お知らせ

閉じる

非対応デバイスのため、動画を再生できません。

対応端末
  • 再生する

風船

G

エゴイスティックな、現代の冷たい世界の中、真の幸福は果して何処にあるのだろう。

かつて天才画家と謳われた画壇を捨て、実業界に転身した村上春樹(森雅之)は、今では写真工業会社の社長として成功していた。妻房子(高野由美)との間に一男一女があり、息子圭吉(三橋達也)は父の会社の部長をつとめ、娘珠子(芦川いづみ)は幼い頃に病んだ小児マヒのため身も心も弱く、部屋に閉じこもって絵画に親しむ日を過ごしていた。恩師山口画伯の告別式で、春樹夫婦は山口の息子都築正隆(二本柳寛)に再会。現在彼はナイトクラブのマネージャーをしていた。圭吉の愛人久美子(新珠三千代)は、戦争で夫を失ってから酒場で働くうち、圭吉の世話を受けるようになった純情一途の女性である。正隆は自分と関係のあったシャンソン歌手三木原ミキ子(北原三枝)を、お坊ちゃん育ちの圭吉に接近させた。ミキ子はおもしのつけてない風船のような女で、圭吉は忽ち心を惹かれた。一方、商用で京都へ出かけた春樹は、戦時中、自分が下宿していた阿蘇家の娘るい子に会った。るい子は弟の学資を得るため、夜はバー、昼はヌード・スタジオで働いている健気さにうたれ、春樹は同家の二階を借りることにした。圭吉の心がミキ子に傾いたと知って、久美子は悲しみの余り自殺した。京都から帰った春樹は圭吉の不行跡と誠意のなさに、激しい怒りを覚えずにはいられなかった。そして春樹は周囲の反対を押し切って、家族と離れ、京都を定住の地に選んだ。古都に長く伝わる舞扇作りに老後の生きかたを見出したのである・・・・。

詳細情報

音声言語
日本語
制作年
1956
制作国
日本
対応端末
公開開始日
2018-06-13 00:00:00
シェア
お気に入り
レンタル・購入330円~

レンタル(3日間)

アプリでDL可
標準画質(SD)
330
ご注文手続きへ
アプリでDL可
高画質(HD)
440
ご注文手続きへ

キャンセル

ドラマ邦画ランキング

風船の評価・レビュー

3.7
観た人
237
観たい人
195
  • 3.3

    ふとまきさん2021/05/16 23:16

    主人公の村上春樹も含めて登場人物の全てが自分の欲望に忠実な人たちばかり.そんな中で唯一,芦川いづみ演じる珠子だけは違う.とにかく彼女にめちゃくちゃ癒されました.

  • −−

    マイネームイズジェーさん2021/05/05 19:00

    2021年64本目
    キャスティングにざわつく…

    お金で人が狂う。
    戦後10年で既に。
    今はこの息子の周りの奴らみたいなのばかりだな。

  • 4.4

    YAZさん2021/05/05 18:27

    風船のように流れる人たちの観る

    画家の道捨て企業家として成功した
    初老の男中心に8人男女が交錯する。
    人間関係カオスのよう

    この人の幸せはあの人の不幸
    仮面被り自分を売ってまで夢を叶え
    ようとする人
    ゴール見えて来たのか疑問持つ人
    ゴール見えてるはずなのにいつまで
    も疑問を持たない人
    親か男か誰かに頼らずにいられない人
    何物にも流されず地に足付けてる人

    皆の生活環境も年齢もバラバラ
    社会的弱者も居れば特権階級意識高い人
    も居るが突き詰めると我が強い人ばかり
    欲薄くても自分の道歩みたい人たち
    誰かに感情移入するでなく誰かにスポット
    当ててる訳でもないのでこちらの感情の
    行き場が難しい。

    唯一純粋無垢な心なのが初老の男の娘
    芦川いづみです
    小児麻痺の影響で体弱い彼女は隔てること
    なくフラットに接するし欲も無い
    いづみ様だけ別な世界の人のよう

    ただ、監督川島雄三は残酷というかシニカル
    で、いづみ様やや知恵遅れでもあります。
    彼女の笑顔に心洗われる思いしますが、何か
    複雑な思いもする秀作であります

  • 4.7

    砂場さん2021/04/29 22:33

    珠子(芦川いづみ)は天使であるが同時に恐ろしい絵を描き続ける人でもある。
    一見普通の家族ものに見えるがカオス的なエネルギーが充満している傑作❗️
    まずはあらすじから


