1 ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい “恋愛を楽しめないの、僕だけ?” ―京都のとある大学の「ぬいぐるみサークル」を舞台に、“男らしさ”“女らしさ”のノリが苦手な大学生・七森、七森と心を通わす麦戸、そして彼らを取り巻く人びとを描く。 ¥440 2 階段の先には踊り場がある ダンサーを目指し芸大の舞踊科に通うゆっこは、同じ大学の演劇科に通う元カレの先輩と別れた後も同棲を続けている。お互いを応援する“いいパートナー”だと呼び合うが、最近は夢をかけた留学、そして先輩と急接近する友人・多部ちゃんの存在が気に掛かる。一方、社会人の滝は平穏な日々を送っているが、長年交際している港から結婚を意識させられ困惑していた。将来が見えない滝は、大学生のときに味わったある挫折を今も引きずっていたのだ。望まない方向に動きだす日々の先で、彼らは何を語り合うのか――。 ¥440 3 きみは愛せ リサイクルショップで働く無欲な男・慎⼀(海上学彦)は、雀荘で働く同居人の朋希(細川岳)の妹・凛(兎丸愛美)にひそかに思いを寄せている。凛はスナックで働きながら好きな⼈を待つ毎⽇を過ごしている。凛の好きな人は朋希の恩人でもある雀荘のマスターで街の有力者・・・。都会から離れた⼩さな町で、何となく満たされて、どこか物⾜りない毎⽇を平和に過ごしている3⼈。傷つくこ とを恐れる彼らの⽣活は、ある出来事をきっかけに予想もしていなかった結末を迎えることになる。痛くて、儚くて 、もどかしい彼らの⻘春の最終章がはじまる。 ¥440 4 ヴァニタス 大学に入学した柴原は、伊藤、橘、永井という3人の男子生徒と体育館で出会い、友人になる。学校では一緒にいる4人だが、それ以外の関わりはなく、普段何をしているかはお互いに知らない。生活のため続けるバイト、怪しげな先輩を介した怪しげな仕事、誰にも言えない心の悩み。知ろうとする度に、深まっていく溝。学生生活の終わりに、彼らを待ち受けているものとはー。 ¥440 5 佐々木、イン、マイマイン 悠二は、俳優になるために上京したものの、鳴かず飛ばずの日々を送っている。別れた彼女のユキとの同棲生活も未だに続き、彼女との終わりも受け入れられない。そんなある日、高校の同級生・多田と再会した悠二 は、高校時代に絶対的な存在だった “佐々木”との日々を思い起こす。 常に周りを巻き込みながら、爆発的な生命力で周囲を魅了していく佐々木。だが佐々木の身に降りかかる“ある出来事”をきっかけに、保たれていた友情がしだいに崩れはじめる。 ¥440 除外キーワードで絞り込む を除く