1 凪の憂鬱 凪(ナギ)は大阪で契約社員として働いている。はじめての有給休暇前日に1年間付き合ってきた彼氏に振られる。怪談したり、ライブ行ったり、ゲートボールしたり、昔好きだった人に再会したり、大喧嘩したり。凪のメランコリックな有給休暇は過ぎていく ¥440 2 シュシュシュの娘 福谷市のはずれで暮らす25歳の鴉丸未宇は、朝の日課のダンスと、ちくわをつめた昼の弁当が大好物。ひとり身で祖父の吾郎の介護をしている。市役所に勤めているが孤立している彼女にただひとり寄り添ってくれるのは、同じ役所に勤める先輩の間野幸次だけだった。そんなある日、間野が理不尽な文書改ざんを命じられた末に、市役所の屋上から自殺した。悲嘆に暮れて帰宅した未宇に、吾郎は「仇をとるため、改ざん指示のデータを奪え」と告げる。愛する間野の仇を取り、市政に一矢報いるため、未宇はひそかに立ち上がることを決意する。 ¥440 3 透明花火 この花火を一緒に見ると、死ぬまで一緒にいられるんだってーーー。ナンパ塾を経営しながら祖母と暮らす淳(髙橋雄祐)。24歳で女性経験がないことに引け目を感じている圭太(清水尚弥)。キャリアウーマンとなった同級生と再会した、バイト生活に明け暮れる楓(安藤輪子)。親友の彼氏作りを手伝う女子高生、理恵(根矢涼香)。血のつながっていない息子との関係に悩む真希(みひろ)。心に空いた穴にもがき苦しむなか、彼らは大切な人と約束した花火大会の日をむかえる。親子の絆、見栄、愛し合うことの難しさといった、現代人なら誰もが抱える悩みや痛みを描く5人の群像劇。 ¥440 4 Last Lover ラストラバー 朝、美優が目を覚ますと、隣にいるはずの光希がいなかった。いつもふざけている光希のイタズラだと思ったら、夜間運転の事故で亡くなっていた。それ以来、誰もいない部屋で壁を叩く音が聞こえたり、美優の周りで殺人事件が起き始める。霊感の強い美優は、何か関連性があるのではないかと思い先輩の小西に相談する。光希とは正反対の真面目な好青年で、親身になってくれる小西に美優は惹かれて行くのだった。しかしそんな時、イタズラかの様に光希が姿を現した。美優に未練があり、地縛霊として戻ってきたと言う。また楽しい同棲生活が始まるが、霊との同棲生活は楽しいだけではなかった―。 ¥440 除外キーワードで絞り込む を除く