    ーーーあらすじーーー
    ■恩師の葬儀に参加した夫婦、都築(二本柳寛)を見かけ挨拶する
    都築はお子さん方はお元気ですかと夫婦に話しかける
    村上春樹(森雅之)はかつて天才画家と呼ばれたが今はカメラメーカーを経営し成功していた。
    ■亡くなった恩師の息子が都築で、ナイトクラブの経営をしていた。
    ■久美子(新珠三千代)は布団の中、圭吉(三橋達也)はそそくさと帰り支度をしながら今月分だと金を渡している、今夜どっかに連れてってとせがむ久美子だが圭吉は仕事があって無理だと冷たく断った。
    ■久美子(新珠三千代)の働く銀座のバーに、若い女性がやってきた。
    話を聞くと珠子(芦川いづみ)といい、圭吉の妹だった。この場には不似合いな珠子にジュースを勧める。
    珠子は小児麻痺の影響があったが天真爛漫な性格だった。絵を描くのが好きなのは父親の血だった
    ■ステージではシャンソン歌手がローラースケートを履いて歌っている
    客席には圭吉と久美子、妹が君の店に勝手に来たそうだが、来ないように言っておくと怒りの様子
    都築は圭吉と久美子にシャンソン歌手の三木原ミキ子(北原三枝)女子だと紹介する
    ■珠子は駅で京都に出張する父の春樹を見送り
    ■風船の的をおもちゃの鉄砲で撃つゲームに興じる外国人たち、それを見る都築と歌手のミキ子。都築は歌手のミキ子とは愛人関係にあったが彼女の将来のためにも、裕福な圭吉との縁談をミキ子にどうかと話していた。
    ■京都で、昔下宿で世話になった人の娘るい(左幸子)に再会した春樹。るいは弟の学費のためヌードモデルの仕事をしていたが辞めた方がいいと春樹はいう。
    でも外側だけ見せるんでしょ、中身は見られないんだから、、でもモデルはもうやめや
    ■圭吉が庭でパターをしているところに、速達が届いた。ミキ子の出演するシャンソン&モード、というコンサートの招待だ。
    家に久美子から電話、直接電話はよしてくれ、切るよと嫌な顔をする圭吉
    ■ステージの後でミキ子はあなたを誘惑するといい、ここを出てどこへ行くと誘う?横浜へ
    ミキ子はは水爆が東京に落ちたら名古屋にいても死ぬんですってと言い出す
    ■ミキ子のマンションに都築が訪れた。
    都築とミキ子は銀座の久美子の店に、きてあなたと私と喧嘩になるかも、、と挑発気味
    珠子は圭吉がつれないので村上家の近くまで来たところを、珠子が家に入れる。お茶しながら珠子の絵を何枚か見せてもらうと、
    猫や、女性のモチーフの後ろには爆撃機が描かれていた、(爆撃機の音)
    ■都築は外国人の取引先と談笑し、圭吉とミキ子のテーブルの席に座った
    ドイツ人に言わせると日本人の製品にはガイスト(精神)がないというんだよ、彼らは享楽するすべを知っている
    ■久美子はあなたの事をいつも考えているというと、それが重苦しいんだ、少し離れよう、、私に死ねってこと、じゃあ死んでごらん、、っていうぜ。圭吉は久美子を疎ましく思っていたのだった
    ■京都では春樹はるいちゃんの弟とも会った
    ■珠子は父春樹に心境を語る。悪いけれど、あの二人(るいと弟)は珠子を馬鹿にしなかったわ、、それを聞いた春樹は気色ばんで誰なんだお前を馬鹿にしたのは、、母さんか?と聞く
    母が珠子にきつく当たることを気にしていたのだ
    ■突然久美子が庭で倒れ込む、
    ■圭吉が行方不明、、どこにいるのか、都築はミキ子に電話するが電話に出ない、久美子は自殺未遂だった
    珠子が献身的に看病をする、、都築はミキ子のマンションに行くとミキ子一人だった
    ■都築は、圭吉に久美子に面会に行くべきだと強くいうが、圭吉は行きません、いい顔もできないし
    ■久美子さんが自殺未遂、スリリングね、前よりもあなたが好きとミキ子は圭吉にいう
    ■春樹は息子の圭吉を甘やかしていたことを反省し、自分の会社を辞めて独立するようにいう。
    僕の素行が問題ですか?男なら誰でもやっていること、自分は運が悪かっただけ
    ■久美子との関係の後始末に母は久美子のところに手切金持ってきた
    珠子の胸で泣く久美子



