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間違えられた男
G- 字幕
実話を元にヒッチコックが描く、警察への警鐘をこめた傑作サスペンス!無実の男を襲う、都市生活の悪夢!
妻ローズの歯の治療代を工面すべく、保険会社へと借金に来たバンドのベーシスト、マニーを見て、窓口係は非常に驚いた。以前保険会社を襲った強盗に瓜二つだったのだ。警察に連行されたマニーは、筆跡鑑定でも無実を証明できず、事態は彼にとって不利な方へと進んで行く。なんとか保釈にこぎつけ、証人を求めて奔走するマニーとローズだったが、証人2人はすでに死亡していた。打ちひしがれたローズの心は、恐怖と絶望で壊れて行くのだった・・・。
詳細情報
- ジャンル
- 洋画
- サブジャンル
- サスペンス・ミステリー・スリラー
- サービス
- ワーナー・ブラザース
- タグ
- 購入作品
- 原題
- The Wrong Man
- 音声言語
- 英語
- 字幕言語
- 日本語
- 制作年
- 1956
- 制作国
- アメリカ
- 公開開始日
- 2018-01-26 00:00:00
購入(期限なし)
標準画質(SD)
高画質(HD)
キャンセル
サスペンス・ミステリー・スリラー洋画ランキング
1027
705
-
3.5
ヒッチコック監督が実際の冤罪事件を基にしたサスペンスドラマ。
突然身に覚えのない強盗容疑で逮捕され、全てを失いかけた男の話。
再現ドラマのように淡々と進んでいくリアル路線のサスペンスだった。主人公を容疑者に仕立て上げようとしているように見える警察や、事件に巻き込まれ精神的に病んでいく妻の姿が恐ろしかった。
不安を煽るカメラワークや音楽の使い方にヒッチコック監督らしさが出ていた。顔が重なるモンタージュも印象的。
218 -
3.5
わたしだけでしょうか、ヘンリー・フォンダの下まつ毛が目立ちますね。強盗犯に間違えられた主人公が身の潔白を証明しようとする姿を描きます。サスペンス的な筋書きもそうですが、妻が徐々に精神を病んでいくさまはリアルでおそろしいです。
-
3.8
これは怖かった。
なぜって実話の再現ドラマだからです。
ニューヨークのクラブでウッドベース弾きを演じる、ヘンリー・フォンダが強盗の冤罪で警察に捕まり留置場に入れられる話です。
あまりにディテールがリアルなので、自分もヘンリー・フォンダになって絶望をひたひたと味わいました。
ヒッチコックは4歳か5歳のときに、父親の命令で警察署長に手紙を渡しました。
署長はその手紙を読んで、ヒッチコックを5分か10分留置場に入れたそうです。
それ以来警察ぎらいになったヒッチコックがこの作品で演出した警察関係者が全員本当にいやな感じでした。
当時1957年はアメリカ映画産業が斜陽で、ワーナー・ブラザーズも傾いていました。
定本によると、ヒッチコックは、この会社でずいぶん仕事をさせてもらったのでノーギャラでこの映画を引き受けたとのことです。偉いなあ。
-
4.8
サスペンスの内容なんて正直言ってどうでも良くて、日々の生活が失われることに対する恐怖、それがもたらす孤独とか、物凄く現代的な人々の不安が描かれてて、ヒッチコックで1番怖い
男性が感じる恐怖と、女性が感じる恐怖も描き分けも凄い -
5.0
無実の罪を負わされた男性の物語なのですが、それを彼の視点で語りきってみせた1本です。
実話を元にしているという点では、同監督作の中では異色の存在です。
ですが、演出やカメラワークでもって特定の人物に感情移入させるという点では、ヒッチコックの真骨頂を感じられると思います。
主観的なカメラワークや演出によって、主人公とともに耐え難い不安を追体験させられているような気になります。
主人公と犯人の顔をクローズアップで重ねたカットがあるのですが、個人的なヒッチコック史の中では最も映画的なカットだったと思います。 -
3.6
<概説>
