1 かあちゃん 東京の下町でブリキ屋を営む豊田一家は、正月を迎えるお金にも苦労していた。母・お雪の苦肉の策でどうにか正月を乗り越えたものの、晩酌の酒も飲めない父・由五郎は不機嫌になる一方。そんな折、正子がお雪をモデルに粘土で作ったお面が学校で賞をとった。大事に神棚に飾っていたが、由五郎は「気味が悪い。こんな縁起の悪いお面があるから我が家は貧乏なんだ」と正子をなじる・・・。 ¥330 2 晩菊 林芙美子の3つの短編小説を翻案とした成瀬巳喜男の傑作。不動産と金貸しで生計をたてているきん、夫と飲み屋をやっているのぶ、ホテルで掃除婦をしているたまえ、雑役婦をしているとみ。芸者上がりの4人の中年女性をヒロインに、各々のエピソードがユーモアと哀歓をもって描かれる。色恋より金が大事なきんはある日、若いころ燃えるような恋をした田部から会いたいと手紙を受け、美しく化粧をして迎えたが、田部の目的は金の無心だった。それを知ったきんはたちまち冷たい態度になり・・・。 ¥330 3 お茶漬の味 デジタル修復版 夫婦のすれ違いと和解を、多彩な人物たちを配して描く ¥330 除外キーワードで絞り込む を除く