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日本橋

G

女を描いて日本文学史上最高の名作を、日本映画界最高のスタッフで描く!

日本橋元大工町の辺りの清葉とお孝という美しい二人の芸者が、意地と純情で競い合っていた。二人に溺れ、捨てられた男は数知れず。そのなかに赤熊という大男は全てを失いながらなお、お孝を求めて界隈をさまよい歩いていた。ある日、行方知れずの姉を捜し求める医学生・葛木は、姉と生き写しの清葉を知り、死ぬほどの慕わしさを打ち明けるが…。

詳細情報

音声言語
日本語
制作年
1956
制作国
日本
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公開開始日
2015-11-20 15:00:00
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日本橋の評価・レビュー

3.6
観た人
228
観たい人
164
  • 4.3

    砂場さん2021/06/17 18:40

    淀川先生は手厳しいが、怪奇ものとしてかなり良い!
    まずはあらすじから

    ーーーあらすじーーー
    ■暗い路地、、、出た、、お若さんの幽霊よ、そんな曰く付きの場所に稲葉家の芸者お孝(淡島千景)は移転してきた、お千世(若尾文子)たち芸妓を連れて
    ■動物の毛をすっぽり被った熊のような大男、五十嵐伝吉(柳永二郎)
    お孝と寄りを戻したいが、お孝はバッサリ断る
    ■たまたま同じ席になったお孝と清葉、お孝はライバル心がありネチネチと
    ■医学生、葛木晋三(品川隆二)、清葉(山本富士子)のところに5年は通っていた、意を決して姉のことを話す。父母亡き後姉が自分と妹を養ってくれた、好きでもない旦那の妾になり自分を学校に行かせてくれた、
    姉は自信を恥じており行方不明であってくれない、その姉にあなたは
    そっくりだ結婚してくれ。
    清葉は芸者とはいえ旦那も子供もある身、断ると葛木は今夜が最後と
    ■橋の上から姉の思い出、サザエと蛤を川に投げ込むと巡査が見て
    職務質問。姉の嬰児を捨てたのでは?と尋問で困っているが、お孝が機転を利かせその場をしのぐ
    お孝は葛木が清葉に振られたことを知っている、清葉へのライバル心から葛木と男女の仲になる。
    ■熊は妻に死なれ家業も潰れ、赤子に飲ます乳もなく血を飲まして
    結局清葉の家の前に捨て子、清葉は我が子のように可愛がって育てる
    熊は短刀で葛木を脅しお孝と別れてくれというが、女に行ってくれと
    にべもない。
    ■葛木はお孝との関係に限界で巡礼に、すると残されたお孝は気が狂う
    お孝が欲しいというので飴を買ったお千世を遊女だとからかう近所のガキ
    僧侶が現れ飴を地面に撒くと群がる子供たち、その間に逃げるお千世
    そこに清葉が、すっかり稲葉家も寂れ、気が狂ったお孝を意地悪な婆さんが面倒見る、お千世は婆さんに虐げられている
    清葉は、お千世の辛さを知る


    <💢以下ネタバレあり💢>
    ■清葉の家が火事だ、、娘も無事だ、箪笥などは運び出し、しかし坊やが、
    パニックになる清葉だが、熊が坊やを助け出していた
    命を救ったのだから今なら人を殺せると熊はお孝を殺しにいく
    短刀で突き刺すとそれはお孝の着物を着たお千世、観念した熊の前にお孝が立ち、日本刀で熊の口を後ろに貫通
    食い止めようとした葛木だが、熊は死んだ。
    ■お孝は毒をあおった、死に際に清葉に遺言、稲葉家を頼みます
    お千世は脈があり警察が病院に運ぶ
    清葉に別れを告げにきた葛木、仏門に入ると告げる。
    ーーーあらすじ終わりーーー


    🎥🎥🎥
    泉鏡花の傑作『日本橋』は溝口健二も映画化している。残念ながらフィルム消失で今見ることはできないが、淀川長治が溝口の『日本橋』を若い頃
    見ていて市川崑版と比べて語った貴重な映像がyoutubeにアップされていた。淀川長治としては溝口版は120点、市川版は30点とのことで特に溝口の梅村蓉子が最高であって、山本富士子のイメージではないというもの。
    (梅村蓉子と比べるなら同じお孝の淡島千景だと思うが、、、)