    <💢以下ネタバレあり💢>
    ■結局久美子はガス自殺をしてしまった。慌てて向かおうとする春樹、圭吉は行きません、腹が立つだけだ
    春樹はそんな息子を殴る、しかし圭吉は死人に何がわかると態度を変えなかった
    ■久美子の墓参りをする珠子
    ■都築はミキ子に君の風船はどっちに動くのかね?と聞く。あなたも風船ね戦争中は帝国主義者、今はブルジョア嫌いに、
    ■春樹は社長の座を降りた、今後は技術職に会社を任せるつもりだ、妻にはこの家は圭吉にやる我々は京都に行こうというが
    妻は圭吉の自尊心がどうなりますかと反対。
    春樹はこのうちでは自尊心が多すぎるんだとぽつりという。
    圭吉は転職することになった、東京のこの家には圭吉と母が残ることに。春樹は珠子に京都に一緒に来て欲しかったが、珠子はいやと泣き出してしまう。
    ■京都で一人写生する春樹、るいが急に春樹の手を引いて盆踊り会場に、そこには浴衣を着た珠子が踊っていた。
    ーーーあらすじ終わりーーー


    🎥🎥🎥
    誰が主人公で誰に感情移入するのかわからないままにどんどん話が展開してゆくかなりガチャガチャした印象の大傑作❗️
    冒頭の下着の色っぽい登場からして久美子(新珠三千代)が主役かなと思いきや、シャンソン歌手ミキ子(北原美枝)が強烈な存在感でグイグイくる、さらに珠子(芦川いづみ)の天使のような存在。女性三人の三つ巴の緊張感がすごいが、男連中もなかなかどうしてインパクトがある。都築(二本柳寛)の怪しさ、圭吉(三橋達也)のクズっぷり、最初は地味な存在だったのがラストに向かって迫り出してくる父親の春樹(森雅之)、どうでもいいけど村上春樹という役名もなかなかすごい、、、
    家族を中心とした舞台設定は小津とか成瀬のような構成なのであるが、各キャラが自分が自分がと前に出てくるカオスっぷりは流石の川島雄三。のちに「幕末太陽傳」で見られるようなエネルギーがすごい。

    女性三人のキャラは珠子が悲劇の女性、ミキ子が悪女、珠子が天使という形で描かれている。それぞれがヘゲモニー争いをしており、最後に一体誰が勝つのか全く予測できない。
    珠子は一番ノーマルなタイプだが、意外な形で舞台を去ってしまう。
    ミキ子のキャラは強烈だ。なんといってもローラースケートを履いて歌うシャンソン歌手というぶっ飛んだ設定で、人の死をスリリングに感じ、それによって愛が高まるような悪女だ。彼女はもし東京に水爆が落ちたら名古屋も危ないらしいというギョッとするセリフを言う。それも戦争が嫌だというニュアンスではなく、どうせそうなったら死ぬんでしょというアナーキーな破れかぶれ感がある。

    ただ一番不可解なキャラは珠子だろう。
    久美子が珠子のスケッチブックを見せてという場面がある。どんな可愛い系の絵が出てくるのかと思いきや、モチーフの猫や幻想的な女性の背後には必ず爆撃機が描かれているのである。
    それを見た久美子のノーコメントぶりが凄い。お世辞でも良い絵ねなどという言葉が出なかったのだろう。しかも川島雄三はご丁寧にその場面で飛行する爆撃機の音を流すのである。
    珠子は20歳という設定なので東京大空襲は記憶しているだろうし、その恐ろしい体験が絵に表現されてしまうのだろうか。
    その爆撃機のイメージが消えぬままで久美子に対する献身的な介護や、ラストの盆踊りを見ることになるのであり単純に天使のようでキュートだね、、、ですまないものがある。

    父春樹は若い頃は前衛画家だったらしく、その血を受け継いでいるのは珠子である。父として娘の作風は当然知っていただろう。最後に娘と京都で再開する場面はとても美しいし、まんまと感動させられた。しかしながらあの”戦争画”を描いた娘の心の闇を知ってしまっている以上はそこに死の匂いが立ちこめてしまう。

    ぱっと見1956年公開の本作「風船」と1954年の成瀬巳喜男「山の音」ととても似た人物設定だと思った。事業に成功した父、同じ会社に勤める息子はろくでもない人間。息子の愛人に対する不始末をも自分で解決しようとする父親、純粋な人間であるヒロインなど設定上はかなり似通っている。(川端康成と大佛次郎の原作の類似でもあるだろうが)
    しかし映画としての手触りはかなり違う。
    成瀬の方は、「山の音」のレビューにも描いたが菊子の視点であり、川端康成の老人愛の変態部分に加えてメタ映画論的な要素をぶっ込んできている。
    川島の方は、視点が複数に分散することによるエネルギーの放出があり、純粋無垢な存在と死のイメージが重なり合っている。
    どちらも大傑作であるのは間違いない

