奪われた僕たち 目覚める男。体が思うように動かないようだ。そこに近付く男。動かない体で、何とか逃げようとする男。ゆっくりと追い詰めていく何者か。やがて男の体に、凶器が振り下ろされ―――。細かい仕事で何とか食い繋ぐ日々が続く自身の現状に、行き詰まりを感じていたフリーの映像ディレクター堺洋一。自宅兼事務所のマンションに帰ると、荷物と手紙が届いていた。手紙には“私の活動を記録してくれませんか?一度ご連絡下さい。きっと、興味を持って頂けると思います“の文字。そして、仕事に溢れた堺は、軽い気持ちで荷物を開け、愕然とする―――。 ¥220 告白ができず 人が何かアクションを起こすには理由がある。中でも、“告白”にはどれほど多くの因果か存在するのだろうか。告白ができない人が1万人いたら、その理由は1万個以上あるはずだ。この作品には、それぞれ理由があって告白ができずにいる3人の男たちと、告白する1人の男が登場する。愛の告白にかぎらず、誰かに告白したいのに勇気を出せずにいる人の背中を優しく押してくれる物語。 ¥275 除外キーワードで絞り込む を除く