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読書する女

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ロマンチックに本を読むことは罪ですか?

読書好きのコンスタンス(ミュウ・ミュウ)は、いつも『読書する女』という本を読んでる。そしていつしか本のなかの主人公マリー(ミュウ・ミュウ=二役)に同化して物語はすすんでいく。マリーは大の読書好き。自分の美声を生かし、出張朗読を職業にしようと思い立つ。新聞広告を出したマリーの許に依頼してきたのは、一癖も二癖もある人間ばかり。半身不随のまま思春期を迎えつつあるエリックという青年にはモーパッサンの官能的な小説を読んであげたり、トルストイの『戦争と平和』が好きな自称100歳というデュメニル将軍の未亡人と彼女の女中で一風変わった女性ベラの引き起こす騒動に巻き込まれたり。離婚歴のある中年社長のために、マリーはデュラスの『愛人』を読んでやるが、どうやら彼の目的は彼女の肉体にあるらしく…。

詳細情報

原題
LA LECTRICE
関連情報
製作:ロザリンド・ドヴィル 原作:レイモン・ジャン 撮影:ドミニク・ルリゴルール 音楽:ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
音声言語
フランス語
字幕言語
日本語
制作年
1988
制作国
フランス
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公開開始日
2020-05-02 00:00:00
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読書する女の評価・レビュー

3.4
観た人
800
観たい人
1307
  • 3.8

    まるこさん2021/09/21 07:30

    これぞフランス映画って感じの映画だった。
    読書する女の本を朗読する女。

    読書する女はあちこちで朗読する。
    いろんな本を朗読する。
    なかなかそのお話を読む(字幕なので私は読むという感じかな)のも面白かった。

    どの家もおしゃれだけど、生活感ないシンプルなお部屋ばかりでここもおしゃれ感満載(笑)

    そして、いつも思う。
    「人間は顔だな」(笑)
    美人がすれば何したって、男はおかしくなるさ(笑)

  • 4.0

    Jeffreyさん2021/09/10 06:13

    「読書する女」

    本作はミシェル・ドヴィルが1988年に監督したフランス映画で、この度DVDで再鑑賞したが良い。レイモン・ジャンの同名小説を映画化し、モントリオール世界映画祭アメリカ・グランプリをはじめ、ルイ・デリュック賞を受賞し、翌年のセザール賞でも多くのノミネートを残した作品である。本作はフランスで公開されるや一大センセーションを巻き起こし、同年度の有名どころの賞などを獲得して、一風変わった全く新しい形の女の愛のドラマを誕生させたのである。コンスタンスと言う1人の女性が手に取った一編の小説から物語が始まり、彼女が読むのはモーパッサン、デュラス、マルキド・ド・サド、トルストイといった文学書の数々で、訪れる家々で出会う様々な人間模様を捉えている。そして驚くことに、本に書かれた文章は彼女と周囲の人々との関わりを奇妙な世界に誘っていってしまうのだ。

    コンスタンスの頭の中で登場人物たちが妖しく交差し、不思議な幻想味を醸し出す。そしていつしか彼女の中に小説の中のもう1人の女が住み着いていくのである。洗礼された様式美、目まぐるしく変化していく女性心理、人間の愛らしさと哀しみ、そういった様子をカメラが渇いたタッチの中に捉え、精密ながらガラス細工のような映画美の頂点を示す。これまでにない角度から女性と言葉との関わりをユーモアたっぷりにとられた傑作である。読書好きの女性と、彼女が読む小説の中のヒロインの2役を演じるのは、フランスのトップ女優ミュウ=ミュウである。彼女の持ち味である独特の透明感とユニークでしなやかな感性とが作品に見事にマッチし、圧倒的な魅力を見せる。彼女を取り巻く人々には、大女優マリア・カザレスなどが出ている。それに個性派のパトリック・シェネで出ている。

