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COLUMN

【連載】もっともっと♥感じるためのAV講座
第12回 『ファンタジー重視系』と『リアリティ重視系』の違いを知ろう


女優さんが好みのタイプではない。シチュエーションが気に入らない。それだけでAV作品を駄作だと判断していませんか? AVには相反する2つのカテゴリーがあり、それぞれに長所があります。今回は、そんなお勉強を進めていきます。


■AVの2大カテゴリー

AVには大きく分けて2つのカテゴリーがあります。

1つ目は、理想と妄想を主軸に創作された作品=『ファンタジー重視系』です。主に男性が理想とする女性像、もしくはシチュエーションを元に構成された創作物で、現実社会では味わうことができない興奮を得ることができます。しかし、全てにおいて創作かと言えばそうではなく、セックスは紛れもなく本物ですし、流す汗も精子ももちろん本物。仮想の世界ではありながらも、性的な要素に関しては嘘はつかない。そこが昨今のAV業界全体を通じてのこだわりであると私は感じています。

そして2つは、生々しさを追求し、リアルなセックスをそのまま写し取ったように見える映像=『リアリティ重視系』。主役となるのは、一見、どこにでもいそうな一般人の代表者。美男美女のセックスでは観ることのできない歪んだ表情、喉からこぼれるような吐息が、私たちが実際にしているセックスと重なることで、独特の高揚感をいざないます。しかし、勘違いしてはならないのは、一般人の代表者が必ずしも素人ではないという事実。中には、プロの女優さんも出演する作品があるからです。だからと言って、それがマイナスとは限りません。顔を快感に歪め、乱れる髪もそのままにベッドでのたうつ姿は、私たち一般女性と変わりはなく、そういった作品では女優さんも一人の女に戻ると話しています。


■AVは楽しみ方にちょっとしたコツが必要!

さて、なぜこんな話をしたのかといいますと、当サイトのコメント欄に、女優さんの容姿を罵倒したような書き込みや、作風に関して理解に欠けたような意見が寄せられている事実を残念に思ってのこと。勿論、さまざまな意見があって当然ですし、書き込みは大歓迎!! 私が残念に思っているのはそういう点ではなく、その映像を見て不快感を覚えてしまったことに対して「いい作品なのに、パッと見だけで駄作だと評価してしまうのはもったいないなぁ」と感じているのです。

「演技臭い」と感じる喘ぎ声は、懸命に男性の理想に応えようと頑張る、ひたむきさ、けなげさの証ともとれます。そして、その作品のカテゴリーが『ファンタジー重視系』だときちんと理解していれば、元々演技なのだから、喘ぎ声が多少ぎこちなくてもご愛敬と見逃せます。出演者は、TV俳優ではありませんから、高い演技力などなくて当然。むしろ、演技派のAV女優さんを絶賛すべきなのです!

また、タプタプと揺れるお腹のぜい肉。生々しくていいじゃないですか! これぞ『リアリティ重視系』の醍醐味。だって、不自然にお腹を隠された方が気になりませんか?(笑) むしろ「どこにでもいそうなポッチャリ女性でも、腹肉が揺れちゃうほど男性に激しくピストンさせちゃうのね。だったら、私もイケるんじゃないの?」と、自分本位な目線になれば、もうワクワクが止まりません!

そして、女優さんの容姿が自分の好みと違ったのなら、「この子じゃ濡れない…。はい、次々~」と、サラリと見なかったことにすれば、余計なストレスも感じません。実際、AVをこよなく愛する男性は、このスキルが高かったりしますよ。顔、スタイル、声の好みは千差万別ですもの。「AVを10本見て1本当たりがあればラッキー!」なんて話を男性から聞いたことはありませんか? 彼らは9本のハズレなんてもろともせず、1本のアタリを全力で喜ぶのです。その笑顔の神々しいこと…!

