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鏡の中の女

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精神科医のエニーは、幼い頃事故で両親を亡くし、祖父母に育てられた。患者マリヤの快復に向かわず、エニーはうつ病と幻覚に苦しみ精神のバランスを崩し始め、そして自殺をはかる。エニーは一命をとりとめるが、人間として溢れてくる感情をついに吐露するのだった。

詳細情報

原題
ANSIKTE MOT ANSIKTE
音声言語
スウェーデン語
字幕言語
日本語
制作年
1976
制作国
スウェーデン
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公開開始日
2020-11-13 10:00:00
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鏡の中の女の評価・レビュー

3.8
観た人
72
観たい人
228
  • 3.7

    あっしゅさん2021/07/16 19:12

    幼少期の祖母との思い出が、フラッシュバックや現在の祖母の口から語られるのではなく、ひたすらイエニーの狂気の憑依によって再現される。それはきっと、不明瞭で歪められた鏡の中に真の自分を探すように、人間は自身の偏見や観念というフィルターをかけずに他者を見つめることは不可能に近いということだ。この困難を克服するための愛。彼女が職場へ戻るとき、あの患者と顔を向き合わせることができるだろう。

  • 1.5

    たむランボー怒りの脱出さん2021/06/29 00:03

    退屈!!
    今まで見たベルイマンでは一番ダメ……。でもベルイマンって基本こんなんやった気がする。あまりに心理的すぎて全然興味がもてない。俺がベルイマンだめになったのか。『恥』は今でもめちゃくちゃ好きな自信あるけど。

    でもところどころ面白いとこあったりするから評価に困る。口の聞けない女の口元から何かちょろっと出てるから引っ張ってみたら長細い紙に印刷されたメッセージが延々出てくるのはかなり面白かった。

  • 3.6

    parkoldiesさん2021/06/24 00:32

    これはホラーってことでいいのでしょうか笑。
    いつも家で映画を観るときはスマホの電源をoffにして部屋の電気を全て消し、真っ暗にしてシアター気分を味わいながら観るのですが、この映画は開始15分で断念。不意に現れる黒目しかない老婆が怖すぎる。
    2時間ほぼリヴ・ウルマンの一人芝居を観るような映画でした。

  • 3.8

    BONさん2021/06/17 18:46

    ベルイマン作品鑑賞31作目。

    同年のカンヌ国際映画祭非コンペティション上映作品。数々の賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞外国語映画賞、ニューヨーク映画批評家協会賞主演女優賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞主演女優賞、外国語映画賞など、多くの賞を受賞した心理ドラマ映画。

    幼い頃に事故で両親を失った精神科医の女。快調する見込みのない患者への無力感が過去のトラウマを引き起こし、徐々に精神が崩壊していく。彼女は遂に自殺を図るが…というベルイマンが長年探求してきた生や死、愛をテーマとした物語。

    睡眠薬で自殺を図り、女はベルイマン特有の不気味な夢の中で両親や自分を育てた祖父母と対峙する。精神科医の主人公役は当時ベルイマンの妻であり、彼の映画ではおなじみのリヴ・ウルマンが『秋のソナタ』(1978)と同じく圧倒的な感情の爆発を見せる。

    人間の心理を観察し、感情の揺れ方をベルイマンは精神科医並みの洞察力でヴェン・ニクヴィストの舐めるようなカメラで彼女をひたすらに追いかける。落ち着いた色彩と、『叫びとささやき』(1972)と同じく、印象的に使われる赤色が美しい。

    原題の直訳『FACE TO FACE』の通り、人と人が面を向かい合わせる家族と自分自身との対面。イタコのように役に乗り移ってしまうウルマンの神業を見せつけられた。

  • 3.8

    cyphさん2021/06/05 17:46

    ベルイマン、カラーの方が断然いいな こんなに薄緑やくすんだ赤がきれいな世界にいたんだ、てなる あとやっぱり白夜で最高 「明るいわ」「もうすぐ2時だ」ほんとうに空が白く明るいだけで昼の光とはぜんぜん違ってきれい 穏やかな狂気

