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- 再生する
臍帯
G・・・だから私は、あんたの一番大事なモノを壊してあげる
出産後に捨てられ、養護施設で育ったミカは大人になり、自分を捨てた母親・直子を探し当てる。 そこには優しい夫と一人娘の高校生・綾乃と幸せに暮らす直子の姿があった。 数日間、遠目から監視を続けるミカ。・・・そしてある決心をする。
詳細情報
- ジャンル
- 邦画
- サブジャンル
- その他
- 監督
- 橋本直樹
- 脚本
- 橋本直樹
- 原題
- Birthright
- 関連情報
- プロデューサー:橋本直樹 製作会社:ウィルコ,ブレス,サンクスラボ 音楽:神津裕之
- 音声言語
- 日本語
- 制作年
- 2010
- 制作国
- 日本
- 公開開始日
- 2020-04-03 00:00:00
キャンセル
その他邦画ランキング
48
37
-
3.4
もしも自分が物心つく前に離婚した父親を見た時の顔はきっと彼女と同じ顔してるんだろう。
どれだけの不幸を抱えたかも知らないで、当然のように親の顔をして、幸福を享受している様を見るのは筆舌に尽くし難い。
隔てられる壁は見えるものと見えざるものが空間の内と外で織り交ぜられていた。
人間は体内から放たれ、結び付き、体内(胎内)で育ち、また放たれ、育てられる。その後また放たれた人間は自己肯定感を日に日に喪っていく。
最初も最後も一方的に痛みを押し付けられる人生はなんと救いがないのだろうか。
揺蕩う彼女は満足気な表情をして海へと還ってゆく。
「草原の実験」のように映像で見せようとする意気はよし。極力セリフも省かれ、音も自然音だけ。固定カメラとか長回しも多い。
ただ、それに拘りすぎるあまりに冗長に感じる部分も多い。
3日間飲まず食わずの状態で人1人抱えるのはまだしも車の運転はできるわけないでしょう……… -
2.8
ここまで映像で語る作品も珍しいが、それにしても話の内容の割に長いね。
じっくり見せたいのは分かるけど、逆にくどく感じる。
予想を裏切る展開もなく、まぁそうなるよね的な終わり方で、強いて言えば、主演の悪役の女性の変わりっぷりが良かったかなぐらい。
監督の実力はまだ分からない。
海外で評価されているところをみると、観客を選ぶ映画とも言えるのかもしれない。 -
4.4
橋本直樹という人物は、何と末恐ろしい才能を持った監督なのだろうか。
前半はじわじわと恐怖を積み重ねていく演出による、親に捨てられた娘の復讐劇という物語だと思わせておいて、実は親の愛を渇望する娘の悲劇という違った顔を見せつける。
限定されたシチュエーション、最小限のキャラクターしか登場しないのに、これだけスリリングに描きつつ、ラストでは人間の根源的な問題へと昇華してしまうのだ。
音の使い方に惚れ惚れしてしまう。
「内」と「外」を隔てる窓や車体や小屋。
その時、どの音をどの程度遮断するのか。
その繊細な音の感覚のいちいちに唸らされる。
例えば誘拐された娘が車内で暴れる音。
その音は誘拐犯が外へ出ることによって車体で遮られ、風の音によってかき消される。
そこへさらに電車が通ることによって、「助けの声」が誰にも届かない絶望感がこの上なく強調されるのである。
また、誘拐犯の正体が回想で明かされる場面では、BGMが台詞を遮断する。
ゴミ捨て場で赤ん坊が産声を上げていたからこそ、大人たちに発見されたはずなのに、その声を作り手は決して聞かせない。
それはこの世に生まれてきたという生命力を排除する巧みな演出だ。
また、赤ん坊が成長する度に、大人の手から手へと次々に渡っていくモンタージュは、子供の「声」を決して聞こうとしなかった大人を見事に印象づける。
監禁小屋では誘拐された娘と、誘拐犯が共に空腹や苦痛に耐えるといった奇妙な展開になる。
だが、回想によって真実が明かされた途端、この小屋は母親の「子宮」のように見えてくる。
同じ腹から生まれてきたのに、何故自分だけ愛してくれないのか。
音が完全に遮断された暗い部屋から、ついに未知の外界へと2人は飛び出していく。