    それにパリの国立演劇学校コンセルヴァトワールの出身者である役者が揃っているため、素晴らしい。それに国立劇団コメディー・フランセーズを代表する俳優も多く含まれている。このアンサンブルの素晴らしさがこの映画の画期的なところだろう。そして監督は、女性をテーマにした映画を撮らせたら右に出るものがいないと言われるミシェル・ドルビ。個人的には「めざめ」と「女は夜の匂い」が好きである。ジャックの原作に、同じ著者の短編集のエピソードを取り入れて、世界的にも珍しい女流カメラマンのドミニク・ル・リゴルーを起用しているのもミソである。そして鮮やかな印象を残すチャーミングな衣装はデザイナーのセシル・バルムが担当している。見事にデフォルメされた画面構成、青系統を基調にしたヒロインの服装とそれに合わせた色彩設計が、このファンタジックな愛の物語に独特の雰囲気を与えている。

    それにヒロインを幻想の世界へ誘っていくのがベートーベンの音楽であると言うところもポイントだ。コンスタンスのテーマとして有名なテンペストが使われているほか、全編に数々の名曲がちりばめられて、映像をもり立てている。


    さて、物語コンスタンスは大の読書好き。空想の世界に入り込んでは、様々なイメージを作り出すのが得意なのだ。今彼女は、読書する女と言うタイトルの小説を手にしていた。ヒロインの名は、マリー。コンスタンスと同じように好奇心の強そうな大きな瞳と美しい声の持ち主で、彼女が友人に勧められて、若い女性がお宅で朗読しますと言う広告を出すところから物語が始まっていた。彼女のもとに舞い込む依頼の手紙。それはちょっぴりスリリングな冒険へとマリーを駆り立てる素敵な招待状だ。色艶やかなニットのセーターを身にまとい、彼女は今日も人気のない迷路のような街並みをぐんぐん歩く。

    "エリック"

    エリックは半身不随で、思春期を迎えつつある青年だった。マリーもモーパッサンのー節を読んであげると彼はこともあろうに失神してしまう?官能的な文体は彼には刺激が強すぎたのかしら?しかし次に会ったときに、エリックはボードレールの詩を読んでくれるよう彼女に要求してきた。愛しい女が素っ裸だった。宝玉だけを肌につけ、誇らしげでモールの奴隷のようだった。マリーはエリックの家で素肌の上にまとったガウンの裾を持ち上げていき、彼の視線を釘付けにする。やがてマリーと2人きりになったときに、エリックははっきりこういった。この次は下着を着けずに来てください。

    "将軍の未亡人"

    自称100歳と言うドュメニル将軍の未亡人は、トルストイの戦争と平和や社会主義を論じた書物がお気に入り。彼女の世話をしているベラと言う若い女が下着の中に蜘蛛を飼っていると言う、これまた変な女だった。2人と仲良くなったマリーだったか、未亡人と一緒にレーニンの命日に赤旗を飾ったおかげで警察にマークされる。君は虫も殺せの顔をした人を不安にさせる。未亡人の元を去ったベラから葉書が届いた。髪を切りに行った美容院で、蜘蛛が額から逃げ出してきて大パニックになったとそこには書かれていた。

    "社長"

    離婚して1年以上経つと言う中年社長は、仕事に忙殺されて欲求不満気味。マリーがデュラスの愛人を朗読し始めると、グーグーいびきを立てて彼女あきれさせる。彼がして欲しいのは、どうやら本を読んであげることではなさそうなのだ。どうしよう。彼に誘われるまま一緒にベッドに入ったとは言え、プロ意識を持つマリーは本を手放そうとしない。おまけに社長のほうも緊張しっぱなし。リラックスするなら読書が1番!そう宣言すると、マリーは自分からリードして彼に喜びを与えていく。後に社長から外国行を誘われるマリーだったが、彼女の返事は当然のようにノンだった。

    "コラリー"

    不思議の国のアリスから抜け出したかのようないたずらっ子、コラリー。この6歳の少女に詩を読んで聞かせるようマリーに頼んできたのは、仕事に追われている彼女の母親だった。アリスは何もしないのが退屈になりました。コラリーの言うがまま、静かすぎるモノトーンの部屋を抜け出して遊園地にやってきたマリー。ふと横を見るとコラリーの首には、母親の高価なネックレスが。ことの重大さに気づいたときには既に遅し、誘拐だと思い込んで母親が警察に捜索願を出していたのだ。戻ってきた2人を見て、彼女がへなへなと倒れ込んでしまったのは言うまでもない。