それでも、メンタル的に興奮できないと感じたのならば、その時は別の楽しみ方がありますよ。「男はこういう女に興奮するのか…ウヒヒ」と、セックスの教科書にしてしまえばいいのです。

こんな風に、AVを観賞するにはちょっとしたコツがいります。TVドラマや映画と同じような観点で視聴してガッカリしてしまったら、その作品の本当に価値に気づけない可能性が高いと認識していれば、自然と楽しみ方が違ってくると思いますよ!!


■棒読みの美学

先ほど、女優さんの演技力について触れましたが、これに関連して私のフェチを発表します(なんだか、最近、ここで暴露することが多い気がします…笑)。それは、『棒読みフェチ』です。美少女や美女であるほど、棒読みセリフにキュンキュンしてしまうんです。

「あぁ、こんなに美しい女子が、懸命に男の要求に答えようとして、自分のキャパを超えようと必死になっている。きっと、棒読みすぎて恥ずかしかろう…。自己嫌悪に陥っているかもしれない。だって、こんなに美しいのだもの。まさか、こんなところで辱められるとは思ってもいなかったでしょうね? でも、いいんだよ。この棒読みこそ、あなたのけなげさの証だもの!」ってね。

話は飛びますが、先日、テレビの放送で、斉藤工さんが「好きな女性のしぐさは?」と聞かれて「ムダ毛処理を怠っているのを見つけてしまったらドキドキします」とおっしゃっていました。それ、わかる~って絶叫しましたね。私の棒読みフェチも、それと同じなんですよ。完全無欠に見える美しい女子の失態って、レアじゃないですか!? 見つけた瞬間、彼女が隠したかった秘密を偶然覗いてしまったような、そんな興奮があって! 

でもね、この性癖は、女優さんには不評です。上っ面の慰めにしか聞こえないみたい。違うのに! そうじゃないのに! と、説明すればするほど、女優さんに白い眼をされるだけなので「世の中にはそういうフェチもいるんだよ。知っておいて損はないよ!」みたいなことを言って〆ることにしていますが(笑)

勿論ですが、男優さんに対して、フェティッシュな興奮を味わうこともできます。ちなみに私は、愛撫もしくはセックスしながらネクタイを外す姿に大興奮してしまいます。目の前の女性を愛おしく思うあまり、ネクタイを外して、服を脱いでから、セックスに取り組むという至極当然なプロセスを割愛してしまう、その余裕のなさ。そんな風に男性から愛されたいですよね~。キュン♪

こうして、AVをちょっとだけ深追いして観てみるだけでも、ラッキーな興奮を味わうことができるのです!


■まとめ

性的な期待を裏切られる気持ちは、痛いほど分かります。だって、何度も痛い目にあってますもの(笑)。一昔前には、ざらにあったんですよ。パッケージ詐欺と呼ばれている女優さんの写真を加工して誰でも彼でも美少女にしてしまうという残念な行為が(これが、9割のハズレくじを引かされてしまうトリックでもあるのです)。でも、今は、レタッチはしても、別人にみえるほどの加工を施されているパッケージは、さほど見かけなくなりました。というのも、前回のコラムでも書きましたが、魅力的な女性しかデビューのチャンスが巡ってこないからです。それに加えて、今は正統派美少女だけがもてはやされる時代でもないですし、「ブス専」「デブ専」「熟専」なんでもありの世の中ですもの!

とはいえ、山とあるAV作品の中から、よりよい作品をチョイスするのは本当に大変なことです。でも、怪我を気にしていては、傑作に巡り合えないと私は思っています。
まずは、2大カテゴリーだけしっかり認識してください。それだけで、これまではハズレだと思っていた作品が宝物に変わったりしますから!


◆ライタープロフィール

文月みほ(ふみづき・みほ)
アダルトライター。

1万5千本に及ぶAV鑑賞経験を活かし女性向け18禁イベント【花園AV女学院】を主催。AV専門誌をはじめ、アダルト系WEBサイト、週刊誌などにAVレビューやAV女優・男優インタビュー記事など多数掲載中。