1 アガサと深夜の殺人者 1940年、ロンドン。12冊のポワロシリーズを書いたアガサ・クリスティだったが、戦渦にあって生活は困窮していた。アガサはお金を得るべく、熱狂的なファンに最後のポワロ作品を売る決意をする。ある知人の協力を得て、ホテルで原稿の売買取引を始めた時、空襲警報が鳴り響き、アガサたちは他の客と共に警察官の指示で地下室に避難する。密室状態の中、アガサはバッグから原稿が消えていることに気づく。それを知った買い手は発作で亡くなるが、彼のポケットからは2万ポンドが消えていた。 ¥440 除外キーワードで絞り込む を除く