1 カザフスタン・ソルジャーズ カザフスタン軍に入隊した、新兵のアザマットたち。厳しい訓練の後、彼らは平和維持大隊“カズバット”に志願する。任務は、タジキスタン・アフガニスタン国境の警備。その山岳地帯は国際紛争に加え、麻薬の密輸ルートで、武装勢力との戦闘が続く危険な最前線だった。極限の緊張感に満ちた日々。兵士たちの神経は消耗してゆく。そして1995年4月7日、アザマットたちの第7中隊はプシハブル渓谷で敵の待ち伏せ攻撃に遭遇。激戦の果て、部隊は全滅の危機に陥るが……。 ¥330 2 国境の夜想曲 9・11米同時多発テロやアラブの春、そしてアメリカのアフガニスタンからの撤退。さまざまな情勢によって巻き起こる侵略、圧政、テロリズムなどにより、多くの人々が犠牲となり、数多の痛みに満ちた土地を、ロージ監督は通訳も伴わずにひとりで旅をし、土地に残された母親や子ども、若者たちの声に耳を傾ける。母親たちの哀悼、子どもたちの抱える癒えない痛み、精神病院の患者たちによる政治の無意味さについての演劇など、ロージ監督が旅の中で見聞きしたものを通し、暗闇の中に一条の希望を見いだし生きようとする者たちの姿を浮かび上がらせる。 ¥440 3 イースタン・フロント 東部戦線からの脱出 第二次大戦末期の東部戦線、ロシア軍の反撃によりドイツ国防軍の兵士たちは次第に追いやられていく。長年の喪失感により戦争に幻滅したドイツ軍ブラント少尉は負傷兵を救うため、看護婦であるロシア人女性のニーナとローザを捕虜にとる。ニーナとローザを介抱しながらも、隙を見てドイツ軍から逃げる機会を窺うのだった。戦争の厳しい現実に直面することを余儀なくされた彼らの決断は、各々が想像もしなかった運命を辿る…。 ¥440 4 AK‐47 最強の銃誕生の秘密 戦車担当の兵士、カラシニコフは1941年、独ソ戦の前線で重傷を負い、前線から引き戻されてしまう。入院中、カラシニコフは自身の前線での経験や、同じく前線で活躍していた兵士たちの声を聞くにつれ、国を守り、戦争に勝利するためには優れた自動火器が必要だと考えるようになる。元々幼少の頃から何かを作ることが好きであったカラシニコフは独学で銃器設計を学び、やがて伝説となる武器の最初のスケッチを描く。その武器こそが世界で最も有名なアサルトライフル、AK-47であった。 ¥440