    相変わらず幼少期の家族関係のトラウマや性暴行の記憶が悪夢や発狂時の叫びとしてそのまま出てきてじゃじゃーんてなるやつ、あまりにまんますぎてうんざりするけどつまりはエヴァとか園子温とか観てるときのテンションで観てあげればいいんだってそろそろやっとわかった 絵がきれいで演技が迫真だから物々しいだけで別に内容が知的で大人びてるわけではない

    冒頭のへんなパーティーや、夢の中の明るい部屋に動かない患者たちがすし詰めになってるシーンよかった「春はみんな狂うから忙しいの」 あと薬たくさん飲んだ後に低い鼻歌とともにじっくり壁紙やレースカーテンを映していくカットも素敵だった そう、そんなんでええんですわ それが映画にしかできない魔法だよ

    あと原題はFace to Face 顔と顔を合わせてのもの そっちの方がラストにあってた 主人公と友人、主人公と娘、そして祖母と祖父 あんなに近く顔を合わせていながらも「鏡にうつってのもの」のよそよそしさを拭いきれない前者の関係と、愛という唯一の方法に行きついて見える後者のゆっくりとした動作

  • −−

    天カスさん2021/04/26 18:01

    長いし面白いかはまた別として、やっぱりイメージの鮮烈さやリヴ・ウルマンを画面に閉じ込めておく閉塞感は凄い巧い。そしていつの間にか見つめ返されている。
    クローゼット(押入れと訳されていたが…)のトラウマ、死、老いの匂い。ちゃんと用意されている希望。

  • −−

    夜に羽ばたく鳥さん2021/03/19 21:49

    狂おしくも繊細な世界。苦悩、狂気、妄想、夢…ベルイマンは本作で映像芸術の限界点を模索していたのではないだろうか。後期ベルイマンにおける到達点。

  • 3.6

    kokiさん2021/03/06 15:46

    久しぶりのベルイマン。

    彼も、誰かから愛されたかったんじゃなくて自分に愛されたかったのかな...。

    (この作品も赤が象徴的に使われているけど)思えば、ベルイマンは体内の映画が多い。

    (119分って書いてあるけど観たのは135分あった)

  • 3.7

    上旬さん2021/01/11 20:35

    【第49回アカデミー賞 監督賞・主演女優賞ノミネート】
    ベルイマン晩年の作品でテレビドラマを再編集したもの。

    リヴ・ウルマン演じる精神科医が自らのトラウマや心の傷に呑み込まれていく様を描く。『叫びとささやき』ほどではないものの、赤が印象的で流石ベルイマンだけありバッチリ決まった画面作りが素晴らしい。

    とても抽象的でまるで彼女の頭の中を彷徨っているような感覚になってくる。終盤の取り憑かれたような、まるで『エクソシスト』のようなリヴ・ウルマンの演技は凄かった。

    ただ目新しさはなく、今までの再生産に留まっているような印象は拭いきれなかった。

  • 3.8

    YasuhitoAraiさん2020/08/12 06:49

    イングマール・ベルイマン監督作品。
    撮影:スヴェン・ニクヴィスト。
    リヴ・ウルマン演じる精神科医のエニーは、引越で次の新居に入れるまでの間、祖父母の家に住むことになるが、次第に精神に異常をきたして・・・という話。

    一人の女の過去のトラウマ、心の傷に入り込んでいく映画。映画のほとんどがリヴ・ウルマンのショット、特にクローズアップが占める。リヴ・ウルマンが狂気に陥るところを長回しで延々と映す。そしてその演技が見所。

    ベルイマンらしい、女の精神世界のパートも独特で面白かった。影が多く占める画面で、その影の具合がホラー的な要素を多分に感じさせる。ベルイマンはホラー演出が上手い。
    不意に表れる、影の中にいる老婆がとても怖い。黒目の割合の多さがすごい。

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評価・レビュー

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    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

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