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象は静かに座っている

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世界の果てを一緒に見に行こうきっと未来は変わる崇高さとデカダンな邪悪さが共存する永遠の美が蘇る!

満州里の動物園に一頭の象がいる。その象は、一日中ただ座っているという――炭鉱業が廃れた中国の小さな田舎町に住む少年ブーは友達をかばい、不良の同級生をあやまって階段から突き落としてしまう。不良の兄で町で幅を利かせているチェン達に追われ、ブーは、友達のリン、近所の老人ジンをも巻き込んで町を出ようとする。それぞれに事情を抱えながらも、遠く2300km先の満州里にいる奇妙な象の存在にわずかな希望を抱き4人は歩き出す。

詳細情報

原題
An Elephant Sitting Still
関連情報
プロデューサー:ガオ・イーチェン 製作会社:Dongchun Films 音楽:ホァ・ルン 編集:フー・ボー 撮影:ファン・チャオ 録音:バイ・ルチョウ 美術:シェ・リージャ サウンドデザイン:ロウ・クン
音声言語
中国語
字幕言語
日本語
制作年
2018
制作国
中国
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公開開始日
2020-10-07 00:00:00
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中国映画洋画ランキング

象は静かに座っているの評価・レビュー

4
観た人
1816
観たい人
5925
  • −−

    かなもりさんさん2022/01/14 02:13

    はい大好き。

    根っこの部分で人を信じているのが伝わってくる。

    だから辛いんだよな。だから絶望するんだろうな。

  • 3.2

    まるこさん2022/01/13 16:38

    4時間弱とスーパー長い。
    間を大切にしてるからさらに長く感じる。
    でも最後まで観ちゃう不思議な映画でした。

    登場人物みんな死んだ目してて最初から最後までとにかく暗い。
    通な人はセンスがいいと絶賛していそうなオシャレな作り。

    自殺、無関心、他人のせい、、、どれをとってもマイナスワード。
    評価めっちゃ高いけど、今の私に響くものは何もなかったなぁ。

    映画公開後フーボー監督自体が自殺をしてしまっていて、その闇の深さをこの映画を通して痛感してしまった気がした。

  • 3.8

    Yukaさん2022/01/10 20:04

    登場人物の多くが、「自分がこうなったのはお前のせいだ」って人のせいにしている。
    だけど、そう思うのも、そう言ってしまうのもしかないのも仕方がないような、
    どうしようもない閉塞感が淡々と描かれていて苦しくなった。
    この監督の作品をもっと見てみたかったです。

  • 4.0

    HUさん2022/01/03 14:14

    終始心情と相まった繊細な映像に一気に観てしまいましたが、とても苦しかったです。
    余裕のある正月休みだから観れましたが、正月のタイミングで観るものではなかったかもしれません。
    しかし語りたいことがたくさんな作品です。

  • −−

    genarowlandsさん2022/01/03 12:17

    自分達と同じように絶望を感じて「象は静かに座っている」と思っていた。

    フー・ボー監督が作品を完成した後に自死していることを知っていて観たので、この4時間の長尺作品が救いを求める遺書にみえて仕方ありませんでした。そのためスコアはつけませんでした。

    近景と遠景、社会の中心と周縁、昼と夜、見えるものと見えないもの、表の顔と裏の顔、現れるものと作ったもの。

    若さ、あるいは高齢のため、あるいは地域産業衰退のため経済活動ができない、社会の周縁部にいる人々が、自身を役に立たないクズでゴミだと思わざるを得ない無気力と絶望感、僅かながらの希望、それは自分たちだけに不幸が起きているのではないと思いたい願望を描いているのだと思いました。

    この作品のラストに希望を見出だしたかったのですが、僅かながらのすがっていた希望が打ち砕かれた瞬間が描かれていたと私は思いました。

    映画という架空の世界では、どんなに救いのない状況が描かれていても、人はどこかになんとか希望を見い出したいものです。

    でも現実はどうだろう。現実の厳しさがあるから、映画という人が作った像に自分の心を映し出し希望を探しているだけなんじゃないか。
    (映)像は人の心を映した象(表れた形)なんだと思います。

    タル・ベーラ監督を師と仰いでいたことからも「絶望」がテーマだと思って観ていました。タル・ベーラ作品は『ニーチェの馬』と途中ギブアップした『倫敦から来た男』しか観ていませんが、『ニーチェの馬』は限りなく現実にある絶望を描いていました。少しずつ状況が悪くなってじり貧であることに周りは気づいても当人達はわからない。もう死しか残っていないのに、少しずつの変化は茹でカエルの例のようで、悪化に適応して慣れていく。絶望に至っていることに気づかないことを絶望という。そういう解釈を私はしました。

    この作品では絶望的であることに気がつき、そこから抜け出す先にあるものは、「絶望的なのは自分達だけではない、外の社会にも絶望がある。それを確かめて慰められたい。」ただそれだけだったのだと思います。自分達と同様かそれ以上に絶望的な存在を具象化されたのが、檻の中で絶望している無気力な象だった。

    虐げられている者がさらに弱いものを苛めるエピソードが語られていましたが、彼らは弱い者を直接苛めるメンタリティは持っていないです。純粋に愛や友情を求め、語る言葉も無気力で言葉少なくはありますが、真っ直ぐで正直です。

    しかし、自分達より強く大きな存在、囚われの象が無気力であるとしたら、慰めになるかもしれない、自分達より下位を見つけて。

    漢字の「象」とは「見える形になって現れたもの」。
    「像」とは「人が作った形」。

    映像が独特でした。全編が自然光で撮られ、画は近景だけに焦点が当たり、遠景は常にぼやけています。近景は今、刹那の現在、遠景は未来。絶望と無気力により未来を見ることができない、近視眼的な登場人物達の心象風景です。

