てんやわんや 宇和島市を題材にした『大番』と同じく愛媛県南予地方の人情、文化、方言などを詳しく知ることができ、この地方特有の「牛の突き合い」(闘牛)、「牛鬼」(お祭りの練り物)岩松川の大うなぎ(愛媛県の天然記念物)とっぽ話(ホラ話)や戦後すぐにおこった「南海大地震」などが興味深く紹介されている。主人公犬丸順吉(佐野周二)は、戦犯の容疑を恐れ、師事していた代議士鬼塚の郷里「相生町」(津島町がモデル)に疎開する。彼は鬼塚の紹介で「相生長者」の家に食客として住み着き、彼や彼の知人から厚遇される。饅頭食いの越智善助、うなぎ取りの名人田鍋拙雲、謄写版恋文三割歩留り多賀谷青年など、ユニークな人物が多く登場することで、戦後の荒廃した東京と、のんびりとした「相生町」の好対照が見事に描かれている。 ¥330 君から目が離せない 主演は、舞台を中心に活動をしている秋沢健太朗。ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー」やミュージカル「忍たま乱太郎」などで注目を集めつつあるが、まだまだ経験も浅い彼にとって本作は大抜擢となる。しかしながら、着実に前進をし続ける彼がみせる情熱は、本作の主人公が年上女性に一途に恋をする姿と重なり、初々しい。そして秋沢の得意ワールドである舞台の剣術シーンは迫力があり、見応えがある。ほか、共演には中村優一、根岸委衣も顔を揃えている。青春時代に誰しもが体験したであろう甘酸っぱい想いが描かれている。3つの季節の短編からなる抒情詩のような映画である。 ¥440 ずぶぬれて犬ころ その俳句と共にいきた稀有な人生を、生きづらさを感じながら生きる現代の中学生と重ね合わせて描いた『ずぶぬれて犬ころ』。人はどのように生き、そして去っていくのか。どの時代にも通づる普遍的なテーマが描かれている。 ¥440 昼も夜も 「黄泉がえり」「どろろ」「抱きしめたい」の塩田明彦。東日本大震災の後で制作した作品で、喪失感や希望といったものも描かれている。 ¥330 除外キーワードで絞り込む を除く 他の条件で探す 新着 ランキング 作品一覧 価格から探す 0〜99円 100〜299円 300〜399円 400〜699円 1000円〜