    1929年の溝口『日本橋』公開時、淀川長治20歳、泉鏡花56歳でみんな同時代人なのであって泉鏡花の奥さんは元芸者だし、溝口の映画とは強くムードの共有があったのは間違いなく
    それを感じた淀川さんの点数はきっと正しいのだろう。

    ちなみにこのとき市川崑14歳、1956年『日本橋』を撮った時は日本橋の芸者文化も昔のものになっていただろうし、それを観ている現代の我々からすると相当縁のない世界だ。
    昔を知らない自分の視点で言うと、市川崑版はかなり好きな映画であり良作と感じた。

    まず泉鏡花の超個性的な文体は当然そのまま映画にできないので、思い切って怪奇幻想的なムードを強く押し出した点は良いと思う。
    後の『犬神家の一族』に繋がるような怪奇幻想的趣味全開なのだ。
    その分かなり俗っぽい印象になったのは否定できない。ただ、泉鏡花の原作をまともに映画にしようとしたら事故る。
    例えば原作では可憐なお千世の説明などはこうだ

    盛の牡丹の妙齢ながら、島田髷の縺れに影が映す……肩揚を除ったばかりらしい、姿も大柄に見えるほど、荒い絣の、いささか身幅も広いのに、黒繻子の襟の掛った縞御召の一枚着、友染の前垂、同一で青い帯。緋鹿子の背負上した、それしゃと見えるが仇気ない娘風俗、

    と言う具合なのでこれを妙に文芸的に合わせにいくのは無理だろう。
    怪奇幻想的な部分を強めたのは正解だと思う。お孝の幽霊のようなメイク、熊の造形、蛆虫を食べる、とかとかかなりおどろおどろしい。
    泉鏡花自身が当時の自然主義文学の流れに乗らず、怪奇幻想趣味の独自の世界を構築したのであるから、市川崑のアプローチは良かったのだと思う。
    あまり肩肘張らず『犬神家の一族』みたいなノリで見るといいのではないか
    そういえば泉鏡花には『斧琴菊』(よきこときく)と言う小説があり、これって『犬神家の一族』の連続殺人のキーワードだった

    淡島千景、山本富士子、若尾文子の三人も本当に美しい!
    細い路地の雰囲気もいいし、最後の火事もかなり迫力がある!

  • 2.8

    Jasminneさん2021/06/06 23:23

    扱いに困る作品。絵は綺麗なのに人間関係が現代の感覚で見てしまうのでどうしても苦しさばかりが募る。

    130

  • 1.5

    Rさん2021/05/23 23:11

    監督が市川崑、脚色が和田夏十。出演者も、淡島千景、山本富士子、若尾文子、(市川崑監督作品常連の)船越英二などと豪華で、大映カラー映像も綺麗なのだが、物語が自分には合わなかった。
    「昭和31年度芸術祭参加作品」というのは、泉鏡花原作という文学的雰囲気と綺麗なカラー映像によるものだったのだろうか?
    特殊撮影=的場徹がクレジットされているが、「ウルトラQ」・「ウルトラマン」・「ウルトラセブン」・「怪奇大作戦」などのように特撮が前面に出るものではなく、さりげない合成の作画などのリアルな映像作りに徹したようであった。

    旧年作品なので、差別用語も発せられるが、とりわけ印象的だったのは、気が狂った淡島千景が窓から火事を見て「まあ、きれいに花が咲いたこと」とつぶやく場面。「怪奇大作戦」の24話「狂鬼人間」のラストシーンを思い出した。

  • −−

    こんゆきさん2021/05/18 20:55

    原作の泉鏡花は、明治〜昭和時代に活躍した小説家。小村雪岱をきっかけに知り、ずっと気になっていた作品。
    「日本橋」は泉鏡花の代表作のひとつでもあり、小村雪岱が初めて装丁を手掛けた本とのことですが、清爽な本の表紙からは想像し難いくらいの、芸鼓二人によるドロドロとした恋愛物語でした。

    文学作品としての正しい見方は置いておいて、夢見がちなおじさんたちの恋愛にめっちゃ嫌気がさしました。お孝のとった行動には共感しかないし、清葉にも同情する、、!

