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田舎の日曜日
G- 字幕
1912年夏。画家のラドミラルは妻の死後、家政婦のメルセデスと暮らしている。日曜日、いつものように家族が集まる。めったに来ない娘イレーヌの訪問により普段と違う家族の雰囲気になっていくのだった。
詳細情報
- ジャンル
- 洋画
- サブジャンル
- ドラマ
- サービス
- StudioCanal
- 原題
- UN DIMANCHE A LA CAMPAGNE
- 音声言語
- フランス語
- 字幕言語
- 日本語
- 制作年
- 1984
- 制作国
- フランス
- 公開開始日
- 2020-11-13 10:00:00
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ドラマ洋画ランキング
157
629
-
4.1
最近、こういう黄昏どきの老人が人生を振り返る静かな映画が堪らなく響く。パリ郊外に家政婦とひっそり暮らす老画家、ある秋日和の日曜日、息子夫婦と孫たち3人が汽車で遊びに帰って来る。妻に先立たれた自分を心配してくれる自慢の息子であり可愛い孫たちだ。午後からは1番心配している未婚の娘も20世紀初頭としてはハイカラな車で愛犬連れて久しぶりにやって来る。一変に賑やかになる周辺。嬉しい反面、気疲れもする。時折り現れては消える隣近所⁈の妖精のような女の子。孫娘が木によじ登って降りられなくなりさあ大変とか、娘とのドライブでコーヒータイムに出掛けて踊ったり、地味なアトリエ作品貶されたり、屋根裏部屋の妻の遺品処理に立ち合ったりで瞬く間に1日が過ぎていく。恋人に夜デートキャンセルされ苛立って早めに帰って行く娘を見送る父、また心配の種になる。小さい子供たちや妻と過ごした在りし日の庭先でのガーデンピクニックを思い出す、一番幸せで至福の時だったと思い知る。そんな父を気遣って汽車の時間を遅らせ夕食を共にする息子家族。それでも最後はまた1人寂しい生活に戻る。これからもこんな生活を繰り返していくであろう晩秋。少しは何かを変えなくてはと部屋の隅の造形物ばかり描いていたキャンバスを替えて光溢れる庭に白地のキャンバスを向ける静かな終わり方。子等が巣立った実家でひっそり暮らしていた自分の親やいつしか自分もこういう境遇に確実になる日も近いと思いながら画面を見つめていました。
-
3.8
印象派の絵画から飛び出たかのような1910年代のフランスのなんてことない家族の休日を描いた映画。10年代の人の衣装、食事、休日の過ごし方に一々心惹かれる。第一次世界大戦直前の世界、人々の暮らしってこんな感じだったのか。
-
3.5
再鑑賞
別に話はおもろくないし眠くなるけどぼーっとみてられる
ブルーレイ購入し鑑賞
とある日曜の午後の話。
特に何も起こらないけど最後まで鑑賞。
カメラワークがたまに凄い。
あと風景が美しい。 -
−−
パリ郊外に老メイドとふたりで暮らす画家の楽しみは週末の日曜日に訪ねてくる家族です。律儀な息子はいつも妻と3人の子供たちを連れて来るので、屋敷は賑わいます。珍しく娘もオープンカーで帰ってきました。溺愛する娘を迎えると老人の心は華やぎますが、また、すぐに去ってしまうと思うと寂しくなります。お昼は娘の誘いでドライブし、川沿いのカフェで娘と踊ります。夕方、子供たちが去ったあと、屋敷のアトリエに向かい、新しいカンバスを用意するのでした。功なり森のような庭と瀟洒な館に暮していますが、妻を亡くし子供たちの来訪がささやかな楽しみである老人の一日をみていると人生の孤独と寂寥感が込み上げます。世代によって印象の変わる作品ですね。BGMのフォーレが似あう文芸作品です。
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3.3
祖父の家に息子孫らが集まるなんてことない休日の日曜日。
豊かな緑と優しい陽の光。
家族と過ごすゆったりとした時間の流れが心地よい。
家族が帰ったあと一人家のソファに腰掛け自分の手のシワを眺める祖父のシーンが印象的。 -
3.5
☆平均3.9点か~~~褒めすぎるのも違うよな~って思うんでちょいツンツンしながら感想書くけど、
南仏の風景を描いたモネの絵の点数が跳ね上がってんのと同じ理由で、画面が綺麗やからそのぶんプラス点を稼げてる映画よな~~しかし羨ましい光やなーー……と思うけど、でも、おじいちゃんの人生を想像して心を寄せることができるような、良い映画と思った。