それは誘拐犯の女からすれば、新たな「誕生」だったのかもしれない。
しかし、結局彼女の最後の「声」も、母親は自らの手によって遮断してしまうのだ。 -
2.9
「さいたい」なんて調べなきゃ読めないよ!臍(ヘソ)の緒って意味なのだそうな。「あなたの大切なものを壊してあげる」というコピーですが復讐エンタメではなかったです。どちらかと言うと胸クソ鬱
外で民家を覗き見ている女の視線はその家の母親と娘(女子高生)を追っている…の時点でタイトルと合わせてネタは分かってしまいます。んで娘を拉致するわけですがここまでに25分をかける
以降は1時間以上ほぼ何もせず、監禁場所で娘が衰弱し壊れていくのを見つめ続ける…という超贅沢な尺の使い方。ビックリするほど画が動かないし音もほとんど無いままなので不安でしょうがなかっです。こんだけ徹底して観る側にサービスを提供しない、良く言えば媚びない映画も珍しい
何か意図があるのだろうとカジリ付いてましたが「この女が何を考えてるのか」に想いを巡らせるしかやる事が無い。これ以上何があるのかと逆に楽しみになってましたけど「衝撃のラスト」も想像を超える事はなかった
どんより曇った港町の風景は情緒たっぷりで味がある。独特の長回しにも溜めと余韻を感じた。娘が騒がず黙って相手の動向を窺うというのもリアル。画で語る作りに集中して観てしまいましたし印象に残るし駄作と斬り捨てるのは勿体ない内容なんですが…流石に「間」が長すぎて私も衰弱ゲッソリです
誘拐のために「自分も制服を着て油断させる」のは見た目に難があってちょっと面白かった。でも女の力で組み伏せるのは大変だし案外良いテかも知れない🤔 -
2.8
題名からも感じる……深さ。
臍帯。妊娠中の母と子を繋ぐへその緒。。
出産後に、臍帯血として一部の人は、子供が血液の病気になった時に……と、冷凍保存して、子供の為に残されるもの。
この題名を見た時は、何か……すんごいのを見つけたんじゃないかっと思いました。
どこか、韓流を思わせるようなジャケ。
俳優陣も、あまり知らない(私は)方ばかり。
流れる様なストーリーと、突発的な衝撃……。
ホントに口数も、セリフも少なく。
主人公が憎めず、、凄い内容の割に素朴と言うか、淡白な感じです。
ラストには、何か、何か、主人公の女の子が可哀想でたまらなく感じてしまった。。
ラストは、人それぞれだと思いますが、機会があればもう一度、見ようかな……。
-
3.0
とある家族を観察し続ける女性。彼女の目的は…という感じで始まる作品。ヒューマンドラマてす。
そこまで悪くない気がしますが…台詞が少なく、台詞自体も風や雨の音のように環境音に近いものがありますね。動きや派手さを求める人にはちと厳しい映画かな…。中身もそんなに無いので雰囲気を味わうような作品になっています。
疲れているときに見ると寝てしまいそうな気もしますが、登場人物が衰弱していく様はなかなか。ストーリーは退屈かもしれませんが、そうして魅せる部分もある作品だなという感想でした。
ただ人にオススメは出来ないかなぁ…。 -
4.2
いいでしょうこれは。中々いいんじゃない。まぁ台詞があまりなく退屈ってのは分かるけど、それでもそれを語るだけの映像表現があるので素晴らしいなと。シナリオも綿密に組み立てられてるし。それに数少ない台詞が、的のど真ん中を射る様で素晴らしい。
-
3.1
ある女性が女子高生を誘拐する話。
誘拐犯も被害者もただただ消耗し続ける雰囲気がぞくぞくして良かった。 -
3.1
動きが余りなく、会話もほとんどない。良くも悪くも邦画らしい邦画。この空気を許容できるかどうかで評価が分かれるだろう。
雨の日も風の日も物陰から1人の女を見続ける女。この2人の関係は?
最期は凄いオチが待っているわけでもなく、想定内の結末だが、何となく残る。なるほど、臍帯である。 -
3.2
DvD鑑賞最中に、親乱入する。しかも雨水を見つめているときに。どん引かれたおめでとうわたし。笑
無の時間は長かったけど、それを感じさせない魅力がありました。
(Filmarksへ)