰と文化を忘却してしまった老先住民は、長い旅路の果てに“原始的世界観への回帰”へと辿り着く。それを同行者の白人へと継承させるラスト付近の展開は殊更に幻想的・抽象的で、半ばサイケデリックな領域に達している(ちょっと『2001年宇宙の旅』めいてる)。この辺りの描写は好みが分かれるというか、最終的なテーマの落としどころが些か解釈しづらかった感はある。

    全編に渡って描かれるモノクロの映像もまた特に印象的。広大かつ鬱蒼としたアマゾンの密林が、白黒の陰影によって虚無的なまでの美しさを伴って描写される。大自然に忽然と放り出されたような登場人物の姿や終盤のスピリチュアルな展開も相俟って、河渡りが“異世界を彷徨う旅路”のようにさえ映る。白人と共に往く先住民、白黒映像で映し出されるシュールな自然風景、深淵へと進んでいく奇妙な旅路、非キリスト教的な原始世界への突入などの要素は『デッドマン』も想起させる。

  • 5.0

    monaminamiさん2020/11/03 23:11

    最高にサイケデリックでプリミティブで、精神的でシンプルな大好物の映画でした。先住民と白人、学者、科学者、シャーマン、それぞれの領分で世界の見え方も捉え方も違うなかで彷徨う蛇の河で本当の魂との出会い。ヤクルカ?ってどんな最高の植物かと思ったら架空だそうだけど、本当にありそうな気もしちゃうアマゾンの奥深さ。

  • 5.0

    otomさん2020/11/03 22:09

    世界中で見かけるAmazonと対極って感じ。思考方法、視点が異なる。それを理解しない侵略者達がもたらした固有文化の破壊の歪つな残骸を辿る旅とも言える。邪教化したアレなんかは最もたるもの。西洋科学的思考だとカニバリズムがオエッってなるけども、先住民には普通と云うそれぞれの考え方がある、ってロビンソン・クルーソーにも書いてあったな。同胞ではない者に継承する神秘と科学も及ばない宇宙の多様性の表現って事でラストの凄いやつは2001年宇宙の旅の様。素晴らしい。

  • 4.0

    Yukiさん2020/11/03 21:03

    Amazon historical story from view of the only survivor as one of the tribe. Two different white men meet the native thirty years apart. Most of the Amazon stories are written from the colonizing Western’s perspective but there are much more spiritual thoughts of the natives from ancient times in this movie. It was interesting to know them.

    It brings native history to me again through rubber plantation, religion and colonization.

    I didn’t understand well the implication of the serpent as a title by the way...

  • 4.1

    柴猫さん2020/10/06 02:15

    ある先住民族の唯一の生き残りであるシャーマン、カラマカテ。若者である彼が出会ったドイツ人学者と、年老いた彼が出会ったアメリカ人学者。過去と現在、二つの時代で幻の植物を求めて行われる探索の様子が交錯的に映し出される。

    若き日のカラマカテは外からの開拓によって同胞を滅ぼされたことで、白人に対して怒りを抱いている。そんな彼が生き残りの同胞を探す目的もある過去パートでは、白人の来訪により先住民の生活が変容していく様子が時に狂気すら感じる描写で描かれる。
    だから、ここだけを見るとよくある西洋文明批判でしかないんだけど、老いたカラマカテの話を交えていくことでその主題から徐々にズレていく。

    老人になったカラマカテは、かつての記憶すら曖昧になり、何かを思い出したとしてもその意味すら分からなくなってる。これは外の文化や知識を取り入れることで、自分達の伝統や民族的なアイデンティティを失ってしまった姿そのもの。
    そして彼は段々と自身の存在意義や内面世界へと入り込んでいき、部族という所属を脱して個とも世界ともいえる世界へ埋没していく。
    ジャングルと宇宙は内省的な旅路にぴったりな舞台設定だけど、今作ではジャングルと宇宙が繋がりあうようで面白い。時間を越えて、夢と現実と概念すらも溶け合ってただ存在する事実。

    いやもうここまでくるとスピリチュアルでしかないし、テーマや主題でさえ彷徨い続けてるんだけど、それによって相対化されたのも事実で、たんなる文明批判を越えてお互いの側から議論を生む余地は感じた。
    コンパスを盗もうとする先住民から白人がもたらしたゴム農場やカルト教団と、ゾッとする場面の多さ。ゴムは死の象徴というのはこれまでも散々言及されてきたことで、あの白は本当に寒気がする。
    モノクロの美しさはジャングルの色彩を捨ててでも貫く価値はあったと思う。ラストのサイケな映像は少し残念だったけど。

    この作品は2015年アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたコロンビア映画。以前見たときはあまりにも衝撃が強すぎて、2016年のマイベスト10にも入れるくらい好きだった。
    改めてみると確かに、近年良く見かけるアカデミー賞外国語映画枠を狙い済ました作品感も否めないんだけど、やっぱり好みです。

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評価・レビュー

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    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

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