    "判事"

    最後にマリーを呼んだのは、年老いた判事だった。代々の蔵書が並ぶ一室で、彼が読ませようとしたのは、マルキド・ド・サドのソドム百二十日。ことが進むと彼は、しばし私のお尻を眺め、広げてはみた。あまりの恥ずかしさに身を含ませながらマリーは考えた。これはプロになるための試練かも。判事が自分の声に聞き入っているのがわかって、マリーは誇らしい気分になる。ところが、判事が彼女の知り合いを前に同じ本を読むよう要求してきて意外な展開に。マリーはにこやかに微笑みながらその場を逃げ出した。これで完全に失業ね。読書する女のお話はこれでおしまい。言葉の迷宮をさまよっていたコンスタンスは、読み終えて心が豊かになるのを感じていた。世の中にはたくさんの人がいて、1つの言葉は、それと同じ数の意味を隠しているのだ。

    その不思議さ、素晴らしさ。彼女は夫ジャンのいるベッドを抜け出すと鏡の前に座った。いつしかその口元に夫さえ見たことがないような微笑が広がっていく。コンスタンスはマリーとなって人間のミステリアスな部分を覗き見ることで、本物の愛を知ったのかもしれない。広告を出すわ。私も朗読は上手よ。新しい読書する女の物語が、今始まろうとしていた…とがっつり説明するとこんな感じで、トリュフォーが本そのものを愛する映画の作り手であったのに対し、ドルビは読者、とりわけ女性の読者を愛して止まない映画作家がだと知らしめた1本である。とにかくとてもライトで、真面目でエレガントである。上品にして大胆。氷のようであり、炎のようでもある。並みの映画とは明らかに違い、それらを超越しているのがこの映画であり、フィルムの中に住んでいるような感覚になり、透明なカメラでそれを磨き上げている。

    洗礼された刺激による、この上なくエロチックなゲームで、スクリーンには知性が溢れ出る。セックスと憐れみ、喜劇と夢、強情さと純粋そのものが写し出されている。この映画は楽天的なモラルに満ちていて、主演の女優が全く以て素晴らしく、灰色の日常やタブーを打ち破り、言葉にできない痛みや孤独を和らげるように演じており、アイロニーとエロティシズムに溢れた娯楽作品を作り上げている。そもそも映画の中に映画が出てくると言う二重構造になった映画はよくあるが、読んだ本の世界の中に入ったり出たりする映画は貴重な作品だと思う。とんでもなくおしゃれな作品である。それにしてもいくつかの人間の自宅によっては本を読むと言うストーリーで、そこに出てくるキャラクターの設定がどれも独特で面白い。例えば車椅子の少年だったり、裕福な将軍未亡人だったり、離婚した会社社長だったり、両親不在の少女だったり、退職の老判事だったりと…。

    ネタバレになるからあまり言えないが、この作品は卑猥性が非常にあり、またそれぞれのエピソードではさらにユーモラスや皮肉さがパワーアップしている。想像力の描く映像は、現実のそれに比べると、ずっと観念的で単純化され、理想化されている。それにそれぞれのエピソードでカラーリングが違う。例えばエリックの家は緑が意味の中心だが、すべて緑で統一されている。壁紙も緑なら、エリックのセーターも緑である。マリーの固有色は青なのに、エリックの家に行く時はこの青に緑が混じるといった具合だ。将軍未亡人は革命の赤である。会社社長はアフリカの砂漠を連想させてベージュ。両親不在の少女はチェス盤のような黒白の市松模様である。同じように全編ベートーベンの音楽がそれぞれの人物と情景にぴったり組み合わされている。それと朗読するコンスタンスが、小説のヒロイン、マリーのアヴァンチュールに一体化する形にもなっている。この映画は声とフランス語が非常に良く、テーマとしては、細やかな日常に一瞬亀裂を生じせしめる性的幻想などもありよかった。とにかく様式美に徹底した映画である。

