1 野獣の血 1993年、春。養護施設出身で札付きのワルだったヒスは、釜山港の外れの街クアムを牛耳るソンに拾われ、その右腕として一帯を仕切っていた。小さな海水浴場に観光ホテル、屋台に風俗店。こんな小さな港でも、その利権を狙う奴らがしのぎを削っていた。一方、クアムに目を付けたヨンド派は、ヒスと共に施設で過ごした親友チョルジンを使い、ヒスを懐柔しようとしていた。 ¥440 2 Made in Rooftop 口論からカッとなったハヌルは、恋人でゲイのジョンミンに心ない言葉を浴びせ、一方的に別れを切り出す。二人で飼っていた猫のアリをどちらが引き取るか決着がつかぬまま、怒りにまかせて部屋を飛び出したハヌル。しかし直後に就活の面接に行く準備をしなければならなかったことに気付き急いでアパートへと戻るも、ジョンミンはドアを開けようとしない。そんなハヌルに助け船を出したのは、同じアパートの屋上で気ままに暮らす、友人で人気インフルエンサーのボンシクだった。その後、ボンシクは同じサークルに所属するミンホという男性から、ボンシクの配信をいつも楽しみにしていると声をかけられ、彼が働くバーに誘われる。気を良くしたボンシクはその夜、ハヌルを誘いミンホのバーを訪れる。そんな中、ハヌルのスマホへ一通の通知が届く。“もしかして猫、好きですか?”と。見ず知らずのアカウントからだった。 ¥550 除外キーワードで絞り込む を除く