宮松と山下 宮松は端役専門のエキストラ俳優。来る日も来る日も、名もなき登場人物を生真面目に演じ、斬られ、射られ、撃たれ、画面の端に消えていく。真面目に殺され続ける宮松の生活は、派手さはないけれども慎ましく静かな日々。そんな宮松だが、実は彼には過去の記憶がなかった。なにが好きだったのか、どこで何をしていたのか、自分が何者だったのか。なにも思い出せない中、彼は毎日数ページだけ渡される「主人公ではない人生」を演じ続ける。ある日、宮松の元へある男が訪ねてくる……。 ¥440 どちらを 「どちらを選んだのかはわからないが、どちらかを選んだことははっきりしている。人生は、はっきりとした曖昧なわかりかたの連続で出来ている」 映画表現として、全く新しい発明に満ちた手法で紡がれるある母と子の物語を通して、手法を超えた「人生における決定的な瞬間」を描き、人間の選択の儚さをえぐりとるように描く、野心作。 ¥110 除外キーワードで絞り込む を除く