つつんで、ひらいて 文字の書かれた紙を、くしゃくしゃにして、ひろげる。丁寧に平らにしてコピーをとる。満足げに眺める。男がなにをしているのか。わたしたちはまだわからない。彼の名は菊地信義。装幀家である。菊地はいま、新しい本の表紙にふさわしい文字を創っている。くしゃくしゃにして、ひろげ、コピーすることで、文字はかすれ、独特の風合いを醸し出す。これもブックデザインにおいては、とても重要な仕事のひとつだ。見つめるのは、菊地の指先から生まれる、製本にいたるまでの「ものづくり」の過程。そこから「本を装幀する」行為の一部始終が具体的に浮き彫りになる。それと同時に、菊地の担当編集者や弟子のデザイナーらの証言が、頑固に一途に、本そのものと向き合い、変わりゆく時代の中で変わらない仕事を掴みとる人間の姿を映し出す。「デザインは設計ではなく『こさえること』」と語る菊地信義。銀座の事務所、そして鎌倉の自宅。彼の行動、言動を慈しむように追いかけていく。 ¥550 がっこうぐらし! わたしたちはここにいます ¥407 私たちの偽装結婚 結婚しないと親の財産がもらえないソンソクと、親の結婚圧力から逃げたいヘジュ。そんな二人がひょんなことから意気投合し、3年後にはきっぱり離婚するという契約の下、お互いの目的のためだけに”偽装結婚”を企てた。順調に結婚準備を進めていた二人だったが、次から次へと難関が襲い掛かる。果たして二人の”偽装結婚”は無事成功するのか!? ¥440 運命のイタズラ~私たちは友達になれない 国信証券のエーストレーダーでエリート、チュー・コーファン(リウ・イーハオ)は、偶然乗ろうとしたタクシーから降りてきたジョウ・ウェイウェイ(パフ・クオ)に興味を持つ。ウェイウェイは社内の技術部門のリー・ハオイーと秘密の恋愛中、ハオイーとの人生計画に添って過ごしたいと思う。ある日突然現れたコーファンに言われた「計画通りに行かなかったら?」という問いかけに、最初は反発するウェイウェイ。でも少しずつコーファンの方が正しいのではと思い始め、同時に彼に魅かれ始める。しかしコーファンの10年来の恋人が大学の同級生ヅ―ユエンだと知って、全て黙ったままハオイーとの人生を選択しようとする。会社、仕事、同僚、親、友人、何も誰も傷つけたくない気持ちとコーファンへの想い。結婚を前に、恋人にはなれない、でも友達にもなれない、そんな心ときめく人に出会ってしまったウェイウェイの選択は…⁉ ¥220 無料あり まぶしくて―私たちの輝く時間― アナウンサー志望の25歳キム・ヘジャは時間を戻せる時計を持っている。この不思議な時計は幼い頃に家族で海へ行った時に拾ったものだ。ヘジャは朝もう少し寝るため、テストをもう一度受けるために時間を戻していたが、時間を戻すとその分ヘジャの時間は人よりも早く流れ、そのせいか他の同級生よりも老けて見える。父親の交通事故の前に時間を戻そうと時計を回したが、一瞬にして両親よりも年老いた70歳になってしまった。学校で人気者の記者を目指すイ・ジュナと知り合い恋に落ちるが、70才になったヘジャをジュナは見分けられない。ジュナも人に初めて心を開こうと思ったヘジャがいなくなり、人生に何の意味も感じられず途方にくられていたが、ヘジャではないとわかっているのにヘジャのようなおばあさんが現れる。同じ時間の中にいるが、お互い異なる時間を生きていく男女の時間離脱ロマンス。 ¥220 無料あり 除外キーワードで絞り込む を除く