名作BLコミックスが待望の実写映画化！

初めて人を好きになった、あの胸が締め付けられるような、切ない想い。誰もが一度は経験する「恋」の葛藤を描く、年の差カップルの純愛ラブストーリーを描いたＢＬコミックス「花は咲くか」が、待望の実写映画化。

恋愛に身を焦がす時代はとうに過ぎ、今は仕事漬けの日々を送るサラリーマンと、他人に興味を持てずに生きてきた大学生が、ひょんなことから出逢い、想いを育ててゆく――。

まるで小さな花を育てるかのようにゆっくりと丁寧に、心を紡ぐ二人の恋愛模様。年の差、同性同士という戸惑い、社会人と学生という立場の差…主人公たちの余りにもじれったいピュアな物語は連載時から話題沸騰。

「できるなら、こんな恋がしてみたい…！」と多くの読者が萌えに萌えた傑作が、ついに映画となってスクリーンに登場する。

キャスト

映画化にあたり、作品のイメージそのままの雰囲気をまとう俳優たちをキャスティング。美しいがぶっきらぼうで寡黙な美大生・水川蓉一役に2014年度 ジュノン・スーパーボーイコンテストファイナリスト、TVドラマ「明日の約束」、TV・映画『動物戦隊ジュウオウ ジャー』などに出演し、本作が映画初主演となる渡邉 剣。

アラフォー目前、仕事に没頭する日々を送る広告代理店のサラリーマン・桜井和明役に、TV・映画『HiGH&LOW』、『仮面ライダー剣』などに出演の天野浩成。

他に、塩野瑛久(TV・映画『獣電戦隊キョウリュウジャー』)、小原唯和(TV「あなたのことはそれほど」)、水石亜飛夢(映画『鋼の錬金術師』)ら舞台や映像で活躍し、女性からの人気も高いフレッシュなキャストが揃い、切なくも温かな人間ドラマを紡いでゆく。

脚本

脚本は『どうしても触れたくない』、『セブンデイズ MONDAY→THURSDAY/FRIDAY→SUNDAY』、『ひだまりが聴こえる』などＢＬヒット映画を多く手掛け、原作漫画ファンからの支持も厚い高橋ナツコが担当。原作者完全監修の下、主人公カップルのエピソードに的を絞り、心を通わせあう同性同士の繊細な心の襞を細部まで描く。

監督

監督は東映株式会社東京撮影所所属の女性監督、谷本佳織。本作が長編映画初監督作品ながら、きめ細やかな演出と幻想的な映像美をスクリーンに展開。穏やかで抒情的な原作の空気感を見事に掬い上げて映像化し、極上の純愛ドラマを完成させた。舞台となる風流な日本家屋、深い木立に囲まれたロケーション、さらに物語の重要なポイントである“花”の絵画など、原作のイメージを大切にした、こだわりの映像は見逃せない。原作ファンはもちろん、ＢＬ作品未体験の女性陣にもぜひ観てほしい、心に沁みる、癒しのラブストーリー。

＊劇場公開：2018年2月24日（土）ロードショー

＊脚本：高橋ナツコ

＊監督：谷本佳織

＊主題歌：「ふたり願い星」綱希美香（徳間ジャパンコミュニケーションズ）

広告代理店に勤める37歳のサラリーマン・桜井和明は、CM撮影で赴いた古く美しい日本家屋で一心に花の絵を描く19歳の美大生・水川蓉一と出逢う。この家の持ち主でもある蓉一は、他人に興味がなく、親しい友人すらいなかったが、屈託なく話しかけてくる桜井にだけは心を開くようになる。

二人の気持ちは次第に絡み合ってゆくが、桜井は蓉一との年齢差や同性同士という現実を前に、二人の関係を先に進ませることが出来ないでいた。

まるで自分を避けているかのような桜井の行動に動揺し、苛立ちを感じる蓉一。さらに、蓉一に好意を寄せる美大のクラスメイト・藤本も現れる。

そんな中、桜井に大阪転勤の辞令が。桜井と蓉一に、決断の時が迫る。

原作は、2006年8月より幻冬舎コミックス「ルチル」にて連載開始、「嵐のあと」「憂鬱な朝」など多数のヒット作を放つBL（ボーイズラブ）作家、日高ショーコによる、幻冬舎コミックス刊の同名マンガ。

累計発行部数は全5巻で35万部を越え、最終第5巻の電子書籍ダウンロード数は1ヶ月で約2万ダウンロード。「このBLがやばい！2016年度版」では第4位を獲得し、数多あるBL漫画の中でも高評価を得ている名作。

クオリティの高い作品を次々と放ち、“作者買い”ファンも多い日高ショーコの初映像化作品として、大きな期待が寄せられている。