1 続 雷電 太郎吉は、おきんとの心中を決意するが、そこに現れた一介の幕府の役人ながら狂歌師として名高く大名たちにも一目置かれる太田蜀山人によって助けられる。おきんは本田中務大輔から蜀山人がもらい受けるが、太郎吉とおきんは改めて太郎吉が立派な関取になるまでは会わないという辛い誓いを立てる。太郎吉は、谷風部屋で白根山として一層稽古に励む。おきんと一緒に逃げた男が白根山と知った本多は、白根山と関ノ戸の対戦を本場所で組ませる。関ノ戸は、白根山との一番に向けて危険な頭突きの練習をしていた。 ¥330 2 雷電 貧しい農民の子・太郎吉は、浅間山の庄屋・上原家に奉公しながら相撲を学んでいた。ある日、馬の世話をしていると浅間山が噴火し、逃げ出した馬を追いかけていると助けを求めていたおきんに出会い、上原家の納屋に一晩泊めることにした。そんな折、農民一揆が起こり、上原の家にもその暴動が迫ってきた。地方巡業で上原の家にいた浦風部屋の江戸嵐と太郎吉の二人で暴動に立ち向かうと、群衆の中に太郎吉の父親の姿を見つける。農民同士の戦いに嫌気がさした太郎吉は、脅されて仲間にさせられた父親を背負い、乱闘から脱出し、実家に戻ろうとするが、江戸の大名屋敷へ奉公に出ることになったおきんに再会し、自分も浦風親方たちと江戸へ行く。 ¥330 除外キーワードで絞り込む を除く