1 親愛なる君へ 君が生きていてくれたら…僕はただ、大好きな君を守りたかった ──老婦・シウユーの介護と、その孫のヨウユーの面倒をひとりで見る青年・ジエンイー。血のつながりもなく、ただの間借り人のはずのジエンイーがそこまで尽くすのは、今は亡き同性パートナーの家族であるふたりの世話をすることで、彼への何よりの弔いになると感じていたからだった。しかし、ある日、シウユーが急死してしまう。その死因を巡り、ジエンイーは不審の目で見られるようになる。警察の捜査によって不利な証拠が次々に見つかり、終いには罪を認めてしまう。 ¥330 除外キーワードで絞り込む を除く