1 薔薇のスタビスキー ロシア生まれのユダヤ系帰化人セルジュ・スタビスキーは、パリの暗黒街を根城にする詐欺常習犯だったが、1931年、南フランスのバイヨンヌ市の公設質屋を舞台に不良債券を発行して巨利を得た。元々野心家だった彼は、詐欺まがいの手口で次々と大金を手にし、政財界の大物らと親交を結んで新興実業家としてのし上がっていく。だが、スタビスキーの経歴を怪しんだ検察当局の執拗な調査により、過去の様々な悪事が暴かれていき、スタビスキーは国外逃亡を余儀なくされる…。 ¥440 除外キーワードで絞り込む を除く