1 アンモナイトの目覚め 人間嫌いで、世間とのつながりを絶ち暮らす古生物学者メアリー。かつて彼女の発掘した化石は一世を風靡したが、今はイギリス南西部の海辺の町ライム・レジスで、観光客の土産物用アンモナイトを探して細々と生計をたてている。そんな彼女はある日、裕福な化石収集家の妻シャーロットを預かることとなる。美しく可憐で奔放、何もかも正反対のシャーロットに苛立ち、冷たく突き放すメアリーだが、自分とはあまりに違うシャーロットに惹かれる気持ちをどうすることもできず―。 ¥440 2 悪魔がみている 元兵士のトマスは、ある日仕事先の建設現場で怪我を負い、ロンドンの病院に収容される。彼の現状を知った修道女のクレアはトマスにある家で療養するよう勧める。古びた家には老いた母親とその世話をする娘のマグダが住んでいたが、母親は病弱で屋根裏部屋から外に出ることがないようだった。徐々に生活にも慣れ、ミステリアスな魅力のマグダに惹かれていくトマスだったが、屋根裏部屋から聞こえる不穏な音や奇妙な生き物の死骸などただならぬ気配を感じ始める。この家には何かが巣食っている―。 ¥440 除外キーワードで絞り込む を除く