三度目の、正直 黒沢清監督『スパイの妻』(20)、濱口竜介監督『ハッピーアワー』(15)の共同脚本を担当した、野原位監督の劇場デビュー作。『ハッピーアワー』で物語を牽引する「純」を演じ、第 68 回ロカルノ国際映画祭最優秀女優賞受賞のひとりとなった川村りらが主演、子どもを育てたいと切に願いながら、どこか狂気を宿した女性を鮮烈に演じてみせた。また、神戸出身の孤高のラッパー・小林勝行が俳優に初挑戦。自身を投影した役柄で劇中でもライブを披露、無骨ながら生々しいその存在感も見どころのひとつだ。『ハッピーアワー』から7年、今回は監督を務めた野原位、そして主演だけでなく脚本にも参加した川村りらをはじめ、俳優・撮影・照明・録音の制作チームが再び神戸に結集。常に潜む心の機微を丹念に描く、もう一つの群像劇が誕生した。 ¥440 ドライブ・マイ・カー インターナショナル版 舞台俳優であり演出家の家福(かふく)は、愛する妻の音(おと)と満ち足りた日々を送っていた。しかし、音は秘密を残して突然この世からいなくなってしまう。2年後、広島での演劇祭に愛車で向かった家福は、ある過去を抱える寡黙な専属ドライバーのみさきと出会う。悲しみと“打ち明けられることのなかった秘密”に苛まれてきた家福は、みさきと過ごすなかであることに気づかされていく――。 ¥440 寝ても覚めても 違う名前、違うぬくもり、でも同じ顔。運命の人は二人いた。 ¥440 除外キーワードで絞り込む を除く