1 線は、僕を描く 大学生の青山霜介はアルバイト先の絵画展設営現場で運命の出会いを果たす。白と黒だけで表現された【水墨画】が霜介の目に色鮮やかに拡がる。過去の深い悲しみに囚われていた霜介の世界が、変わりはじめる。「線」のみで描かれる、その芸術が描くのは「命」。巨匠・篠田湖山に声を掛けられ、弟子となった霜介は、初めての【水墨画】に戸惑いながらもその世界に魅了されていく――そして、彼の止まっていた時間が動き出す。これは、喪失と再生の物語。 ¥440 2 よあけの焚き火 冬、父と息子は二人きりで山の稽古場へ向かう。六五〇年の伝統をもつ狂言方の家に生まれた大藏基誠は、少年時代に父や兄と訪れていたこの場所に、十歳になる息子・康誠を初めて連れてきた。基誠は幼い頃を思い出しながら、父が自分にしたように、康誠に稽古場の掃除から手ほどきをする。しかし康誠は、ふだんより厳しさを増して接する父に戸惑い、稽古を投げ出しそうになる。基誠も自分のやりかたに、どこかもどかしさを感じ始める。そんなある日、近くに住む老人・宮下と、その孫・咲子が訪ねてくる。数年前、災害で両親を亡くした咲子は、父親の故郷であるこの地に身を寄せている。狂言の厳しく真剣な稽古を目にした咲子は、自分より幼い康誠が懸命に稽古する光景に目を奪われる。 ¥440 3 もち 日本に古くから伝わる「もち」の文化をモチーフにみずみずしい物語を紡いだのは、多くのCM、MV、ショートフィルムのほか、蒼井優主演の映画『たまたま』(2011)を監督するなど、幅広く活躍する映像ディレクターの小松真弓。小松監督が一関を訪ね、多くの人々と対話をするところからこの映画は始まった。このまちだけでなく、日本の至る所で失われていく文化、伝統、人と人のつながりを残そうとする人々の思いや姿に触れ、オリジナルのストーリーが構想されていった。そして、そこで出会った少女・ユナ(佐藤由奈)。彼女は実際に閉校になる中学校の3年生。彼女たちの中学生活最後の一年を追いながら、感情をできるだけありのままに映し出すために、限りなくノンフィクションに近いフィクションという手法を選択。実在する人物たちが自らの追体験を演じる姿に青春のドラマでありながらドキュメンタリーさながらに彼らの息遣いが感じられ、悲しみも喜びも真に迫る、稀有な映画を完成させた。 ¥440 4 めぐる 「2、30センチの小さな布ですよ。あれどこだったのかなぁ…」正倉院かどこかの博物館で見かけた小さな布との出会い。それは、「木版染め」といって、あまりの手間から皆が手放した「最古の型染め技法」でした。以来、その魅力にとりつかれた職人は、数十年の中で技術を確立させ、今日もまた無地の反物を前に、一押し一押し版木で地道に染め重ねていきます。それはまるで、それまでの人生を映し出すかの様な作業。そしていつしか無数の桜の花びらをまとった反物は、一気に着物へと仕立てられていくのでした。 ¥330 5 えんこえれじー 浅草哀歌 祭りの街、娘たちの街 懐かしさと新しさが香る「浅草」―。この街でいまを生きる娘たちを追いかけた、元気が出る人情噺の三本立て!! ¥440 6 二郎は鮨の夢を見る 世界の食通をうならせる鮨屋「すきやばし二郎」の店主・小野二郎の人生哲学に迫る傑作ドキュメンタリー。 ¥330 除外キーワードで絞り込む を除く 他の条件で探す 新着 ランキング 作品一覧 価格から探す 0〜99円 100〜299円 300〜399円 400〜699円 1000円〜