セザンヌやルノワール(パパ)のようにはなれず、保守的でアカデミックで、ひたすら綺麗な絵を描いてきた画家としての彼の人生を思った。
この映画みたいに、特別でも何でもなく、たぶんそこそこ……つまりとても幸せで、綺麗な人生。
それってすごい人生なんだろうけどね。たぶん。
彼らのような絵描きがいたから、セザンヌが生まれたんだ。
最後、おじいちゃんがイーゼルをぐるっとまわして、部屋の隅じゃなくって、外の風景を描いてみようかな、って模索する場面で終わるのも私は好きだった。ベタやったけど。
いつか娘さんも戻ってくるといいね。
みんなで一緒に、夜ごはんが食べられますように。
いつもとは少し違う絵が描けますように。
……なんつって、見た後に、他人の人生の幸せを願えるような映画は、いい映画だと思う。 -
4.0
VHS新作で感動した名作。
1900年代初頭のパリ郊外、老人のもとに、息子夫婦と、娘が訪ねてくる。
ただそれだけの映画。
けれども、
信条と感情を、
これだけ叙情的に見せてくれる映画もザラにはない。
まぁ、自分の観る映画の中にはない…。だけど。
思うに、70年代末から80年代前半は、世の中の価値観が大きく、そして根本から変化した時代。
この映画を80年代に撮るのはなかなかマネ出来ないと思う。
やっと旧版の東北新社版で購入。
どっこい、旧版はPALの早回し変換でした。
そりゃそうだわい…。
いや….、DVDは、レンタルも何度かしてるが、気がつかなかったな。
父娘の会話はいつ見ても感動するんだが、再生速度の違いのせいで、じいさんは少し元気くらいだが、娘はえらくうるさい。
新盤に買い直すつもりだが、東北新社版と、紀伊國屋版はいつも悩む。
東北新社版は、どれを観ても色のバランスが好み。
今回の紀伊國屋版は、画質、スピードはOKらしい。
どのメーカーの新盤でも、PAL早回しはあるし、なんとも…。
(早回しDVDマスターのブルーレイ化もあるので、さらにややこしい)
-
4.0
フランスの田舎、
フランスの日曜日
家族、友達、おしゃべり、自然、食事、少しのお酒
平凡だけれど、とても幸せな時間 -
4.5
老画家と家族
賑やかな団欒の中に
垣間見える孤独や過去への思い
家族が去った後
アトリエに静寂と哀愁を感じました
緑豊かな館と陽光の
撮し方があまりにも美しい😀
フォーレの室内楽のチョイスも素敵です♪
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4.0
「田舎の日曜日」
漸くベルトラン・タヴェルニエ監督の名作「田舎の日曜日」がBD化されて、遂に初見出来る。東北新社のDVDは廃盤で高かったし、紀伊國屋から新たに再販され感謝…高いが。他にもレセ・パセやダディ・ノスタルジー、ラウンド・ミッドナイト等も観たい…。金熊賞の"ひとりぼっちの狩人たち"はみた。
冒頭、20世紀初めのパリ郊外。
ミレイユとの一言。少女たちの遊び声、美しい自然の描写、カーテンを開け、木漏れ日が。
鼻歌をする老いた画家。靴磨き、室内を一周撮りするカメラ。家族、孫、木登り。
今、普遍的な秋の日常が映される…
本作はベルトラン・タヴェルニエが84年に監督した傑作ドラマで、この度BD化され初見したが素晴らしい。
まず、水辺のカフェのシーンだけで涙が出る…
それに田舎町特有の活気が伝わり懐かしさを感じる。本作は冒頭からすごく引き込まれて好きだ。
暗室の部屋のカーテンを開いて外の光を差し込ませ、室内を捉える。
原風景な田舎町に都会からやってきた1組の家族と晩年を迎えた老画家の1日を丁寧に描いた話なのだが、走り回る孫の男の子達、人形抱える女の子、ゆっくりと後退するカメラ、徐々に前進するカメラ、長回し、佳絶の絵画の様なショットの数々…この上なく素晴らしい。
撮影者が誰なのか調べたら驚いたことに、ブレッソンやルイマル、ポランスキーの作品を手掛けたブルーノ・ド・ケイゼルだ。
そりゃあの卓越とした撮影になるわ…納得だ。
とにかく流れるカメラのシークエンスが多く、印象深く芸術的だ。他にも見所はあって、彼の部屋に飾られている名画やクラシックカーの趣き、音楽と愛に囲まれた空間演出、光の捉え方、特に自然光の美しさは半端ないし、庭園で刻まれる老画家の時間を淡々と映す最高の映画を観たと思わせてくる一本だ。
ベルリンにで金熊賞に輝いた「ひとりぼっちの狩人たち」はVHSしか無く、一昨年に購入。早く円盤化して欲しい。
正に印象派の作家何だなと思った。
是非お勧め、最後にケイゼルは今年に亡くなり、哀悼の意を捧げる。
(Filmarksへ)