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象は静かに座っている

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世界の果てを一緒に見に行こうきっと未来は変わる崇高さとデカダンな邪悪さが共存する永遠の美が蘇る!

満州里の動物園に一頭の象がいる。その象は、一日中ただ座っているという――炭鉱業が廃れた中国の小さな田舎町に住む少年ブーは友達をかばい、不良の同級生をあやまって階段から突き落としてしまう。不良の兄で町で幅を利かせているチェン達に追われ、ブーは、友達のリン、近所の老人ジンをも巻き込んで町を出ようとする。それぞれに事情を抱えながらも、遠く2300km先の満州里にいる奇妙な象の存在にわずかな希望を抱き4人は歩き出す。

詳細情報

原題
An Elephant Sitting Still
関連情報
プロデューサー:ガオ・イーチェン 製作会社:Dongchun Films 音楽:ホァ・ルン 編集:フー・ボー 撮影:ファン・チャオ 録音:バイ・ルチョウ 美術:シェ・リージャ サウンドデザイン:ロウ・クン
音声言語
中国語
字幕言語
日本語
制作年
2018
制作国
中国
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公開開始日
2020-10-07 00:00:00
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中国映画洋画ランキング

象は静かに座っているの評価・レビュー

4
観た人
1487
観たい人
5459
  • 4.2

    deadcalmさん2021/06/16 09:02

    フー・ボー監督のデビュー作にして遺作。タル・ベーラリスペクトらしい長回し中心の4時間の大作。

    中国の田舎町を舞台に、4人の男女が抱えるそれぞれの生き地獄と逃避。それぞれの事情から急激に居場所を失っていく、時々交錯する彼らの姿をザッピングしながら、とある一日の朝から晩までを描く。
    この世の生き苦しさを濃縮したような、誰も彼もが他人に理解を向ける余裕を持たない救いのない世界観で、主人公たちを4時間かけて丁寧に丁寧に追い込んでいく。重苦しい長い沈黙のシーンなども多く非常に見ていてしんどい、が、だんだんとその街の空気に没入していく。

    舞台の街はけして見栄えの良いとは言い難いうらぶれた土地だが、映像はずっと美しい。メインの人物にピントを合わせ続け、周囲のものをぼんやりとしか描かないなど、いくつか特徴のある撮影。時々挟まれるBGMがかなり好み。

    いろいろ印象的なシーンはあるけれど、ジンが老人ホームを訪れるシーンの絶望的な暗がりが強烈に焼き付いている。

    終盤の病院のシーンあたりから一層厳しさが加速し、満身創痍に傷ついた彼らはいよいよ長い長い映画の終わりに向かう。その後の彼らのことは想像に任せられる。ぼんやりとした不安とあまりに覚束ない微かすぎる希望だけが描かれる。
    ラストシーンでは、途中のセリフで一回(たぶん)言及されてただけの要素が活用される。そこを寝てた人は残念。

  • 4.6

    有希さん2021/06/10 23:28

    苦痛は生まれた時に始まり
    場所を変えたところで消えるわけじゃない
    新しい苦しみが生まれる
    何のために存在するのかは
    誰にも分からない

  • 3.5

    ころっぷさん2021/06/07 23:14

    その場にいるかの様な没入感。ただ傍観させられる苦しむ人間の姿。人物の背を追うカメラは長い夢を見ている様な浮遊感。一つ一つの台詞が重い。長尺なんて物じゃないが、無駄なシーンは無い。人生を省いて進める事が出来ない様に、この映画は観客もそこに存在する事を強いる。安易な救いは無く、何の答えも示されない。ただ流れた時間の中にだけ、実感が痛みとして残る。観るのに覚悟が必要な映画。

  • −−

    忘却白書さん2021/06/07 09:39

    この世界の何処にも行き場所も居場所も無い閉塞感を伝えるというか味合わせる為の4時間なのは理解できるけど、それでも体感として普通に長い。
    1時間のドラマを4話観るような感覚で観ました。

