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カンバセーション…盗聴…
G- 字幕
サンフランシスコ在住の盗聴のプロフェッショナル、ハリー・コール。通信傍受の権威としての輝かしい名声とは裏腹に、彼の私生活は孤独そのものだった。それは他者の秘密を盗み聞きするという盗聴という仕事を生業にしていながら、ハリーが自らのプライバシーの保持に異常に気を使っているからだった。そのためにハリーは、彼とより親密な交際を求める恋人とも別れる羽目になってしまう。そんな彼にとって唯一の心の支えは、厳重に外部から隔離された自室で、ジャズの調べに合わせてサクソフォンを演奏することだった。
詳細情報
- ジャンル
- 洋画
- サブジャンル
- サスペンス
- サービス
- StudioCanal
- 原題
- CONVERSATION (The)
- 音声言語
- 英語
- 字幕言語
- 日本語
- 制作年
- 1974
- 制作国
- アメリカ
- 公開開始日
- 2020-10-21 00:00:00
キャンセル
サスペンス洋画ランキング
1469
1695
-
4.5
見事と言わざるを得ない。。清々しくやられた。
サスペンスとしてのエンタメ性もさることながら、そのスレスレなプライバシーの感触も追体験できて良し悪し混乱パラダイス。
ジョンカザールいいなぁーーーー!!
あと落ち着いてるのにスリルのある音楽がめちゃくちゃ映画と合っていて最高。これを聴きながら歩くだけで気分は誰かに追われている感じ。 -
3.7
再鑑賞。オープンリールデッキ、真空管アンプ。ジーンハックマンの所作が痺れる。初回は高校同級生の映画の師匠の団地で見たなあ。あの鰻の寝床のようなシアターで見た映画の数々が一番ワクワクしました。
-
4.2
盗聴のエキスパート、ハリー・コールはある日、若い男女二人組の会話を盗聴することとなる。しかし、この依頼によって、彼はある事件へと巻き込まれていくー
なだらかな時間の流れに沿いながら、孤独に生きるハリーの心理描写をサスペンス調に描いた作品。
非常にシュールでクールであり、また音響効果も作品に重要な役割を担っている。
ラストシーンはセンスの塊。観賞後の余韻に浸れる素晴らしい作品。 -
4.3
公開時以来の再見
衝撃のラストは鮮明に覚えている。
ユーザーさんのレビューを見ると、
「コッポラ史上最高傑作!」との絶賛もある。
分かる気がします!!
「ゴッドファーザーシリーズ」のような
派手さと大作感はない分、
逆に、細部がきちんと有機的融合をしていて、
脚本、カメラ、演技、音楽、全てが
きちんとはめ込まれて、ラストに向かうと
いう点では、申し分ないんじゃないかな😃
細部が組み込まれていく「カチッ」という音まで聴こえてきそうな、宮大工の仕事ぶりみたいな精巧な作品だと思います!
一見、無駄なような場面やセリフも
殆ど全てが何らかのカチチで結び付いている。
例えば、主人公が讒言に行くほど敬虔な
クリスチャンだということ。
最後に残していたそれを壊すということ
クールな仕事人の外見とは裏腹に、
罪の意識に苛まれていること
前半の恋人との誕生日シーン。
ささやかな幸せ、くつろぎの場のはずが
彼女の何気ない質問で、もう壊れてしまうこと。
終始、自分のことを訊かれていることを
拒んでいること、
イタズラの盗聴ペンを折った行動と
衝撃のラスト
彼の唯一の趣味であるジャスCDとの演奏
それは、本物とのコラボ、
聞こえてきている音との平和的なコラボ
一方、聴き出している音は、非人間的な、
非平和的な音
などなど、全てのパーツがものの見事に
組み込まれていく!
まさに、名人芸的な作品です!
お見事!というほか ないっす!