映画の神様ヒッチコックが唯一実話を基にした珍妙奇天烈なサスペンス。顔も背格好も筆跡も似ているからと逮捕された男は、絶体絶命の状況から真犯人を見つけることができるのか。
<感想>
刑事責任がどうだ。
初期映画の社会風刺がどうだ。
そんな堅苦しい話は一旦置いておいて。
これまでいくらかヒッチコック映画の予告編は鑑賞してきました。そのどれにおいてもヒッチコックは真面目にやっていたのですが、どことなく彼の茶目っ気が見えていたものです。
しかし本作の予告編に該当するプロローグ。
これにはまあ驚かされましたね。
いきなりブラックアウトの状態から古畑任三郎的な登場。表情を明瞭をしない距離にカメラを固定したまま「これは実際にあった話なんですが〜」
この前置きがいつになくシリアス。
これもエンタメ映画でないのか。
サスペンス&ラブロマンスの折衷はどこへ。
そんな不安と期待がないまぜになった鳥肌を立てました。
ついでにその直後もお約束メロドラマを大胆添削していて、どこかヒッチコックらしくない陰鬱さを終始覗かせます。
とはいえヒッチコック映画の中で『救命艇』のような陰鬱成分強めの作品が好きな人間にはこれもアリ。平均点は低めですけれど、’50年代映画らしからぬ作風が新鮮で楽しいです。 -
3.7
冒頭の語り(0分)の巻
ヒッチコック自身が冒頭で伝える通り実際にあったお話ということで、現実に起こり得るというのは怖いと思わされるスリラー
というかこのお話の取り調べが杜撰すぎて酷い
お粗末な警察と目撃者の思い込みよって狂わされる主人公とその妻が不憫でならないです
冤罪の怖いところは無罪が証明されても元の生活に戻るのが難しくなる可能性があること、そして真犯人が野放しで捕まらずにのうのうと普通の生活を送っているということ
こんな理不尽なことないですよね -
4.0
いろんな恐怖を描いてきたヒッチコック先生、今回は冤罪の恐怖しかも事実なのだ!
ーーーあらすじーーー
■This is Alfred Hitchcock speaking
私は多くのサスペンス映画を撮ってきたが今回は真実である、
■マーニー(ヘンリー・フォンダ)はジャズクラブの仕事を終え、地下鉄で帰宅途中、カフェでコーヒーを飲む
帰宅すると寝ている二人の息子の顔を見る、愛妻のローズ(ヴェラ・マイルズ)は寝ていたが、起きてマーニーと今日の出来事を話しする。
歯の治療にお金がかかる、借金で苦しいわ、、
■マーニーは妻の保険証書で金を借りようと保険会社に出向く。
窓口の女性は、何か妙な表情を浮かべ同僚にささやく。前にあなたに銃を突きつけた男よ直ちに警察に連絡、マーニーは家の玄関のところで逮捕された取り調べを受けた後、強盗された店舗に連れて行かれ店員の
証言を確認
犯人が残したメモと同文の言葉を欠かされ、筆跡鑑定、スペルミスが犯人と一致してしまう
保険会社の目撃者との面会でクロとされる
私は無実だと主張するが、収監される。
7500ドルで保釈と言われるがそんな大金はないが、親戚が都合してくれて保釈に
■弁護士の指示でアリバイを証言できる証人を探す
強盗のあった日は地方のホテルに滞在し、4人とカードゲームをしていた
ことを思い出す。宿帳の住所を尋ねるが二人ともたまたま死亡していた、アリバイが証明できず妻のローズは気が触れて笑い出してしまう。
私のせいよ、、歯の治療の話をしたから、、、
ローズが急に塞ぎ込んでしまい目もうつろ
■ジャズの仕事から戻るとローズは起きていた、眠れないの
彼らは有罪だとしか思っていない、私はおかしいの?あなた無罪ってほんとなの?あなたはクレジットで買い物して、、と錯乱しマーニーに殴りかかる。部屋の鏡が割れる
私のせい、みんな責める、私のせい
精神科を受診し、医者によると彼女は罪が自分にあると責め、精神が衰弱していると診断され療養所に入院することになった。
■陪審員裁判が行われたが、証人の証言で議場が混乱し無効審理となった。また後日最初からやり直しだ、、心が砕かれるマーニー
こんなことなら有罪でもいい、何もできん、母は祈る
キリスト像を見つめるマーニー、
<以下ネタバレあり>