    誰かの孤独なんて共有できないし、みんなの孤独なんて唯の馴れ合いで消費され、ひとりひとりの地獄があるだけ。

    祈りと叫びの真ん中らへんで声は言葉から剥がれていった。

  • 2.4

    yukkoさん2021/06/06 04:23

    知らなかったんだよ、この映画が4時間もあるだなんて…(ノД`)💧💧💧

    夜勤明けのグッタリ疲れきった脳ミソでの鑑賞はまさに罰ゲーム…
    2時間程観た所で知った234分…😱途中寝たよ😪
    最後まで観たので言いたい放題言ってやるちくしょー。

    カメラアングルなんなん?見せない美学ってあるけど、コレはハズしてるわ💢
    顔しか映さねえ💢ちゃんと見せろよ!想像で補えってか!?映画だろが💢
    淡々とダラダラと長過ぎるわ💢纏めたら2時間でこと足りるだろが💢
    何も解決してねーし💢何を象に求めてんだよっっ😫逃げたって解決しねーよ😡

    ラスト爺さんが言ってる事はもっともだが、そりゃアンタ、長く生きてきたから感じる事でさぁ。高校生には伝わらんよ💧

    つまんなくはないけどこの長さは時間返せと言いたくなるわー。
    2本観れたわー。心にも残らないわー。今後ちゃんと時間チェックするわー。
    あ~疲れた😩

    ※色々レビューを見てわかった事。

    この監督、映画完成後に自害している。デビュー作にして遺作。
    そう思うと、メッセージ性強めな作品。生きるのは地獄だったのかもね。
    気が滅入る映画なのは確かだ。

  • 3.8

    そくらてすさん2021/05/29 00:43

    自分がちっぽけなのか、この世界が広すぎるのか。カメラワークはがっちがちなのに、その下をゆっくりと流れていくセンチメンタルさがめちゃくちゃ青臭くてもうなんか。人間を構築する言葉も行為も裏を返せばぜんぶ只の暴力でしかないのかもしれない。全てをその言葉で罵り、全てを憎んで、全てを諦めても、それでも全てを抱え生きていくしかないんだろうきっと。嫌だけど。4時間は決してあっという間ではないけど一瞬一瞬が貴重。

    「あなたクズなの?それともクズのふり?」
    『分かってる。俺の人生はゴミだ。毎日ゴミばかり。掃除してもすぐにゴミがたまる』
    「特別なことじゃない。皆そうだわ。自分だけだと思った?」

  • −−

    れみぜさん2021/05/25 22:11

    どこへ行っても同じ。犬がいたから耐えられた。
    みていてどっと疲れた。中国にこんなすてきな役者がいるんだ。監督何故死んだの?悔やまれる。

  • 4.1

    ゴロワーズさん2021/05/25 03:25

    長い映画は余り得意では無い。
    集中力が続かないのである。特に家で観る時。
    しかし、映画を沢山観ている又は映画館で働く友人達に勧められて鑑賞。
    ワンカット長回し、ゆったりとしたセリフのタイミング、クロース アップと後ろボケの多用、くすんだブルー グレイな色調等々、長い尺も含めて、全てに必然性を感じた。
    辛い内容だし、他人のせいにする人物ばかりが出てきてウンザリもするが、そんな現実の中で微かな希望も感じました。
    監督のご冥福をお祈りいたします。

  • 4.6

    YujiSakuraiさん2021/05/16 18:09

    1シーン1カットの演出、人物の背を追うカメラワーク、ノーライティング、無駄な劇伴の排除。

    これら監督独特の演出に序盤は苦戦を強いられるものの、少しずつその表現技法に目が慣れ始めると、かつてない没入体験が味わえる。

    物語が終盤へ差し掛かるにつれ言葉は重みを増し、4時間に及ぶ大作のラストシーンは、文字通りの圧巻であった。

    監督の死が意味のあるものであったことを願う。

  • 4.0

    ののさん2021/05/16 17:33

    向こう側へ行っても変わらない絶望を知るよりも、向こう側への希望を抱き続けるほうが幸せなのだろうか
    向こう側へ行き着く直前の期待だけが私たちを生かすのか
    ただ静かに座っていることだけが私たちを救うのだろうか
    抗う先にあるのは絶望だけなのだろうか
    完成と同時に監督自ら命をたってしまった
    それがすべての答えとなっているような気がして、苦しい

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評価・レビュー

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    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

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