1 死刑にいたる病 ある大学生・雅也のもとに届いた一通の手紙。それは世間を震撼させた稀代の連続殺人鬼・榛村(はいむら)からだった。「罪は認めるが、最後の事件は冤罪だ。犯人が他にいることを証明してほしい」。過去に地元のパン屋で店主をしていた頃には信頼を寄せていた榛村(はいむら)の願いを聞き入れ、 事件を独自に調べ始めた雅也。しかし、そこには想像を超える残酷な事件の真相があった―。 ¥550 2 トジコメ 2人の子供の母親ジェシカは、祖母が遺してくれた家から引っ越す準備をしていた。薬物中毒のロブと決別し、子供たちを連れて新たな土地へと移り住むためだ。かつてはロブと共に薬に手を出していたジェシカだったが、治療を重ね禁断症状を克服しひとりで2人の子供を育てていた。出発の時間が近づいてくる中、ロブが居候先のサミーを連れて家にやって来る。目的はジェシカの祖母の遺産だったが、冷たくあしらわれたロブは、怒りを露わにして家の貯蔵庫にジェシカを閉じ込めてしまう。そこは、重いドアで閉じられ内側からは開かない密室だった。ドアの外で娘の叫び声が聞こえる。さらに、サミーは小児性犯罪者と噂されていた―。 ¥330