1 終わりが始まり 一流企業への就職を夢見て上京した柏木(根本正勝)はその夢と裏腹に、夜の世界にどっぷり浸かってしまい何を夢見ていたかも忘れる日々を送っていた、そんな中、病魔にも襲われこれまで生きてきた夜の世界から抜け出そうと決心する。夜の世界から抜け出そうとする柏木に近づいてくる視線、それは、柏木が起こした過去への落とし前をつけるものであった。夜の世界を生きた者だからこそ分かる。夜の世界からの終わり、、、、、。「終わりが始まり」 ¥550 2 転がるビー玉 再開発が進む、渋谷。その片隅にある古い家の床は少し傾いている。ここで共同生活する愛、瑞穂、恵梨香の三人は夢を追い求めながら、悩み、もがき、飲んで、愚痴って、笑っては、泣いた。彼女たちが手にいれたのは、<宝石>なんて眩しいものではなくて、どこかで紛れ込んだ一つの欠けた<ビー玉>だった。そんなある日、部屋の立ち退き勧告の通達が来る。街の再開発で家の取壊しが決定したのだ。これは、いずれ出て行かなくてはならないその部屋で三人が過ごした、ささやかな日常の物語。絶え間なく変化するこの街で埋もれてしまいがちな幸せは確かにそこにあった。 ¥440 除外キーワードで絞り込む を除く