1 果てしなき情熱 引揚者の三木太郎は天涯孤独の作曲家で、薄汚いアパートの部屋と三文キャバレーだけが彼の世界であった。キャバレーの歌手・福子と給仕のしんはひそかに三木に恋心を抱いていたが、三木には小田切優子という信州の片田舎で出会った忘れられない人がいた。気持ちを紛らわすため酒に酔っていた三木は、道端で突然女の悲鳴を聞く。短刀を片手にした暴漢が女に迫っていたのだ。その様子を見て三木はびっくりした。その女とは、あの優子だったのだ・・・。 ¥330 2 銀座カンカン娘 友人のお秋とお春はそれぞれ画家と声楽家を目指し、隠遁落語家・新笑の家の二階を間借りして貧乏ながらも楽しく生活していた。新笑には武助という息子がおり、サラリーマンながら歌を趣味にしていたため、お秋と仲が良かった。ある日、お秋とお春はブラブラしてても階下の人たちに申し訳ないので職を探すことにする。お秋が武助の愛犬を連れて歩いていたところ、たまたま公園でロケ隊に出会い出演することになった。これを契機に同じエキストラをしていた白井哲夫と出会う。彼が毎晩銀座で艶歌師をしていると言ったため、三人は手を組み、銀座のキャバレー、ナイトクラブを次々と歌い回ることにした・・・。 ¥330 除外キーワードで絞り込む を除く 他の条件で探す 新着 ランキング 作品一覧 価格から探す 0〜99円 100〜299円 300〜399円 400〜699円 1000円〜