  • 3.1

    うみさん2021/09/06 21:46

    人生楽しんだものがちだな

    足の悪い少年の彼女を見る眼差しが、性的ではあるけれど神聖なものを見るようで良かったな
    あと彼の緑の服と緑の部屋も

  • 4.0

    takさん2021/08/29 00:10

    読書をしていて、想像の中で物語の主人公に自分を同化させてしまったり、なりきってしまった経験はないだろうか。映画観ててもよくあることだ。

    この映画の主人公は、ベッドで夫に「読書する女」という本を読んで聞かせている女性。映画は彼女が読んでいる小説のストーリーを、彼女の姿で観客に示していく。劇中劇とも言えるけれど、これは冒頭に述べたように"なりきり"の妄想を映像化したものだ。現実の彼女と小説の主人公である彼女。

    小説の主人公マリーは、自分の美声を生かした朗読家(レクトリス)。ただ人の家で本を読んで聞かせるという仕事をしているのだが、行く先々での人間模様が静かながらも強い印象を残してくれる。

    それは、少年エリックの家では緑、将軍の未亡人宅では赤、マリー自身のいる空間は青を基調にしており、場面場面で受ける印象がガラッと変わるのだ。色彩で記憶に残る映画って、いろいろある。「花様年華」や「アメリ」の赤みたいに映画全体のトーンとして残るものもあるし、チャン・イーモウ監督作「HERO」では対決する相手によって色彩が変えられて場面転換とキャラクターのイメージを印象づけるもの。「読書する女」は後者で、マリーが訪れる部屋の色彩を変えることで舞台となる部屋の雰囲気をわかりやすく、色彩のトーンが感情に重なっているのが面白い。

    小説を読み終えた彼女はひと言つぶやく。
    「私も広告を出すわ」
    それは現実の彼女も朗読家になるということだ。活字の向こうで想像の翼を広げて違う自分になることを、映像として表現する斬新さがこの映画の魅力。主人公を演ずるミュウミュウが、他の誰とも似ていない不思議な雰囲気で素敵だ。

  • 3.5

    ユバさまさん2021/08/24 22:04

    オシャレな感じ。
    話はいまいちピンとこない。
    読書という生の現象と、想像の世界がいろいろ絡み合う。
    いろんな解釈ができそうな映画。
    主人公の女性はけっこう老けてるので、けっこうマニアックな性癖だなと思った。

  • 3.5

    タさん2021/07/23 12:10

    依頼者宅を訪問して、朗読をする女性のお話。
    青年から老人までみんなド助平。
    朗読を目的としていたが、次第に違う方向に…
    現実と小説内の話が入り混じり、よく分からない場面がありましたが、結局は全て小説内の話だったんですね。

  • 3.0

    ツキサノさん2021/05/22 11:19

    この年代のフレンチらしい官能表現を味わえる。

    女は本を読むが、登場人物達は、その女の全てを読み解けない。また、登場人物達の挙動にも違和感がある。そのアンビバレンツな映画的構造が、この作品内におけるエロティシズムに直結している。

  • −−

    ヤマナカさん2021/05/04 23:45

    モーパッサンで気絶してしまう少年、マルクスとレーニンが好きなブルジョワのおばあさん、デュラスよりセックスがしたいおじさん、みんな魅力的だが、全体としてなんだか物足りない。読むあいだの尺が短いから?

  • −−

    cascaさん2021/03/21 19:58

    マリアデメディロスみたいな人いると思ったら本人だった。すごい端役。
    ミウミウの魅力というか主に性的魅力が強調されていて、強烈。
    本の内容が映画を導いていくのがフレームインフレームみたいな感じで不思議な構成だった。ちっちゃい女の子が可愛い💘しっかりしてる

  • 3.0

    nさん2021/03/19 22:42

    景色や、主人公のお洋服や、緑を基調にした背景・小物など、見てて楽しい美しい映像だった。
    お話は、なんというか、エッチだなぁ……という感じがした。可愛らしい画がたくさんある中にシレッと官能的なシーンも入ってくるのが面白かった。
    俳優さんたちが平然と脱いでいるのがなんかフランス!!という感じがした。

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評価・レビュー

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    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

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