1 線は、僕を描く 大学生の青山霜介はアルバイト先の絵画展設営現場で運命の出会いを果たす。白と黒だけで表現された【水墨画】が霜介の目に色鮮やかに拡がる。過去の深い悲しみに囚われていた霜介の世界が、変わりはじめる。「線」のみで描かれる、その芸術が描くのは「命」。巨匠・篠田湖山に声を掛けられ、弟子となった霜介は、初めての【水墨画】に戸惑いながらもその世界に魅了されていく――そして、彼の止まっていた時間が動き出す。これは、喪失と再生の物語。 ¥440 2 陰日向に咲く 夏。フィリピン沖で発生した台風の上陸を前に、東京ではダメダメな人たちが陰日向の奮闘をしていた。 ¥440 3 羊と鋼の森 「羊」の毛で作られたハンマーが、「鋼」の弦をたたく。ピアノの音が生まれる。生み出された音は、「森」の匂いがした― ¥440 4 64‐ロクヨン‐前編 犯人は、まだ昭和にいる。 ¥440 5 64‐ロクヨン‐後編 犯人は、まだ昭和にいる。 ¥440 除外キーワードで絞り込む を除く