HOKUSAI 腕はいいが、食うことすらままならない生活を送っていた北斎に、ある日、人気浮世絵版元(プロデューサー)蔦屋重三郎が目を付ける。しかし絵を描くことの本質を捉えられていない北斎はなかなか重三郎から認められない。さらには歌麿や写楽などライバル達にも完璧に打ちのめされ、先を越されてしまう。“俺はなぜ絵を描いているんだ?何を描きたいんだ?”もがき苦しみ、生死の境まで行き着き、大自然の中で気づいた本当の自分らしさ。北斎は重三郎の後押しによって、遂に唯一無二の独創性を手にするのであった。ある日、北斎は戯作者・柳亭種彦に運命的な出会いを果たす。武士でありながらご禁制の戯作を生み出し続ける種彦に共鳴し、二人は良きパートナーとなっていく。70歳を迎えたある日、北斎は脳卒中で倒れ、命は助かったものの肝心の右手に痺れが残る。それでも、北斎は立ち止まらず、旅に出て冨嶽三十六景を描き上げるのだった。 ¥440 山の音 川端康成が戦後最初に発表した小説を成瀬巳喜男が映画化。鎌倉のとある中流家庭を舞台に、老境に入った男が、同居する若く美しい息子の嫁に抱く複雑な感情を描いている。信吾は息子夫婦と同居しているが、息子には愛人がいて、妻を省みようとしない。やさしい嫁を不憫に思う義父は、夫婦の関係を何とか修復しようと誠意を尽くすが、やがて義父は嫁から夫と別れると打ち明けられる・・・。人妻役の原節子の存在感が絶品。 ¥330 憧れのハワイ航路 岡田秋夫と山口五郎は同じ学校の出身で、今でも「うきよ」という小さな飲み屋の二階に一緒に下宿していた。二人とも貧乏暮らしで、岡田は夜間中学の英語教師で、山口は画を描いているが、何かにつけて助け合っていた。岡田は音楽に関心を持って暇さえあれば歌を歌っていたが、そんな彼はハワイで生まれて、母が死んでから父を残して日本の学校で青少年時代を過ごしたが、戦争のため父親の消息はわからなくなり、その面影を懐かしみながら、ハワイ時代の思い出に浸っていた。「うきよ」の女将・みきは初婚に失敗し、二人の子供を残して家出をし、現在の亭主・松吉と連れ添っていた。みきが子どものことを忘れられずにいると、偶然に岡田が花売りの娘を救う。その娘・君子こそみきの子どもであった・・・。 ¥330 除外キーワードで絞り込む を除く 他の条件で探す 新着 ランキング 作品一覧 価格から探す 0〜99円 100〜299円 300〜399円 400〜699円 1000円〜