    淡島千景と山本富士子はどちらも本当に美しかった。淡島千景は、ただ立っているだけで全てを表現する凄さがありました。

  • 3.8

    たくさん2021/04/17 15:16

    泉鏡花原作の戯曲の市川崑監督による二度目の映画化。
    日本橋を舞台に芸者の意地の張り合いと色恋沙汰が繰り広げられて、美しい映像と情緒あふれるBGMが濃厚な味わいだった。

    何といっても淡島千景演ずるお孝の魅力が抜群。冒頭の朝帰りから気性の激しさの中に女の色気を自然に感じさせるのが上手く、後半で先生に惚れてからのしおらしさとのギャップが素晴らしいし、全編通して所作が美しくて見とれた。母親役の浦辺粂子がまた良くて、見事な手つきでお孝の着物の帯を巻きながら会話するシーンは目が釘付けになったね。

    お孝にまとわりつく熊の皮をかぶった伝吉の異様な執念がなんとも不気味。もう頭がおかしいとしか思えないんだけど、彼と正反対のキャラで学問を修めて医学士となった葛木も姉の犠牲の上で成り立ってるし、それぞれの登場人物が人間の業を象徴する存在なんだと思った。火事のシーンはちょっと「ミナリ」を連想。
    冒頭で登場する亡霊が館に憑りついて、関わる人間の運命を狂わせていく話とも思えたね。

    デビュー間もない川口浩が悪ガキ集団の一人として登場するのはびっくり。若尾文子もまだまだ幼くて、お付きの役にぴったりだった。

  • 4.0

    yyyさん2021/04/08 23:54

    原作を読む前に。

    あー引き込まれた。

    泉鏡花的な湿度高めじめじめのスプーキーネスが満開で、とても楽しめました。

    高校生以来、すごく好き。

    そして、どこで止めても絵になります。

    クマがすごい存在感で、
    今はいないけど、一昔前はこのなんというか雰囲気のあるヤバい人っていうのがいたのだろうと推測させられるほどの存在感。

    溝口版はもう見れないのかー。

  • 4.0

    ENDOさん2021/01/01 14:49

    お富士さんの生まれ持った恒星としての求心的魅力に引き寄せられるも接触できないまま悶々としていると千景さんにズルズルに堕落させられる構成が凄まじい。熊に湧いた蛆を有り難がってスナック感覚で食べる分別ある柳栄二郎の石橋を壊さんばかりのゴツゴツとした土下座に当てられて身を引く品川隆二。彼もまた姉に生写しのお富士さんと世帯を持ちたいという近親相姦+『めまい』的倒錯に煩悶して出家。思ひ人に去られ白痴となった千景のせいで家は没落し性悪BBAに住み込まれいじめ抜かれる幼気な若尾文子が誤刺される呆気なさ。狂ったままで鳥居の暗がりで顔面を串刺しするあの素晴らしい切れ味で満腹を超えて吐きそうになります!

  • 3.5

    あしからずさん2020/12/23 23:38

    濃い素材にさらにめんつゆを原液でかけたような仕上がり。芸者の執念の恋を描いた泉鏡花の幽玄さと市川崑の犬神家の片鱗を思わせるサスペンス的な力強い画作り&くどい演出があまりに拮抗し合っていた。溝口版がどんな感じか気になる。
    メインが淡路千景、山本富士子、若尾文子と存在感の塊みたいな3人だから余計に(クローズアップの多さ!)。まずシネスコならもう少し違ってたのかも。
    ただ淡路千景の恐ろしいほどの美しさや闇に浮かぶ白塗りは物語を加速してたし若い舞妓あややはホントかわいい。あややイジメる子の中にやたらでかい奴いるなと思ったら川口浩でわらった。
    恋情と狂気を孕んだ細い路地の異様さはさすが。濡れたような日本橋のセットは舞台的ながら路面電車など再現性は見応えがあった。

  • 3.9

    山猫舎さん2020/09/19 20:08

    泉鏡花の美学

    淡島千景が実に美しい
    うら若い若尾文子も花のよう、この頃から深い発声がとても良い
    品川隆二がイケメン

  • 2.2

    mamさん2020/09/08 15:09

    あでやかなお着物と、艶のある所作が美しい日本橋の芸者たち。

    淡島千景と山本富士子の香り立つような美しさ。まだ幼さの残る愛くるしい若尾文子もたまりません。

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    ※ニックネームに(エンタメナビ)の表示があるレビューは、2016年11月30日までに「楽天エンタメナビ」に投稿されたものを掲載しております。

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