  • 4.0

    Rさん2021/03/14 12:06

    川島雄三監督の日活時代の作品。
    高度経済成長期の日本を舞台に、愛情持たずに次々と女性と付き合う自分勝手な男、その男に振り回される哀しい女、その女を支えようとする娘などを描いたドラマであり、タイトル『風船』は「人間の生き方なんて風船みたいなものさ。ユラユラしたり、何かあれば割れてしまう…」と川島雄三監督が言っているような気がした。

    ある会社の社長(森雅之)には妻、長男(三橋達也)、長女(芦川いづみ)がいて裕福な暮らしをしている。長男には毎月の手当(金)で囲っている女性=久美子(新珠三千代)がいる。久美子はその男を心から愛している。
    三橋達也にすがりながら「もう少し(こうしていたい)…」という新珠三千代に、男は「忙しいんだ」と振り払って立ち去る。「おいおい、お前!それは失礼だろ!」と言いたくなる身勝手さ。→ 絶対に有り得ないが、自分だったら好きなだけ新珠三千代に抱きついてもらう…(笑)

    そして、久美子を慕う女性(芦川いづみ)は、兄と違ってとても思いやりのある人。
    脳性麻痺で左手が不自由な役だが、朗らかで明るい性格を演じている芦川いづみ。(若い!)
    本作を観ていて、「新珠三千代と芦川いづみのツーショット場面は奇跡的」な感じがした。
    なお、三橋達也と新珠三千代と芦川いづみは、川島雄三監督作品『洲崎パラダイス赤信号』(本作の次回作)でも共演している。

    川島雄三監督の未見作品を追う旅は、まだ続く…。

  • 3.5

    りきみしさん2021/02/25 18:41

    なんとも不思議な展開だったけど、大仏次郎の原作がそうなんだと納得。
    風船のようにどこへ行くのか人生は。
    芦川いづみが可愛い。森雅之の役の歳が今の私と一緒と知りびっくり。
    最後の京都での写生場所が詩仙堂と分かって嬉しかった。

  • 3.5

    ほそじまさん2021/02/23 10:25

    実業家として成功した元天才画家の父親、親の会社で働く放蕩息子とその愛人達、小児麻痺を患う無垢で優しい娘、階級意識の高い母親。
    芦川いづみ演じる娘をキーロールにして上流階級の冷酷な世界で揺れ動く儚い感情を気流漂う風船に喩えた群像ドラマで、「あした来る人(1955年)」の翌年制作。森雅之、三橋達也、北原三枝、新珠三千代と豪華キャストで固められている。

    川島流のユーモアと言ってしまえばそれまでだが、終始歪な語り口で進むので純粋な筈の芦川いづみに闇の気配を感じた。
    永遠と描き続ける「十字架と女性と猫」の絵を兄の愛人に見せている時に入る飛行機音とかめちゃくちゃ怖い。

  • −−

    サトモリサトルさん2021/02/04 20:08

    川島雄三監督の誕生日に観賞。
    あの洲崎パラダイスと同年の昭和31年に発表された作品。
    因みにこの年に川島は5本監督している。

    一応の主人公は森雅之といったところか。
    役名が村上春樹。
    その息子がクズなんだけど、それを演じるのがクズ男といったらこの人な三橋達也。
    洲崎パラダイスでは小心な感じだったけど、こちらでは高慢な態度で愛人の新珠三千代を死に追いやっても平気な顔。
    厳格な父とクズな息子という取り合わせが成瀬の『山の音』を彷彿とさせる。

    本作の救いは、芦川いづみ演じる娘の珠子と左幸子演じる京娘のるい子。
    特に珠子の笑顔は本当に天使のよう。
    だからこそ新珠三千代はあそこで踏み止まって欲しかった…。

  • 3.0

    スギノイチさん2021/01/14 23:12

    観客誰もが「死ねよコイツ」と思うであろう三橋達也の所業。
    まんま現代のインセルみたいな女性観を唱えていて笑ってしまった。

    一時的にしろ、傷付いた新珠三千代の心を救う天使が同性である芦川いづみというのが先進的。
    『陽のあたる坂道』を踏まえた造型かと思ったら、こっちの方が先なのね。

  • 3.5

    YukiIrikuraさん2020/11/09 15:28

    風船のように揺れ動く男と女。好き勝手に生きる男たちに振り回され続ける女たち。

    妖精のような芦川いずみ、報われない恋をする新珠三千代、現代っ子北原三枝...三者三様の美しさ。

レビューをもっと見る
(Filmarksへ)

評価・レビュー

レビューを投稿してください。

    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

    サブジャンルで探す

    カテゴリで探す

    俳優・女優で探す

    キーワードで探す

    ランキングで探す