市川進、御年74歳。彼は巷で噂の“伝説のヒットマン”だ。だがしかし本当の姿は、妻・弥生の年金暮らし、担当編集者の児玉からも愛想をつかされている、ただの売れない小説家。密かに“殺し”の依頼を受けては、本物のヒットマンに仕事を頼み、その暗殺の状況を取材しているのだった。そんな市川に、ついにツケが回ってきた。妻には浮気を疑われ、敵のヒットマンには命を狙われることに!ただのネタ集めのつもりが、人生最大のピンチ。“一度も撃ったことがない”伝説のヒットマンの長い夜が、始まる。
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(3.0)
石橋蓮司
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