-
4.3
映画開始直後、公園のカップルに狙いを定める主人公は厳格な盗聴のプロフェッショナルといった趣だ。しかし、話が進むにつれそれだけではなく、彼の中には罪の意識や孤独感、盗聴されることの恐怖といったものが潜んでいることが分かる。それと同時にカップルの何気ない会話の意味合いも変わっていく。そのミニマルな構成のうまさがすごい。そうして、カップルの音声テープ=主人公の内面という見方しか出来なくなったところで、そこをひっくり返した事件の顛末には完全に僕も騙されてしまった。
プライバシーを侵される恐怖というテーマについては、今やSNSで自分の個人情報を自ら差し出していることもあり70年代当時と同じ見方が出来ているかは分からないが「非対称的に誰かから見られている」という恐ろしさは今でも有効だと思った。とはいえ、個人的にはこの映画は男が抱える孤独感や罪の意識といった点で見ていたのだが。
ラスト、自分が逆に盗聴されていることに気づいた主人公は盗聴機を見つけるため部屋の床板を剥がし、あらゆる家具を破壊した後一人サックスを吹いている。主人公は部屋同様に完全に破壊され、狂ってしまったという見方をすればバッドエンドかもしれないが、個人的にはある種の希望のようにも思える。(何となく、この後彼は盗聴屋を辞めて別の生き方を探すような気がする) -
5.0
めちゃくちゃ面白い。もっと早く観ればよかった。
とくに冒頭の盗聴シーンにおける、音声とカメラワークの関係性を作り出している編集が秀逸。その後何度か、”普通”の劇映画的音声が「盗聴」のそれに置き換わる瞬間があった。
ハネケ『隠された記憶』における「シネマにおけるカメラ」のように、「シネマにおける録音」というメタ装置を匂わせつつも、終盤へ向かうにつれてベタになっていく。それは盗聴から探偵へ(つまりは記録から読解へ)とスライドしていく主人公の行動・心理とシンクロしているわけだけど、
せっかくなのだから、ベタに錯綜した「読解」ではなく、メタが故に錯綜した「読解」を見てみたかった。と思いつつも、面白かった。
コッポラってこんなことできるのね
あとはアントニオーニの欲望か -
3.7
もっと話の込み入ったサスペンスかと思ったら、一人称の倒錯映画だった。スリラーですね。
何故直接じゃないと成果物渡したくないとか、恋人との関係とか、説明を省き過ぎて、感覚や雰囲気だけで見せているので、一瞬?となるのは、当時の流行なのか、単に脚本が甘いのか。
音楽の使い方は良かった。 -
4.0
もはや、ただいまっていう感じ。
どこからが現実に起こったことなのか次第に分からなくなっていく引きこもりの映画。
フーコーの監獄よろしく、主人公は自分の中の罪の意識に囚われて生きていて、安らげる場所はどこにもない。
ラストシーンのぐちゃぐちゃになった部屋の中にポツリと座ってサックスを吹く姿を監視カメラのように捉えるラストカットが痺れる。 -
3.7
愛に飢えていながらも、他者を信用できない男のお話。自分自身を少しでも相手に「渡す」ことができなければ、深い関係など築くことはできないのだろう。
ミッドナイトクロスのデパルマ同様、コッポラもやっぱり芸術が1番なようです。 -
4.5
オープニングから掴みがヤバイ。編集が素晴らしい。
何度はっと息を飲んだか…ものすごく緊張感のある作品だった。
善き人のためのソナタとは違い、主人公のハリーは盗聴を生業としているところが肝。仕事に対してそれなりのプライドと警戒心があり、それが逆に自分を縛りつける鎖にもなっている。
限りなく黒に違いグレーの仕事は、常にギリギリのところに自分の身を置いておかなければならない。にも関わらず、主人公が信仰深いってところがまた面白い。盗聴してご飯食べてるんだから、懺悔もクソもねーよ。
自分の過去や個人情報はできる限り話さないし、仕事の話なんて以ての外。常に疑心暗鬼でいなければならないホンモノの心の孤独は想像するだけでゾッとした。自分が何者か、真っ当なのか、分からなくなりそう。
孤独のなか、神を信じ、懺悔することでかろうじて自分を保ってたのかな。
コッポラ監督のセンスが爆発してる作品だった。なにより音楽が最高…
マンションでの電話の会話や、最後のサックスを吹くシーン、破壊された部屋でパンされるカメラ。
脚本自体はシンプルなのに、なんでこういう発想になるのかなあ!クオリティが変態の域。
# 70/2018
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