プロフィール

朝鮮王朝時代の名医。

義州（現在の北朝鮮）・龍川の郡守ホ・リュンと官妓ソン氏の間に生まれる。幼い頃から聡明だったが庶子差別に悩み、初恋の少女ミヒョンを失った心の傷を抱えたまま成長。両班の娘ダヒを助けたことから龍川を後にし、慶尚道の山陰へやってきて名医ユ・ウィテと出会い医者を目指す。

プロフィール

叶わぬ想いを寄せる医女。

子供の頃に両親を亡くし、医者だった父の友人ユ・ウィテに引き取られ養女として育ち、ウィテの下で医術の腕を磨く。サムジョク大師の寺でハンセン病患者の治療に献身する。無私の心で患者に接するホ・ジュンに叶わぬ想いを寄せるが、ユ医院を去って、やがて内医院の医女となる。

両班イ・ジョンチャンの娘。

謀反の濡れ衣を着せられた父と逃亡中に、龍川で父が病死し、ホ・ジュンに葬式を出してもらう。間もなく身分が回復するが、ジュンを人生の伴侶と決め、身分を捨てて彼のもとに嫁ぐ。貧しさに耐え、夫が立派な医者になるように常に陰で支える賢妻。

プロフィール

名医ユ・ウィテの一人息子。

優秀で出世欲が強く、父のような田舎の医者では終わりたくないと、内医院に入り御医を目指す。子供の頃から兄妹のように育ったイェジンに深い想いを寄せるが、受け入れられず苦しむ。ホ・ジュンに対して激しい敵愾心を抱き、彼の動向を何かと気にかける。

物語の主人公であるホ・ジュン（許浚）は、16世紀中期～17世紀初期に実在した朝鮮王朝の医者。低い身分から王様の主治医にまで上り詰めたホ・ジュンは、“朝鮮一の名医”と呼ばれ、東洋医学にも大きな影響を与えました。

キム・ナムギル主演のタイムスリップドラマ「医心伝心～脈あり！恋あり？」でもホ・ジュンが描かれていますので合わせてチェックしてみてくださいね。

ホ・ジュンは数々の医書を執筆していますが、なかでも1613年に刊行された『東医宝鑑（とういほうかん）』は2009年にユネスコの「世界の記憶（世界記録遺産）」に登録され、韓国の国宝にも指定されています。

1999年に韓国で放送され最高視聴率63.7％を記録した伝説の大ヒット時代劇「ホジュン～宮廷医官への道」をリメイクしたのが、本作「ホジュン～伝説の心医～」です。

脚本家チェ・ワンギュが往年のヒット作を自らリメイクし、原作から14年の時を経て新たに生まれ変わりました。

韓国放送当時、平日の連続ドラマ枠で１話30分、平日毎日放送された本作は全135話、という超大作！原作にはない幼年時代のエピソード、原作では登場しなかった人物や出来事などが加えられ、よりドラマチックで味わい深い内容となっています！

「ホジュン～伝説の心医～」で主人公を熱演したのは、ドラマ「プラハの恋人」や映画「コンフィデンシャル 共助」「復讐のトリック」、人気バラエティ「1泊2日」などで知られる俳優キム・ジュヒョク。実は父親も長年俳優として活動していた名優キム・ムセンで、2005年亡くなっています。

そんなキム・ジュヒョクが2017年10月30日、不慮の事故でこの世を去りました。あまりにも突然訪れた別れでした。