1 ラーゲリより愛を込めて 第二次大戦後の1945年。そこは零下40度の厳冬の世界・シベリア…。わずかな食料での過酷な労働が続く日々。死に逝く者が続出する地獄の強制収容所(ラーゲリ)に、その男・山本幡男は居た。「生きる希望を捨ててはいけません。帰国(ダモイ)の日は必ずやって来ます。」絶望する抑留者たちに、彼は訴え続けた――身に覚えのないスパイ容疑でラーゲリに収容された山本は、日本にいる妻・モジミや4人の子どもと一緒に過ごす日々が訪れることを信じ、耐えた。劣悪な環境下では、誰もが心を閉ざしていた。 ¥440 2 ハウ ワン!と鳴けない保護犬・ハウと、ちょっぴり気弱な青年・民夫。運命的に出会った“ふたり”は、最高に幸せな時間を過ごしていたのだが……。そんな時、突然ハウが姿を消す。あらゆる手段を尽くしてハウを探す民夫だが、無情にも「ハウに似た犬が事故死した」という情報がもたらされる。しかし、横浜から遠く離れた北の地でハウは生きていたのだった!ハウは、大好きな民夫の声を追い求め、青森から横浜、798キロの道のりを目指す。 ¥440 除外キーワードで絞り込む を除く