1 忘れえぬ慕情 長崎のある造船所に、フランスからマルサック技師(ジャン・マレー)が赴任して来た。彼はキャバレーの女などには無関心だったが、堀技師長(山村聡)に紹介された呉服屋の娘、乃里子(岸惠子)に心惹かれた。彼女は弟妹の面倒をみながら、両親のいない店を切り盛りしている健気な女性。乃里子を通じて日本に興味を持ち始めたマルサックは彼女のフランス語の先生リッテル(ゲルト・フルーベ)の離れに住居を移した。リッテルの妻は乃里子の友人慶子(浅茅しのぶ)である。 ¥330 除外キーワードで絞り込む を除く