どんぐりの女たち

元宝塚の緒月遠麻　映像初主演作品！！どんぐりのように比べ合う女だらけの短編ドラマ

とある携帯ショップの控え室。
そこで長めの休憩をとっている派遣社員・大澤さん（緒月遠麻）は、婚期も逃したアラフォー女性。職場で、もはやお局的な存在であった。
やがて少し遅れて休憩しにやってくる中堅販売員の浅野（多田愛佳）。
大澤は、浅野のことを唯一の可愛い後輩だと慕っていた。つい昨日も、年下正社員の篠崎（松田彩希）に仕事のダメだしをされたばかりだったが、浅野だけは、年上の自分に敬意を払ってくれたからだ。
やがて、二人のおしゃべり中（ほぼ大澤の過去の自慢話だが）にやってきた若いキャンペーンガール３人組【星川（山本成美）、水嶋（十枝梨菜）、若菜（西川美咲）】たちを引き合いに、「私もかつてはあんな風に大人に媚び売ってたな」などと過去話が加速する大澤劇場。続く果てしない過去の自分の武勇伝、および、いかにして自分が今この地位にあるかを語る大澤のことをよいしょする見事な浅野。
やがてそんな中、次に現れたのは、片腕骨折中の雨宮（西園みすず）。
彼女はまだ新人で、頑張りすぎて仕事中に骨折する事態を巻き起こすような人物だが、彼女もまた過去にイチモツを持ってる一人のようだ。
そして最後にその休憩室にやってきたのは、大澤の天敵・正社員篠崎。仕事ができない大澤をやたらと目の敵にする彼女は、その休憩室でも大澤を休憩させないほどの威圧感。
四人の女子たちの“どんぐりの背比べ”のような闘いによって交錯する人間関係、浮き彫りになる過去、さらけ出す本性・・。
その控え室は、徐々に修羅場へと化していく・・