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わたしたちに許された特別な時間の終わり
G「映画を完成させてね、できればハッピーエンドで」 それが友人の最後の言葉だった---。
2010年12月、かけだしの映画監督の太田は、ひとりの友人を自殺で亡くした。
彼の名は増田壮太。かねてより壮太とバンド仲間の冨永蔵人を撮影していた太田にとって、そのショックは大きかった。10代のバンドコンテストで優勝するほど音楽の才能に恵まれ「ミュージシャンになる」という強い夢を持っていた壮太がなぜ--。
一方、壮太に誘われバンドを組んでいたものの、何がやりたいのか自分でもわかっていなかった蔵人は、徐々に壮太と袂を分かち、就職することで自分の居場所を見つけはじめる…。
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285
719
-
3.8
小説から引用されたタイトルが良い
フィクション部分は必要か不要かなんてそういう議論はどうでもよくて、ただ「友人の自殺」への向き合い方がこうだったんじゃないかと思う
2021.#24 -
2.5
壮太さんや蔵人さんじゃなくて、吉田監督自身のドキュメント映画だったんだな って‥‥
コメントが出てこない映画 -
−−
『監督失格』ですら映さなかった死体が映される。なんともあっけらかんとわかりやすく終わるなとおもったらそこは賛否両論あるみたいで安心した。
http://webneo.org/archives/27605/3
「死にたい」が認識できないsiriのシーンはなんともグロテスクでよかった。もう今のSiriなら的確に一語で理解できるだろうし、なんとなくギリゼロ年代の空気を纏っていたこの時代の映画らしい。元タイトルのチェルフィッチュに仁義切ってるのかとおもったら団員なのね。
全然うまくいってる映画じゃないけれど古くは『真夜中のカーボーイ』とかから『ドコニモイケナイ』が描いてた地元から出てきた若者が何者にもなれずに貧困になってく映画。記号化される以前のナマのオトナがたくさん出てきて素晴らしい。映画としては何一つ撮れてないかも、と思っていたけれど撮影の揉め具合、それっぽすぎて吐きそうになった(でもそこすらもフィクションパート)。
「パソコンをMacに買い直せ、そしたらお前はもっと人に信用される」 -
−−
他人が他人の死のサイズや価値を測ろうとすることのエゴと間違いについて。性善説ならぬ善生説と言えばいいのか生きてることが必ず是とされる世界の臨界点。死を選ぶことを肯定はしないけど生も死も自分で選ぶ事の何を悪とするのかを宗教と倫理を抜いて教えて欲しい。
-
4.7
No.2804
何でしょうね。
こういうタイプの映画に関しては、何を言っていいかわからない・・・。
前から見たいリストに入れてあったものの、見るタイミングを逃していたんですが、
三浦春馬さんの件があって、私も一ファンとして一時かなり落ち込んでいたので、今はまだ見る時期じゃないかな、と思っていました。
でも、だからこそ、あえて、こういう時期に見てみようと。
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たくさん考えるべき点があり、監督自身の苦悩も見えてきて、大変な力作です。
ドキュメントパートとフィクションパートが交互に展開され、そのうち、ドキュメントパートのほうにフィクションが混ざっているように見えてきたり、
フィクションパートの中に、さらにフィクションが入ってきたりと(ラストの屋上のパートね)と、
作り方もいい意味でややこしくて私はこれはこれでいいと思いました。
それにしても、残されたご両親の言葉の一つ一つが、あまりにも重い・・・。
私も知り合いを自殺で失くしています。
彼のLINEはいまだに削除することができません。
また、学生時代、一番かわいがってくれた大好きだった先輩を、病気で突然失ってもいます。あまりにも突然に。
肉親も何人も見送ってきました。
そういう、「残された者」としての自分を自覚しながらこの映画を見ると、
「なぜ、親や周りの人間は、気づいてあげられなかったんだ」「自殺を止められなかったんだ」
なんて、言えなくなりますよ。
そんなことを言う権利は、誰にもない。
ご両親は、あからさまには仰られていなかったけれど、
恐らく息子さんの死後、周りから、このようにとやかく言われたんだろうなぁ、と思うと、
悲しみと同時に、怒りが湧いてくる。
この映画の凄い所は、亡くなった増田さんの「嫌な部分」までちゃんと捉えている。
見始めは、ああ、音楽の才能がありそうなのに、社会に適合できなかったんだなぁ、と思いながら見てましたが、
蔵人さんへのきつい当たり方や、太田監督への"脅迫に近い行動"を見ているうちに(これが、フィクションではないと仮定して)、
おやおや、というか、もやもやっとしてきます。
しかも、ある意味じゃ増田さんの被害者の一人だったはずの蔵人さんが、いつも明るくてニコニコしているだけに、
その対比がとても切ない。
ほんわかした見た目とは違い、とてもクレバーだと思われる蔵人さん。
モラトリアムの本質に先に気づいたのも彼でした。
増田さんは、正直、気づくのが遅かった・・。
-
4.1
初めて下北沢に行ったとき、古着屋でチラシをもらってこの作品を知った。
ポレポレの垂れ幕を総武線のホームから何度も観たのに、観に行く勇気がなく、6年経過して漸く観ることができた。
この作品を知ってから、自殺について考えるようになった。
増田壮太さんの音楽は本当に素晴らしい。 -
3.6
死。をとらまえようとすること。
その理不尽さに抗おうとすること。
その為に必要な在り方を探ること。
ただ有りのままを映し出すこと。
時間を遡ること。
故人だと分かっているが故にその葛藤や矛盾に思いを馳せてみたりしたけど、それも無意味なことのようで。
蔵人さん、すてき。
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−−
いきなりCD渡してカンパくれってやってたのは、自分は音楽でしか生きれない、音楽で食えなかったらおそらく死ぬしかないって分かってたからだろうなあ...。文字通り命かけて音楽やってる人間と趣味で楽しく音楽やってる人間がこんなに違う表情するんだと見せつけられた。
「子が親より先に旅立ってしまうことをどこかで覚悟しながら生活していた」お母さん、すごいな。 -
3.8
自殺したミュージシャン志望の友人の生前の姿を収めたドキュメンタリー。
モラトリアム期の良い感じの自意識の垂れ流し具合と挫折とが、かなり克明かつ赤裸々に記録されてます。
市民ホール的な所で演奏する蔵人君の前衛音楽みたいなのカッコいいです。
終盤に挟まれるフェイクドキュメンタリー部分は要らんて。 -
5.0
増田くん、あれほど素を晒け出せる友達が居て羨ましいと思ったけど。
重いテーマだけど、後味はそんなに悪くない。
こんな状況の映像はまず観られないんじゃないかな、協力したご両親も凄い。
(Filmarksへ)