1 舞台『薔薇王の葬列』 中世イングランド。白薔薇のヨーク家と赤薔薇のランカスター家による王座を巡る戦い―”薔薇戦争”。ヨーク家の三男として生を受けたリチャードは、同じ名を持つ父の愛を一身に受けるが、実の母セシリーには「悪魔の子」と呼ばれ蔑まれていた。戦乱の中、父・ヨーク公爵を王にすることを願うリチャードは、森で羊飼いの青年・ヘンリーと出会い、束の間の逢瀬に心を通わせる。互いの素性を知らぬ二人。しかしヘンリーの正体は、宿敵ランカスター家の王・ヘンリー六世その人であった。リチャードは運命の戦禍を必死に生き抜いていく。その身に宿す「男」と「女」、二つの存在に身を引き裂かれそうになりながら―。 ¥1,650 除外キーワードで絞り込む を除く