宇宙人のあいつ 家族になりますまして23年―。人間の生態を調査しに土星から来た宇宙人は、真田家の四兄妹の「次男・日出男」として暮らしていた。兄弟の親代わりで女性とは無縁の長男・夢二、DVの彼氏から離れられない長女・想乃、高校時代の同級生から復讐される三男・詩文…喧嘩もするが助け合う兄弟たち。家族というものがわからない日出男は、夢二から教えてもらう。「……兄ちゃん、家族って何?」「自分よりも、大切なものがあるってこと。」毎日一緒にご飯を食べ、働き、慌ただしい日々の中、地球を離れる日が近づいてきてしまう。 ¥550 もののがたり 第二章 歳を経た器物は、やがて“心”を宿し、付喪神となるーー塞神より力を授かり付喪神と対話し、常世へ還す生業ーー”塞眼”。塞眼御三家の一つ・岐家の次期当主、岐兵馬は大切なヒトを奪われ付喪神を憎悪する。千年の都、京都で暮らす長月家の当主、長月ぼたんは”家族”として愛する六人の付喪神と共棲する。過去に囚われ、力ずくで付喪神を封殺し続ける兵馬に、祖父造兵は「彼らの声を聞き、導くこと」を指し示す。祖父が出す条件は今一度、付喪神を見極めるために居候として長月家で家族と共に過ごすこと。 ¥220 無料あり 除外キーワードで絞り込む を除く