    遠景を思い浮かべることは、この狭窄した荒んだ世界から逃れること。僅かながらの希望ある未来を考えること。しかし、どこに行っても状況は同じだと言われ、逃げられない現実から遠景(未来)を見ることができません。

    登場人物達は正直で決して悪に染まってはいません。どうしようもない環境にいるのは確かですが、内省がまったくありません。自分と向き合う気力も言葉もなく、苛立ち、身を守る術も知らず、環境のせいにも出来ず、刹那にしか生きられていません。今ここへの重力が強く、思考することもできません。
    象は重力の最大級です。

    作品の、とくに登場人物達の気力を失い思考できない状態から監督は鬱状態にあったと思いました。

    長尺なのは映画を終わらせたくないから。もっと長く撮りたかったんじゃないかな。映画を撮っている間は生きていられるから。

    登場人物達は思考停止になっていましたが、そこでは確かに生きていました。言葉にできない思いを抱え、真っ直ぐに生きようとしていました。愛や友情、真実、家族との暖かい暮らし、ささやかな幸せを求めていました。

    とても重く救いのない作品でした。

    この作品に出口を与え、彼らを閉塞と絶望から解放してあげられる作品を誰かその後に続く監督が作ってあげられないでしょうか。それができるのが映画の力だと思うのですが。

  • 4.0

    niameyさん2022/01/02 19:28

    劇伴がよかった。主張し過ぎず、登場人物の胸中に寄り添うような楽曲が多い。特に老人ホームと夜行バスのシーンに使用されたそれは切なくも美しかった。

    どこへ行っても同じだと、動くことを諦めた人々に捧げられた物語だと感じる。象は救済の象徴だろうか。静かに座して彼らの来訪を待っているように思えた。

    4時間近い長編で陰鬱な場面も続くが、心に深い爪痕を残していく作品だった。

  • 4.4

    チスミさん2022/01/01 19:37

    中国の廃れた田舎町に住む男女4人のとある1日を、4時間にかけて描いた大作。
    何の関係性もないと思われる、ただ居場所のない4人の運命が、満洲里の動物園で1日中座っているという象の存在を中心に交錯する。
    作品は全体を通して長回しが多く使われ、1つひとつのカットがとても丁寧。そして薄暗く灰色がかった色彩トーンと、光と影をうまく駆使したモノクロのシルエットが印象的だった。
    29歳で早逝したフーボー監督、作品公開前に命を絶ったため、本作はデビュー作であり遺作なのだそう。夭折の天才とは、このこと。残念でならない。

  • 4.0

    ハレルヤさん2021/12/29 21:11

    中国の内陸地にある田舎町。様々な問題を抱えて悩み苦しむ4人の男女の様子を中心にした物語。

    上映時間約4時間。年末で仕事も納まったこのタイミングを利用して一発勝負のぶっ通しで鑑賞しました。とにかく凄い。明るさなんか微塵もないリアルな暗さに満ちた作品。特に派手さは無いのに圧倒された気分になりました。

    友人を守るために不良を階段から突き落とした事でその兄チェンから追われる事態になった少年ブー。そのチェンも友人の妻と関係を持った事で友人を自殺へと追いやってしまい苦悩する。

    愛のない虚しさばかりの家庭に育ち、学校の教師と不倫関係になる女子学生のリン。娘夫婦と同居しているも疎ましく思われていて、老人ホームへ入居しろと言われ続け心苦しさを抱えるジン。

    色んな意味で居場所を失ったこの4人の物語。彼らが向かうのは遥か遠くの満州里にある動物園。ここにずっと座ったままでいる象を見るため。それは本当にいるのか。それを見て何を感じるのか。そこは彼らにとっての理想郷なのか。

    4時間という長い時間を費やして描かれる彼らの物語は、1日での出来事とは思えないくらい濃くて、その世界観に没入出来るものでした。それも本作がデビュー作であり遺作でもあるフー・ポー監督の才能のおかげでしょう。

    同じく長尺の映画である「サタンタンゴ」でもあるように、基本的な撮影方法は長回し。カットを無駄に切らないので、その場に居合わせているような感覚になり、登場人物たちのヒリヒリするような舌戦に強烈な緊張感が走ります。

    多分カット切ってないと思いますが、終盤のブーとチェンの約15分に及ぶやり取りも見応えが凄かった。キャストの皆さんも抜群の演技力で作風を損ねること無く一連のシーンを演じているのも本当に凄い。

    自然光のみのリアルな質感の映像に、メインの登場人物のみにピントが合ったカメラワークも「サウルの息子」を思い出すもの。余計な音楽も無く、全ての演出が作風を巧く後押しして、何とも言えない閉塞感を生み出していたと感じます。

    本作完成直後に自ら命を絶ったフー・ポー監督。噂では本作の長さを巡ってプロデューサーと相当揉めたのが一因とされているみたいですが、それでも自分の意思を突き通したのがこの完成度に直結しています。凄い才能を感じただけに、残念で仕方ないです。

  • 3.4

    おふみさん2021/12/28 14:43

    灰色の映像が、荒んだ暮らしや心を表しているようでした。象を見に向こう側へ行くことは、彼らにとって最後のすがりたい光であり希望なんだろうな、と思うとラストも少し切なかったです。

  • 3.8

    kaeru3さん2021/12/26 02:24

    幸せそうな登場人物が一人もおらず、曇り空で光もうっすらとしか届かない寒々とした景色が続く4時間。

    死んだように生きていた高校生や老人たちが、諸々あって生気を帯び始めてからが面白くなった。

    みんなが目指す「満州里」がどこにあるのか調べたら、内モンゴルにあるロシア国境の街だと知って、主人公たちの閉塞感をより強く感じた。

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    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

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