1 流浪の月 帰れない事情を抱えた少女・更紗と、彼女を家に招き入れた孤独な大学生・文。居場所を見つけた幸せを噛みしめたその夏の終わり、文は「誘拐犯」、更紗は「被害女児」となった。15年後。偶然の再会を遂げたふたり。それぞれの隣には現在の恋人、亮と谷がいた。 ¥440