1 86―エイティシックス― ギアーデ帝国が開発した完全自立無人戦闘兵器〈レギオン〉の侵攻に対応すべく、その隣国であるサンマグノリア共和国が開発した無人戦闘兵器〈ジャガーノート〉。だが、無人機とは名ばかりであり、そこには“人”として認められていない者たち――エイティシックス――が搭乗し、道具のように扱われていたのである。エイティシックスで編成された部隊〈スピアヘッド〉の隊長である少年・シンは、ただ死を待つような絶望的な戦場の中で、ある目的のために戦いを続けていた。そこに新たな指揮管制官〈ハンドラー〉として、共和国軍人のエリート・レーナが着任する。彼女は幼い頃、エイティシックスに命を助けられた経験を持ち、“人型の豚”として蔑まれていた彼らを人間として接しようとしていた。戦争のための道具でしかなかったエイティシックスの少年と、将来を嘱望されるエリートの才女。決して交わることがなかったはずのふたりが、激しい戦いの中で未来を見る――。 ¥220 無料あり 2 ノー・ガンズ・ライフ ベリューレン社により戦時中開発された新技術「身体機能拡張技術」。 その技術により身体の一部、もしくは全部を機械化された者は、拡張者(エクステンド)と呼ばれていた。 拡張者と生身の人間の非拡張者が混在する社会では常にいざこざが絶えず、それらの問題を解決する「処理屋」を、乾十三(いぬいじゅうぞう)は生業としていた。 そして、十三自身も、頭部が巨大な銃の「拡張者」だった。 ある日、十三は、全身拡張者の大男から一人の少年の保護を依頼される。 その少年の名は荒吐鉄朗(あらはばきてつろう)。ベリューレン社から誘拐された少年だった。 だが、十三は依頼を受けたもののベリューレン社からの追手に、鉄朗を奪われてしまう。 十三はなりゆきで街を牛耳るベリューレン社と事を構えることになるのだが… 鉄朗を誘拐した全身拡張者の男は何者なのか? ベリューレン社と鉄朗の関係は? 「ウルトラジャンプ」にて大好評連載中のSFハードボイルド、ここに開幕! ¥220 3 屍者の帝国 “死者蘇生技術”が発達し、屍者を労働力として活用している19世紀末。ロンドンの医学生ジョン・H・ワトソンは、親友フライデーとの生前の約束どおり、自らの手で彼を違法に屍者化を試みる。その行為は、諜報機関「ウォルシンガム機関」の知るところとなるが、ワトソンはその技術と魂の再生への野心を見込まれてある任務を命じられる。それは、100年前にヴィクター・フランケンシュタイン博士が遺し、まるで生者のように意思を持ち言葉を話す最初の屍者ザ・ワンを生み出す究極の技術が記されているという「ヴィクターの手記」の捜索。第一の手がかりは、アフガニスタン奥地。ロシア帝国軍の司祭にして天才的屍者技術者アレクセイ・カラマーゾフが突如新型の屍者とともにその地へ姿を消したという。彼が既に「手記」を入手し、新型の屍者による王国を築いているのだとしたら・・・?フライデーと共に海を渡るワトソン。しかしそれは、壮大な旅のはじまりにすぎなかった。イギリス、アフガニスタン、日本、アメリカ、そして最後に彼を待ちうける舞台は・・・? 魂の再生は可能なのか。死してなお、生き続ける技術とは。「ヴィクターの手記」をめぐるグレートゲームが始まる! ¥330 4 タイムトラベル少女〜マリ・ワカと8人の科学者たち〜 中学2年生の早瀬真理は、何事にも一生懸命で元気な女の子。 3年前に失踪した世界的科学者である父・永司からもらったペンダント・アーミラリーコンパスをいつも大切にしている。 ある時真理は、親友の水城和花の兄・旬の部屋で、かつて永司の研究室で見かけた本(『磁石と電気の発明発見物語』)を見つける。 真理は開いたその本からあふれたゆらぎに包まれて、タイムスリップしてしまうのだった。 アーミラリーコンパスが示すタイムスリップの先々で、真理は様々な科学者たちと出会い、和花や旬と共に行方不明の永司の足跡を追ってゆく。そこへ、同じく永司の行方を追っていた実業家・御影丞の動きが影を落とす。 現代での永司失踪をめぐるドラマが縦軸に、過去で真理たちと科学者が繰り広げる発明・発見に関わるドラマが横軸に展開され、それらが次第にシンクロして行く。 ¥220 無料あり 5 Dimension W 腕利きの“回収屋”マブチ・キョーマは、ある依頼の中で謎の少女・ミラと出会う。かつてコイル事故ですべてを失ったキョーマと自分の出生の秘密を探るミラは、共に「コイル」の真実を追うことになるが……。 ¥220 無料あり 除外キーワードで絞り込む を除く