1 ポルノグラフィックな関係 雑誌の募集広告で知り合った男と女。お互いの名すら告げない条件で、毎週木曜にいつものカフェで待ち合わせ、いつものホテルの一室で肉体関係を持つ。彼らはそれを『ポルノグラフィックな関係』と名付けた。しかし、それぞれの感情が肉体だけの快楽では満たされなくなったことから、ふたりの関係に変化が生まれて・・・ ¥330 2 サン・セバスチャンへ、ようこそ ニューヨークの大学の映画学を専門とする教授で、売れない作家のモート・リフキンは、有名なフランス人監督フィリップの広報を担当している妻のスーに同行して、サン・セバスチャン映画祭にやってくる。リフキンはいつも楽しそうな妻とフィリップの浮気を疑っているが、そんな彼が街を歩くと、フェデリコ・フェリーニ監督の「8 1/2」の世界が突然目の前に現れる。 ¥440 3 パリの調香師 しあわせの香りを探して アンヌは、かつてディオールの香水“ジャドール”をはじめ数々の名作を作った天才調香師。しかし4年前、仕事のプレッシャーと忙しさで、突如、嗅覚障害になり地位も名声も失ってしまった。嗅覚が戻った現在はエージェントから紹介される企業や役所の地味な仕事だけを受け、他人と関りを持たず、パリの高級アパルトマンでひっそりと暮らしていた。そんな彼女に運転手として雇われたギヨーム。不器用だが人の良いギヨームは娘の共同親権を得るため、新しい住まいや仕事が欲しい。気難しいアンヌに戸惑いながらも、唯一率直にものを言うギヨームは気に入られ、少しずつアンヌの閉じていた心も開かれていく。ギヨームにも匂いを嗅ぎ分ける才能があることに気付き、ふたりは衝突しながらも協力して仕事をこなしていくように。やがてアンヌは再び香水を作りたいという思いを強くするが、突然また嗅覚を失ってしまう・・・ ¥440 4 幸福なラザロ その人は疑わない、怒らない、欲しがらない。ただ、人にそっと寄り添うことができるだけ。人は愚か者と呼ぶのかもしれない。これはそんな人の物語。 ¥330 除外キーワードで絞り込む を除く