■トレンチコートに帽子の男がデリにデリで金を出せを脅す。
店主が捕まえ、警察に突き出す
刑事は背格好がマーニーに似ていることから真犯人ではないかと気づく
警察に呼ばれ真犯人が捕まった報告を受ける、保険会社の二人の証言者はマーニーから目を逸らす
真犯人を見かけたマーニーはお前のせいでワイフは、、と怒りをぶつける
嬉しいニュースを知らせにローズに会いに行くが、まるで反応がない
看護師は時間がかかるとマーニーに告げる
2年後ローズは無事全快し退院した
ーーーあらすじ終わりーーー
事実をもとにしているだけに、ヒッチコックの中ではドラマチックなどんでん返しや予想外の展開少なめで全体的に淡々としている印象。
ただそれだけにじんわりくる怖さがある。アリバイの証明なんかも警察がやるべきだと思うけど容疑者側が調べないといけないとかキツすぎる仕組みだろう。大体強盗やった人が同じ店に本人確認できる書類持ってのこのこ金を借りにくるのかね??警察もかなり怠慢だよなあ
本作は前半はマーニー(ヘンリー・フォンダ)が冤罪で酷い目に合う話で、後半は奥さんのローズ(ヴェラ・マイルズ)の精神崩壊にフォーカスが当たる。
ヴェラ・マイルズは前半は可愛らしい女性なのだが、精神崩壊の過程で恐ろしい表情に変貌するのが凄い
ジャズ・クラブといえばマイルスの映画見ていたら、マイルスが黒人というだけでいきなり警官にぶん殴られて路上で取り調べ受けるようなシーンがあってショックだった(多分史実)。マイルスほどのミュージシャンでもそれだから、マーニーは白人だけど黒人にとっては日常なんだろうな、、と思うと怖い。
黒人の場合冤罪が晴らせないケースも多く、徹底抗戦するよりは泣き寝入りで刑期を終えて出所した方がましということもあるらしい。
「13th 憲法修正第13条」のレビューにも書いたけど、奴隷制廃止はされたけど、犯罪者は例外であったことから黒人を軽犯罪で収監する率が飛躍的に増えたらしい。当時犯罪者は選挙権もないので実質的に奴隷制廃止、公民権運動を骨抜きにする構造だったと。
この「間違えられた男」は刑事が気づいたからいいけど、黒人のケースではあえて罪を着せる構造があるってことも忘れてはならないだろう。
-
3.5
冤罪ものほど胸くそ悪くなるジャンルもあまりないかもしれない。 同時に、身に迫るような恐怖を覚える。犯罪を犯すこと自体はありえなくても、冤罪となることは誰にでも起こり得るからだ。
主人公のマニーにはどこにでもいる平凡な男である。電車内で目を通す新聞の書面は、競馬予想、ファミリー向けのフォード車、貯蓄銀行と続き、彼の現状を説明している。保険屋に立ち寄った彼は、以前強盗を働いた犯人と間違えられる。ここから、あれよあれよという間に投獄されてしまう。取り調べはあまりにお粗末と言わざるを得ない。
目撃者の証言を聞くに付けて、人間の記憶ほどあてにならないものはないと思い知る。人間の記憶は、いとも簡単に書き換えられてしまうものだ。また、いちど容疑者だと思い込むと、確証バイアスが働いてしまう。多くの目撃者がいながら、誤った証言がこれほど一致すると言うのは、ヒッチコックが冒頭で述べたように、奇妙な現象である。「だが事実起こったのだ」。
冤罪は、有罪無罪にかかわらず、当事者を不幸にする。たとえ無罪を勝ち取ったとしても、元の暮らしに戻ることが難しい。本作では、主人公の妻が精神病を煩い、家庭崩壊の危機を迎える。また、『偽りなき者』のように、それまで親しくしていた人達が離れていくこともある。何らかのしこりが残るのだ。冤罪で何よりも怖いのは、実刑そのものではなく、「社会的な死刑」の方だと思う。 -
3.3
ストーリー:★★★
世界観:★★★★
感動:★★★
笑い:★★★
キャラ魅力:★★★
冤罪の実話を元にした物語
多分それほど脚色は加えておらず、映画としての盛り上がりも謎解きのカタルシスもほぼない
胸クソな取調べや目撃者を見ながら、自分ならどこまで理性的に振る舞えるか、という自問自答をしながら見ていた感じ
(Filmarksへ)